たくさんの服を買うよりも、愛着のある服を長く、何度も着たい。おしゃれ観がそんなふうに変わってきた今、知りたいのは、厳選したワードローブを飽きずに着倒すためのヒントとアイディア。最少7枚で作る組み合わせをベースにした着回しの“実用書”がここに完成!
1.マンネリではなく愛着で。選び抜いた7枚の手持ち服
A. タートルニット
一枚で着れば正統派のレディになれて、重ね着を楽しみたいこの冬は名脇役としても活躍。つまり2枚分の価値がある。¥2990/ユニクロ
B. モヘアカーディガン
季節感と存在感のあるふわふわニットはボタンの開閉で表情が変わるカーデタイプを。¥46200/スタニングルアー 新宿店(スタニングルアー)
C. クルーネックニット
まさに“永遠に着られる”シンプルなニットは今の気分を込めてグレーを選んで。¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ)
D. プリーツスカート
シックなのに軽やかさもあるから冬にこそマスト。足もとコーデのバリエが増えるよう、マキシ丈よりミモレ丈。¥41800/ボウルズ(ハイク)
E. ナロースカート
さりげないマーメイドラインは、実はどんなニットや上半身の重ね着とも好バランス。光沢素材も冬に映える。¥27500/インターリブ(サクラ)
F. テーパードパンツ
着倒せるパンツの条件はきれいなシルエットのみ。ハイウエストで脚のラインを拾わず、太すぎないものを見極めて。¥17600/アンクレイヴ
G. シャツワンピース
時間ややる気のない朝も「これでいっか」で決まる頼れる存在。アレンジの仕方も腕の見せどころ。¥39600/プルミエ アロンディスモン
体をきれいに見せるからこそ永遠に着られる
鏡を見てしっくりくるし自信が持てるからこそ、その服もコーデも繰り返し着たくなる。だから最初に確認しておきたいのは、手持ち服のどんな組み合わせでも“体をきれいに見せる”方法!
《B+G》
いつも意識すべきは“ロング”と“リーン”
たとえば、くるぶし丈のシャツワンピースに羽織るコートは同じくるぶし丈。足もとは(すべては見えなくても)ロングブーツ。長く細いラインをつくるためには、どこも“分断しない”ことを意識するだけでいい。すっと全身バランスが整うだけでなく、凜としたたたずまいに見えるのも素敵。カーディガン¥46200/スタニングルアー 新宿店(スタニングルアー) シャツワンピース¥39600/プルミエ アロンディスモン コート¥39600/アンクレイヴ ピアス¥38500/リューク ネックレス¥52800/ボウルズ(ハイク) バッグ¥135300/ロンハーマン(トッズ) 靴¥59000/ベイジュ(ピッピシック)
《C+F》
淡い色はいっそワントーンがいい
ライトグレーやエクリュホワイト。つい着太りを心配してしまうニュアンスカラーはあえてワントーンで。上から下までの長いラインをつくれるし、暗い色使いになりがちな冬にとびきりおしゃれに映るから。黒いミニバッグ、黒い靴、ひとつ結びにした髪など、ところどころをきゅっと引き締めれば完璧! ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) パンツ¥17600/アンクレイヴ コート¥39600/アンクレイヴ イヤカフ¥45100/リューク バッグ¥41800/UTS PR(オソイ) 靴¥40700/ベイジュ(ピッピシック)
《A+G》
タートルを仕込むだけでメリハリはつくれる
「一枚で体がきれいに見える」という素晴らしさを生かしたまま、着こなしのバリエーションを増やしたいシャツワンピース。タートルニットを中に着るだけで一枚のときとは違うニュアンスが出るし、すとんとしたシルエットを邪魔せず首や手首の細い部分がほんのり際立つ。これくらい、さりげなくていい。タートルニット¥2990/ユニクロ シャツワンピース¥39600/プルミエ アロンディスモン ハット¥24200/UTS PR(マサカズ フルサワ) イヤリング¥20900/グリン ジャパン(グリン) バッグ¥25300/ピーチ(ヴィオラドーロ)
《A+D》
黒とネイビーが生む“自然な”陰影
黒×黒、ネイビー×ネイビーより黒×ネイビーがいい理由は、2色の微差が生む自然な陰影。今の気分のリラクシーなシルエットで体のラインを拾わずに、でも女性らしいラインに見える。タートルニット¥2990/ユニクロ スカート¥41800/ボウルズ(ハイク) ポンチョ¥88000/ハウント代官山(ハウント) メガネ¥36300/モスコット トウキョウ(モスコット) ピアス¥24200・ネックレス¥22000/マリハ バッグ¥79200/プルミエ アロンディスモン(ATPアトリエ) 靴¥33000/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
《C+D》
ときには、タイツよりソックスの“すき間”
無意識に選びがちな黒タイツをときにはソックスに替える。のっぺりした重さを回避して抜け感を。バランスアップテクとおしゃれテクは、こんなふうに両立する。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) スカート¥41800/ボウルズ(ハイク) シャツジャケット¥33000/プルミエ アロンディスモン ピアス¥30800・イヤカフ¥28600・ネックレス¥41800/マリハ バッグ¥68200/フルラ ジャパン(フルラ) ソックス¥2860/デサント ブラン 代官山(リ:デサントシード) 靴¥15950/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
