“冴えるきれい色”アイテムをより大人っぽく知的に楽しむ近道は、相性のよいベージュの色みを見極めて、今っぽいニュアンスをプラスすること。洒落感アップ、甘さの中和、コーディネートの格上げと、かけ合わせることで効果が倍増するベストな5大配色15コーデをナビ!
1.ライトブルー×サンドベージュ
ドライなベージュで爽快カラーをシックに
水色の清涼感を引き立てつつ大人っぽく導くのが、赤みも黄みも強くないクールなサンドベージュ。トーンも明るく、春夏らしい軽やかさも満点。
ライトブルーのセットアップ×サンドベージュのブラウス
クリーンなジャケパンに媚びない女性らしさをひとさじ
ソーダブルーがひときわ爽やかなジャケットとテーパードパンツのセットアップは、“冴えるきれい色”の代表格。定番色を選びがちなジャケパンを鮮度の高いカラーにシフトするだけで、平日のおしゃれが一段と楽しくなるはず。このクールな上下に凜とした女性らしさを添えるのが、サンドベージュのブラウス。白や黒とは違ってコントラストがつきすぎないから軽やかなままなじみ、ムードよくこなれる。ジャケット¥46200・パンツ¥29700・ブラウス¥35200/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) バッグ¥85800/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)
ライトブルーのブラウス×サンドベージュのパンツ
華やぎと清潔感の両得に“ハンサムなベージュ”が効果的
存在感のあるリボンタイブラウスをさらりと装いたいときにうってつけなのが、澄んだサックス×サンドベージュのスマートな色合わせ。パンツはかっこよさと今っぽさを同時に盛れるワイドシルエットが正解。キリッとしつつ愛嬌もある、今気分のきれいめスタイルってこういうこと! ブラウス¥19800/ジル スチュアート パンツ¥19800/ドレステリア 渋谷スクランブルスクエア店(ドレステリア) 手に持ったジャケット¥299200/マディソンブルー バッグ¥204600/八木通商(ザンケッティ) 靴¥35200/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ピッピシック)
ライトブルーのトップス+スカート×サンドベージュのジャケット
繊細で涼しげなトーンがフェミニンに好印象を呼ぶ
親しみやすさ満点のボーダー×プリーツスカートの定番コンビ。甘さ控えめな水色ベースなら大人向きなうえ、高揚感もたっぷり。明度をそろえた明るいサンドベージュのジャケットを重ねて、透明感あふれるONスタイルに仕上げて。靴、バッグに濃いめのベージュをさすとリッチ感アップ。スカート¥25300・ジャケット¥42900/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) トップス¥24200/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー) バッグ¥169400/八木通商(ザンケッティ) 靴¥39600/トゥモローランド(ファビオルスコーニ)
2.イエロー×エクリュベージュ
快活なイエローをやわらかく上品に楽しむ
白寄りの優しいベージュがイエローに溶け込むようになじみながら、クラスアップを後押し。好感度の高いヘルシーな可愛さを演出できる。イエロー×エクリュベージュコーデを紹介!