《A+B+F》
パンツの足もとは同じ色でつなぐ
パンツの足もとに迷ったら「靴もつなぎも同色系」と思い出す。ふわふわのカーデにぐるぐるストール。この季節らしい可愛げも、仕上げはすっきり大人っぽく。タートルニット¥2990/ユニクロ カーディガン¥46200/スタニングルアー 新宿店(スタニングルアー) パンツ¥17600/アンクレイヴ ピアス¥13200/グリン ジャパン(グリン) ストール¥17600/ユナイテッド トウキョウ 神宮前店(ユナイテッド トウキョウ) バッグ¥46200/UTS PR(オソイ) ソックス¥2860/デサント ブラン 代官山(リ:デサントシード) 靴¥33000/ベイジュ(ピッピシック)
《C+E》
シルエットバランスは“今の気分”で常に更新
「ぴたふわ」から「ゆるぴた」へ。上下のシルエットにメリハリをつけるのは体をきれいに見せる方法の王道だけど、だからこそアップデートが必要。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) スカート¥27500/インターリブ(サクラ) ジージャン¥42900/ボウルズ(ハイク) キャップ¥4180/ニューエラ ストール¥28600/カレンソロジー 新宿(ザ ロフトラボ) バッグ¥36300/ヴァジックジャパン(ヴァジック) ネックレス¥14300/グリン ジャパン(グリン) 靴¥9400/ニューバランス ジャパンお客様相談室(ニューバランス)
2.バンドカラーシャツ一枚だけで奥行きも幅も出せる
真冬に効くクリーンさと、それだけではないブラウスのような可愛げもあるシャツだから。一枚重ねるだけで手持ち服のコーデ幅が広がるし、単純なワンツーにしないことで奥行きも出る。
《ロングシャツ》
心もクリーンになる冬の白いシャツ。長短バランスでメリハリもアップ
白いシャツなら腰が隠れるロングシャツを選んで裾をアウトにしてみる。丈の長短で着こなしにリズムをつければ、着慣れたベーシックなカーディガンがさらに今っぽく、ぐっと新鮮になる。光沢あるスカートの女っぽさとも、なんともおしゃれなミックス感。カーディガン¥46200/スタニングルアー 新宿店(スタニングルアー) スカート¥27500/インターリブ(サクラ) シャツ¥37400/アペリア(ラシュモン) コート¥39930/アンクレイヴ ピアス¥24200/マリハ バッグ¥379500/エイチ アイ ティー(ロウナー ロンドン) 靴¥24200/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
《黒シャツ》
“重ねる順番”を変える発想の転換。シャツを主役にして新鮮に
まさにブラウス感覚で着られるようなデザイン性のあるシャツを、ニットをインナーにして思い切って主役にしてしまうのも素敵。タートルと重ねても顔まわりがもたつかないのはバンドカラーシャツだからこそ。2枚を同色でそろえることで、さらりと“頑張りすぎない感じ”が心地いい。タートルニット¥2990/ユニクロ パンツ¥17600/アンクレイヴ シャツ¥14850/アンクレイヴ ストール¥68200/ハウント代官山(ジョンストンズ×ハウント別注) バッグ¥36300/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥27500/UTS PR(ヨーク)
《シャンブレーシャツ》
カジュアルなブルーをのぞかせて休日らしいこなれ感を楽しむ
デニムライクなシャンブレーシャツをニットの袖口と裾からのぞかせ、レディなプリーツスカートをカジュアルダウン。キャップやラインソックスなど小物も効かせて。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) スカート¥41800/ボウルズ(ハイク) シャツ¥31900/UTS PR(ケイエイチアール) コート¥25000/プラステ キャップ¥6600/カレンソロジー 新宿(リッジウッド キャップス) バッグ¥39600/ヴァジックジャパン(ヴァジック) ソックス¥1320/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(エレッセ) 靴¥53900/ベイジュ(ピッピシック)
《ストライプシャツ》
凜としたストライプが効かせ役。カーデ×パンツに知性と軽やかさを
着るだけですっと背すじが伸びるストライプシャツは通勤シーンにお役立ち。だけど気張った感じのないバンドカラーだからカーデ×パンツと合わせても堅苦しくならず、足もとに色をさす遊び心ともよく似合う。カーディガン¥46200/スタニングルアー 新宿店(スタニングルアー) パンツ¥17600/アンクレイヴ シャツ¥34100/ロンハーマン(オーラリー フォー ロンハーマン) コート¥37400/アンクレイヴ メガネ¥34100/モスコット トウキョウ(モスコット) バッグ¥46200/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥15950/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
《ハーフスリーブシャツ》
日常のドレスアップ気分はシックな色であくまで大人っぽく
体をふわりと包み込むエフォートレスなシルエットの半袖シャツをタートルニットに重ねるだけで、いつもの日にも少しのドレスアップ気分を。つるんとしたサテンとマットなウール。色は同じトーンでまとめつつ異素材をかけ合わせることで、重たくなりがちな冬コーデをリズミカルに、軽快に見せるのもおしゃれ上級者の証。タートルニット¥2990/ユニクロ スカート¥41800/ボウルズ(ハイク) シャツ¥23100/インターリブ(サクラ) バッグ¥36300/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥43450/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
《フリルシャツ》
首もとに小さなフリルをチラ見せ。淡色ワントーンに媚びない可愛げを
バンドカラーに細いフリルをあしらったシャツは大人にちょうどいい可愛げ。立体感が出るからクルーネックニットとの重ね着がきれいに決まるし、着慣れると“やや地味かも”と不安になりがちなニュアンスカラーコーデがほんのり甘く印象的に。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) スカート¥27500/インターリブ(サクラ) シャツ¥14300/ラ トータリテ 有楽町マルイ店(ラ トータリテ) コート¥59400/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) バッグ¥40700/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥26400/グラビテート(カミナンド)
3.きれいめかカジュアルかは白の分量でコントロールする
思わずはっと目が留まる印象的な“冬の白”を味方に、その日なりたい自分に。白が少ないほどカジュアルで、多くするほどきれいめになる簡単な法則!
《WHITE 10%》
カーディガンから“ちらりとのぞく白”でおしゃれな抜け感は簡単につくれる
ごく少量をポイント使いすると白のクリーンさとヘルシーさが印象的に際立って、決して子どもっぽくならない理想のカジュアルが簡単に。フーディをインナーにした高感度な重ね着は、首もとから見える大きめのフードがアクセント。横顔や後ろ姿までなんだかおしゃれっぽく見えるから、カーディガンとプリーツの組み合わせもまた嬉しい気持ちで着られる。カーディガン¥46200/スタニングルアー 新宿店(スタニングルアー) スカート¥41800/ボウルズ(ハイク) フーディ¥16000/ノーク(ノーク バイ ザ ライン) バッグ¥135300/ロンハーマン(トッズ)
《WHITE 25%》
白のざっくりニットをひと巻き。気張らない日は小物感覚で楽しんでも
色や素材が重ためになる季節に、白はさし色としても効果的。ニットをさらりとたすきがけにすれば、シャツワンピースもどこか“ゆるむ”感覚。さりげなく、おしゃれな大人のこなれ感をアピールできるのも素敵。シャツワンピース¥39600/プルミエ アロンディスモン 肩に巻いたニット¥33000/スローン 中のカットソー¥12100/SANYO SHOKAI カスタマーサポート(キャストコロン) ピアス¥13200/グリン ジャパン(グリン) バッグ¥33000/ピーチ(ヴィオラドーロ) 靴¥24200/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
《WHITE 50%》
トップスの白は親しみやすいクリーンさ。コートを重ねても軽やかでいられる
白のハイネックブラウスは今の気分のクリーンさがいい。ニュアンスカラーのコートやスカートも優しさを残したまま、しゃきっと見違える。スカート¥27500/インターリブ(サクラ) ブラウス¥20900/STYLEVOICE.COM(ブリゼ フォー チエコ クロダ) コート¥32000/ノーク バッグ¥62700/フルラ ジャパン(フルラ) メガネ¥34100/モスコット トウキョウ(モスコット) ピアス(右耳)¥38500・(左耳)¥26400/リューク 靴¥23100/グラビテート(カミナンド) タイツ/スタイリスト私物
《WHITE 90%》
上下をつないだ“ほぼ白”コーデなら背すじがすっと伸びる都会的なイメージに
満を持して真冬のカンフル剤、白のアウターを投入すると、それだけですっと姿勢を正したくなる。ケープ型のコートに同色系の美シルエットのパンツを合わせたワントーンコーデで、とことんカッコいい女性を目指すのも新鮮。白の分量を増やしたら少量の黒を効かせてほどよく引き締めるのも忘れずに。タートルニット¥2990/ユニクロ パンツ¥17600/アンクレイヴ コート¥165000/ル フィル NEWoMan 新宿店(ル フィル) バッグ¥46200/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥46200/ゲストリスト(ルチェンティ)
4.グレーのクルーネックニットは重ね着で永遠に!