イエローのニット×エクリュベージュのスカート
コンサバなエッセンスを散らしてシアーなイエローを大人顔に
パッと目を引くビビッドイエローのニット。透け素材で遊び心があるからこそ、着こなしはきれいめが正解。スレンダーなエクリュスカートを合わせたり、アンサンブルニットを肩かけしたり“ちょっとコンサバ”を意識するとほどよくまとまる。全身のトーンになじみながら洒落感を底上げするゴールドの足もともポイント。ニット¥71500・カーディガン¥85800/マディソンブルー スカート¥48400/アンタイトル バッグ¥26400/フラッパーズ(メゾン ヴァンサン) ピアス¥149600・リング¥139700/トーカティブ 表参道(トーカティブ) 靴¥62700/ネブローニ
イエローのパンツ×エクリュベージュのニット
親しみやすくてキャッチーなワントーンの進化系
シンプルな合わせ方でも心躍るスタイルが完成するイエローツイードのワイドパンツ。白をホイップしたようなソフトな色みで、エクリュベージュのニットと絶妙な相性。このきれいに調和する配色こそ、チアフルなイエローを使ったカジュアルをモダンに転ばせるカギ。ニットと同色のシアーカットソーを袖口からチラ見せするワンテクで、一層センスよく。パンツ¥67100/ebure GINZA SIX店(ebure) ニット¥39600・カットソー¥11000/オーラリー バッグ¥31900/アルアバイル(オルセット) 靴¥154000/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
イエローのコート×エクリュベージュのオールインワン
優しげエクリュとの1:1で大胆に楽しむ最旬イエロー
ポジティブなオーラを放つたまごイエローのスプリングコートは、この春真っ先に取り入れたいアイテムのひとつ。大きめの襟やハリのある素材がどこかシャープで、シャキッとした印象をキープできるのもお仕事コーデに好都合。より上品に着こなすコツは、エクリュベージュと2色のみでまとめること。スラッと着映えるオールインワンなら、色合わせに迷うことなく即洗練。コート¥74800/アルアバイル(ルル・ウィルビー) オールインワン¥27940/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト) バッグ¥34100/オルサ(オルセット) 靴¥86900/アマン(ペリーコ)
3.グリーン×オリーブベージュ
“似た色同士”を意識して高感度なグリーンを身近に
ベージュの色みをグリーンに寄せることで、パキッとした発色が悪目立ちせずに、しっくり。地に足のついた都会派コーデに仕上がる。
グリーンのニット×オリーブベージュのパンツ
小粋にグリーンを効かせてキレよくおしゃれに
顔の近くにインパクトのあるグリーンを持ってくるときほど、オリーブベージュを大きめに配して大人っぽく落ち着かせて。たっぷりしたボリュームのワイドパンツなら、今っぽさも醸せていいことずくめ。しなやかにフィットするポロニットが飾らない女らしさに導き、スタイルアップも思いのままに。レディシックな黒小物も格上げに欠かせない名脇役。ニット¥30800・手に持ったジャケット¥143000/オーラリー パンツ¥39600/インターリブ(サクラ) バッグ¥108900/ドレステリア 渋谷スクランブルスクエア店(エバゴス) 靴¥69300/アマン(ペリーコ)
グリーンのスカート×オリーブベージュのジャケット+シャツ
素敵先輩感がグッと高まる辛口フェミニンな装い
カチッとマニッシュなオリーブベージュのジャケットコーデに圧がないのは、遊び心あるグリーンスカートのおかげ。ギャップが効いた組み合わせに、おしゃれ上級者の余裕を感じさせて。ジャケットを無造作に着流すのも、こなれた印象を加速させる。スカート¥27500/レリアン(ランバン オン ブルー) ジャケット¥49500/トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店(トラディショナル ウェザーウェア) シャツ¥30800/マディソンブルー イヤカフ(シングル)¥25300/マリア ブラック 表参道店(マリア ブラック) バッグ¥13750/アダム エ ロペ
グリーンのパンツ×オリーブベージュのコート
色とシルエットで刷新する今着たい洒落感ベーシック
ロゴT×グリーンのワイドパンツというちょっと飛ばした組み合わせも、ベージュトレンチというブレない軸があれば平常心で着こなせる。本命は、更新感があって絶妙に洒落るオリーブベージュ。小さく効かせた白の抜け感で、30代らしいフレッシュなムードを漂わせて。パンツ¥25300/ル フィル ニュウマン 新宿店(ル フィル) コート¥62700/カオス丸の内(ヴァシュモン×カオス) Tシャツ¥8800/エスケーパーズオンライン(TANGTANG) バッグ¥96800/ディーゼル ジャパン(ディーゼル) 靴¥104500/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)