“一枚で着る”をやめてみるだけ。合わないものなんてないから重ねるブラウスもシャツもカットソーも手持ち服だっていい。
《スタンドカラーのロングシャツ》
今っぽい丈バランスで、白シャツを重ねるのがこんなに楽しいなんて!
白シャツは定番より、ヒップまで届くロング丈という今年ならではの選択をしてみる。ニットの丈と差をつけることで奥行きとリズムが出て、一枚で着るときとはがらりと印象が変わるのが面白い。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) スカート¥27500/インターリブ(サクラ) シャツ¥11000/ハッシュニュアンス イヤリング¥20900・3連リング¥25300/グリン ジャパン(グリン) バッグ¥46200/ヴァジックジャパン(ヴァジック)
《オックスフォードシャツ》
トラッドな襟元にはソリッドなチェーンネックレスを
知的なオックスフォードシャツとのトラッドな重ね着は、シルバーチェーンのネックレスのソリッドな輝きをプラスしてスタイリッシュな雰囲気に仕上げたい。ネックラインにぴったり沿わせるのがポイント。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) シャツ¥20900/カレンソロジー 新宿(アンド アールシー) ジージャン¥42900・ネックレス¥52800/ボウルズ(ハイク) イヤカフ¥28600/マリハ
《白のロンT》
“普通のロンT”が導くリラクシーなおしゃれ感
気張ったことはしたくないけど、さりげない変化は欲しい。そんな日にぴったりなのがロンTとのレイヤード。袖口と裾からチラ見せするだけでこなれ感が格段にアップ。着心地のよさも欲張れる。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) スカート¥41800/ボウルズ(ハイク) カットソー¥16500/スローン コート¥21000/プラステ メガネ¥36300/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) バッグ¥40700/ヴァジックジャパン(ヴァジック)
《タートルネックシャツ》
ピンと立ち上がるハリ感あるタートルで表情も凜と美しくなる
ニットやカットソー素材ではなく、ぱりっとしたシャツ仕立てのタートルを重ねれば、ベーシックなニットが凜とした印象に。そのぶんあいまいで優しい配色にすることで、ほどよい甘さも手に入れる。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) スカート¥27500/インターリブ(サクラ) シャツ(2月中旬発売予定)¥23100/スタイリング/ ルミネ新宿1店(スタイリング/) イヤカフ¥29700/UTS PR(ルフェール) ネックレス¥69300/プライマル
《透けるタートルカットソー》
シアーな首もとがニットを軽やかな表情にイメチェン
ほんのりセンシュアルなタートルも今年らしい大人の選択。ヌーディになりすぎないダークブラウンをくしゅっとたるませて、ニットを軽やかに女っぽく着られるのが嬉しい。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) カットソー¥8800/パブリック トウキョウ 神宮前店(パブリック トウキョウ) コート¥46200/インターリブ(サクラ) イヤカフ¥26400(ルフェール)・バッグ¥41800(オソイ)/UTS PR
《フリルカラーブラウス》
小さく可憐なフリルをのぞかせて大人の可愛げをひとさじ
ごくシンプルなニットだからスイートな味つけもすんなり受け止めてくれる。ネックラインに沿うような控えめなフリルなら、仕事中もさりげなく気分が上がりそう。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) ブラウス¥13200/ラ トータリテ 有楽町マルイ店(ラ トータリテ) イヤカフ(2個セット)¥20900・リング¥19800/グリン ジャパン(グリン) バッグ¥36300/ヴァジックジャパン(ヴァジック)
5.おしゃれな人に”冬服に飽きたらすること”を聞いてみた
もちろん“あれ、最近ワンパターンかも?”と感じる日だってある。そんなときに効く“ジャストワンアイディア”はおなじみの6人が知っている!
「レザー調ボトムで“質感の違い”を楽しむ」ーーStylist YUKI YOSHIMURA
「ニットやウールといったマットな素材が増える冬は、どうしても着こなしが単調になりがち。ツヤのあるレザー調のボトムを加えるだけで抑揚がついて鮮度もアップします」
黒タートルに合わせるエコレザーのプリーツスカートは、やわらかなライトベージュならモードになりすぎず使いやすい。マウンテンパーカや厚底ブーツでスポーティにアレンジするのも素敵。タートル¥2990/ユニクロ スカート¥19800/アンクレイヴ ブルゾン¥46200/ゲストリスト(アッパーハイツ) バッグ¥41800/UTS PR(オソイ) 靴¥52800/フルラ ジャパン(フルラ)
「ニットにボウタイシャツを重ねる」ーーEditor TAEKO HIGASHIHARA
「定番のクルーネックニットはレイヤードで変化をつけています。レディなボウタイシャツのタイを首もとからのぞかせた重ね着は、アクセいらずで顔映えもかなうのでおすすめ」
ほんのり甘めのボウタイシャツの重ね着はシックな配色やパンツを合わせることで少しマニッシュな雰囲気を意識すると簡単。シャツの色にそろえて靴やバッグも黒で統一すれば、まとまりが出て上品に。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) パンツ¥17600・シャツ¥14850・ジャケット¥26400/アンクレイヴ バッグ¥36300/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥40700/ベイジュ(ピッピシック)
「“今年らしい配色”を見直してみる」ーーEditor MACHI ITO
「アイテムは同じでも配色を変えることで一気に目新しい印象になります。去年はくすみ系のきれい色をどこかに投入していましたが今年はあえて地味色同士の色合わせが気分」
淡い色やきれい色をあえて使わない、ネイビー×グレーのシックなかけ合わせが今また新鮮。ブラウンやカーキなど中間色の小物使いで好バランスに。スカート¥41800/ボウルズ(ハイク) ブルゾン¥44000/プルミエ アロンディスモン ニット¥21000/プラステ ネックレス¥22000/マリハ バッグ¥39600/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥33000/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
「靴とバッグから春の気分に更新する」ーーStylist CHIHIRO MONMA
「春服を取り入れるにはまだ早い時季は、春を感じさせる色や素材の小物に頼ります。靴とバッグが軽やかになると、見慣れた着こなしが新鮮に映るし気分まで上がるのがいい」
リネンのトートバッグと白のフラットシューズが春のムードたっぷり。合わせる服たちもやわらかなニュアンスカラーを選んで一体感を出して。ニット¥19800/ステ ュディオス カスタマーサポート(シティ) スカート¥27500/インターリブ(サクラ) バッグ¥33000/ヤマニ(フランソワ レニエ) 靴¥33000/ベイジュ(ピッピシック) コート¥41800/エミ ニュウマン新宿店(ヘリー ハンセン×エミ) メガネ¥36300/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン)
「ワンピースにもコートにもとにかく巻く!」ーーEditor YOKO ENOMOTO
「着こなしに煮詰まったら、腰や肩にとりあえずニットを巻くのが私流。さんざん着倒したアイテムも新しいバランスになってイメージ一新。おしゃれ感も劇的にアップします」
ウエストでラフにひと巻きしたニットはこなれ感を出すだけでなく、気になる腰まわりをカバーしたり、全身バランスをアップする効果も。ワンピース¥39600/プルミエ アロンディス ニット¥39600・バッグ¥37400(オルセット)/プルミエ アロンディスモン コート¥79200/ハウント代官山(ハウント) 帽子¥9900/ゲストリスト(アッパーハイツ) 靴¥24200/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
「思い切ってアウターをきれい色にする」ーーEditor KANAKO SATO
「コートは定番色を選びがちですが、中のコーデがベーシックカラーなら何色でもいいはず。あえていつものワードローブにはない華やかな色を選んで着こなしを盛り上げます」
たとえばリラクシーなシルエットで甘すぎない、ベビーピンクのガウンコート。ベーシックカラーでまとめた着こなしをふわりと包み込んで華やいだたたずまいに。コート¥57200/マイカ アンド ディール 恵比寿本店(マイカ アンド ディール) ニット¥2990/ユニクロ カーディガン¥46200 /スタニングルアー 新宿店(スタニングルアー) パンツ¥17600/アンクレイヴ バッグ¥41800/UTS PR(オソイ) 靴¥45100/ファビオ ルスコーニ ヴィオロ 福岡店(ファビオ ルスコーニ)
6.キャラ別の小物セットで劇的にラクをする
選ぶものの多さゆえ難しい小物使いは、テイストごとにセットを作っておく。日ごとになりたい女性になりきる感覚で、着慣れたコーデもまた新しい顔。
【レトロレディ】
甲深パンプス/ポシェット型バッグ/べっこうのメガネ/パールネックレス
上品さはもちろん、ちょっぴりヴィンテージライクなデザインを共通点にして遊び心を効かせたセット。白やキャメル、色はやわらかなトーンでまとめると素敵。靴¥45100/ザ・グランドインク(ロランス) バッグ¥363000/エイチ アイ ティー(ロウナー ロンドン) メガネ¥34100/モスコット トウキョウ(モスコット) ネックレス¥14300/グリン ジャパン(グリン)
【今どきコンサバ】
ロングブーツ/ワンハンドルのバッグ/コインネックレス/細ベルトの腕時計
きちんと感のあるものをベースに、ロングブーツやコインネックレスで今の気分もほどよく。凜としてカッコよく、だけどおしゃれする気持ちも忘れない大人の女性のためのセット。靴¥43450/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ) バッグ¥62700/フルラ ジャパン(フルラ) ネックレス¥46200/マリハ 時計¥23100/デミルクス ビームス 新宿(デミルクス ビームス)
【ハンサムトラッド】
ビットローファー/スクエアバッグ/チェックストール/ゴールドアクセ
ローファー、かっちりしたバッグ、チェック柄……。スカートやフェミニンなコーデと好相性だから実はとても使えるセット。靴¥23100/グラビテート(カミナンド) バッグ¥39600/ヴァジックジャパン(ヴァジック) ストール¥17600/ユナイテッド トウキョウ 神宮前店(ユナイテッド トウキョウ) バングル¥20900・リング¥19800/グリン ジャパン(グリン)
【きれいめスポーティ】
スウェードスニーカー/ボディバッグ/ロングマフラー/チェーンネックレス
クラシックなデザインのスウェードスニーカーや、形はカジュアルだけど上質なレザーを使ったバッグ、トレンド感もシックさもあるグレーのマフラー。会社に行けるきれいめさはキープしつつ、休日にもおしゃれに映えるセット。靴¥30800/フルラ ジャパン(フルラ) バッグ¥41800/UTS PR(オソイ) マフラー¥38500/スロー ネックレス¥41800/マリハ
【レトロレディ】
優しいトーンのニットとパンツを上品なだけではない“おしゃレディ”に
小物セットがあれば「上品だけどちょっと地味?」なんて悩まず、1分でコーデが仕上がる。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) パンツ¥17600/アンクレイヴ ジャケット¥42900/パブリック トウキョウ 神宮前店(パブリック トウキョウ) 靴¥45100/ザ・グランドインク(ロランス) バッグ¥363000/エイチ アイ ティー(ロウナー ロンドン) メガネ¥34100/モスコット トウキョウ(モスコット) ネックレス¥14300/グリン ジャパン(グリン)
【今どきコンサバ】
女性らしく、だけどカッコよく。ワンピースの新たな才能に出会う
フェミニンに着るかカジュアルダウンするか、だけじゃない。ワンピースの新たな正解を“あえてのコンサバ”小物セットが教えてくれる。ちゃんと正統で、ちゃんとおしゃれ。シャツワンピース¥39600/プルミエ アロンディスモン 靴¥43450/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ) バッグ¥62700/フルラ ジャパン(フルラ) ネックレス¥46200/マリハ 時計¥23100/デミルクス ビームス 新宿(デミルクス ビームス)
【ハンサムトラッド】
カーディガンとプリーツスカートに。グッドガールもときにはハンサム気分
ハンサムトラッドなセットはグッドガールな着こなしの仕上げに最適。少し辛口で大人っぽく引き締めつつ、おしゃれなハズしにもなる。タートル¥2990/ユニクロ カーディガン¥46200/スタニングルアー 新宿店(スタニングルアー) スカート¥41800/ボウルズ(ハイク) タイツ/スタイリスト私物 靴¥23100/グラビテート(カミナンド) バッグ¥39600/ヴァジックジャパン(ヴァジック) ストール¥17600/ユナイテッド トウキョウ 神宮前店(ユナイテッド トウキョウ) バングル¥20900・リング¥19800/グリン ジャパン(グリン)
【きれいめスポーティ】
最初からセットにしておけば“カジュアルを子どもっぽくしない”も簡単
いわゆる“絶妙なさじ加減”も一瞬で。タートル¥2990/ユニクロ スカート¥27500/インターリブ(サクラ) ジャケット¥29700/カレンソロジー 新宿(アンド アールシー) ソックス¥2860/デサント ブラン 代官山(リ:デサントシード) 靴¥30800/フルラ ジャパン(フルラ) バッグ¥41800/UTS PR(オソイ) マフラー¥38500/スロー ネックレス¥41800/マリハ
7.休日には、休日にしかできないおしゃれを
平日はまじめで上品な顔をしているワードローブが、週末にはガラリと変わる。週5で終わらず週7楽しく着倒せたらもっといい!
ワンピースとレギンスのゆる可愛さはふらり気軽なお出かけの日の特権
レギンスを合わせるだけでシャツワンピースもほっこりリラックス。散歩して、コーヒーを買ってひと休み。そんな軽やかな気分にちょうどいい。ニット¥19800/ステュディオス カスタマーサポート(シティ) シャツワンピース¥39600/プルミエ アロンディスモン タートルニット¥9900/アンクレイヴ ピアス¥17600/グリン ジャパン(グリン) バッグ¥36300/ヴァジックジャパン(ヴァジック) レギンス¥60500/サードマガジン 靴¥23100/グラビテート(カミナンド)
スウェットならクリーンな白。上級者の“都会的アウトドア”
ダウンコートやブーツはシックな黒。モノトーンに近い配色でもっさりさせずに。ニット¥2990/ユニクロ スカート¥41800/ボウルズ(ハイク) コート¥62480/カオス表参道(レミレリーフ×カオス) スウェット¥24200/ディーエムシー(マルモア) イヤカフ¥28600/マリハ バッグ¥79200/プルミエ アロンディスモン(ATPアトリエ) ソックス¥2860/デサント ブラン 代官山(リ:デサントシード) 靴¥52800/フルラ ジャパン(フルラ)
ブルーよりホワイトデニムが新鮮。小物には大人らしい遊び心を
キャップやラインソックス、だけど靴やバッグは女っぽい。こんなおしゃれなアンバランスも休日の楽しみ。タートル¥2990/ユニクロ カーディガン¥46200/スタニングルアー 新宿店(スタニングルアー) パンツ¥23100/ロンハーマン(ビーサイド ジーンズ) キャップ¥4180/ニューエラ ネックレス¥22000/マリハ バッグ¥71500/プルミエ アロンディスモン(ATPアトリエ) ソックス¥1320/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(エレッセ) 靴¥44000/ザ・グランドインク(ロランス)
平日には気が引ける主役スカートをほどよくカジュアルダウンして
黒タートルに合わせるスカートも休日ならではの華やか気分。フラットブーツや小さなファーバッグで気張らず気取らず。タートル¥2990/ユニクロ コート¥37400/アンクレイヴ スカート¥9900/ミラ オーウェン ルミネ新宿2店(ミラ オーウェン) サングラス¥42900/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ネックレス¥22000/マリハ バッグ¥25300/ピーチ(ヴィオラドーロ) 靴¥74800/ザ・グランドインク(ロランス) タイツ/スタイリスト私物
撮影/遠藤優貴(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/犬木 愛〈アージェ〉(美玲)、 木部明美〈PEACE MONKEY〉(晴美)、川添カユミ〈ilumini.〉(優愛) スタイリスト/佐藤佳菜子 モデル/桐谷美玲、佐藤晴美、新川優愛 取材・文/野崎久実子(PART3〜7) ※BAILA2022年2月号掲載