4.ピンク×グレージュ
グレイッシュなベージュを甘さの引き締めに有効利用
愛らしいピンクの受け止め役に最適なのが、知的なグレーと柔和なベージュをいいとこどりしたグレージュ。甘さを上手に中和して、平日映えするフェミニン感を約束。
ピンクのコート×グレージュのセットアップ
一枚さらっと羽織るだけ。スマートに嗜むさくらピンク
ふわりと軽やかに甘さをまとえるさくらピンクのステンカラーコートは、可愛さよりきれいなムードを大切にしたい日の名パートナー。アクセに頼らなくてもしっかり華やぐから、コーデの時短につながるのも嬉しい。インテリジェントなグレージュのセットアップで、大人らしいピンクコーデを満喫して。コート¥61600/マルティニーク ルミネ横浜(マルティニーク) ジャケット¥59400・パンツ¥37400・ニット¥27500/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) バッグ¥227700/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥68200/アマン(ペリーコ)
ピンクのジャケット+ベスト×グレージュのスカート
すっきり上品に着るフェミニン派のためのツーピース
ジャケットとフレアスカートの着慣れたコンビネーションも、メンズライクなベストを一枚かますだけで驚くほど新鮮。スモーキーなピンクとグレージュの微糖配色も手伝って、やわらかいけど芯のある人を印象づける。ジャケット¥59400・ベスト¥44000/エストネーショングランフロント大阪店(エストネーション) スカート¥61600/ebure GINZA SIX店(ebure) Tシャツ¥11000/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) ピアス¥242000/トーカティブ 表参道(トーカティブ) バッグ¥8800/アダム エ ロペ 靴¥42900/ベイジュ(ピッピシック)
ピンクのパンツ×グレージュのコート
シンプルシックなコートありきでモードな甘さをデイリーに
コーラルピンクのテーパードパンツに同色のカラーブロックバッグやパフィーなサンダルを添え、楽しげでモードなテンションをプラス。ハリのあるグレージュのコートで包み込めば、社会性も兼ね備えた絶妙なバランスに着地する。パンツ¥24200/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) コート¥121000・ブラウス¥39600/ebure GINZA SIX店(ebure) ピアス¥22000/プラウ バッグ¥143000/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥145200/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
レッド×キャメルベージュ
強めな赤と濃厚ベージュ、とびきりリッチな相愛関係
印象の強い赤に負けることなく、ノーブルさに拍車をかけるキャメルベージュを味方につけて。コケットな赤の魅力を照れずに思う存分堪能できる。
レッドのカーディガン×キャメルベージュのスカート
足し引き自在なレッドはグッドガールの遊び心
一枚で着たり、肩羽織りしたり、クルッと巻いたり。自由気ままに“赤をトッピング”できるニットカーディガンが万能! あぜ編みと白ボタンがモダンなアクセントになる一枚は、ともすればカジュアルに傾きがちだからこそ優美なキャメルベージュのフレアスカートでクラスアップを図って。プラス白シャツのきちんと感でダメ押しを。カーディガン¥39600/エイチ ビューティー&ユース(ロエフ) シャツ¥44000/マディソンブルー スカート¥39600/アルアバイル(ルル・ウィルビー) バッグ¥68200/八木通商(ザンケッティ) 靴¥59400/ネブローニ
レッドのバッグ×キャメルベージュのセットアップ
小さく効かせて、大きく見違える。きれいめ服にこそ赤バッグ
主張が強い色だけに、小物で小さく取り入れてみるのもいいアイディア。ゴールドの金具が効いた朱赤のレザーバッグは、大人の毎日に不可欠な上質感を備えながら、気負わず持てるショルダーが気楽でいい。たとえば、こっくりした色同士でなじみがいいキャメルベージュのジレセットアップにひとつ。端正なパンツルックにクラシカルなアクセントとして加えると、しなやかでキャッチーなアガる着こなしに。バッグ¥79200(デメリエール)・シャツ¥69300(ブーリエンヌ)/トゥモローランド ジレ¥27500・パンツ¥26400/レリアン(ランバン オン ブルー)
レッドのニット×キャメルベージュのパンツ
その人らしさをビビッドに映す鮮度抜群なレディトラッド
鮮明な赤と、ふわりと立体的に広がったペプラムシルエットがドラマチックな主役ニット。キャメルベージュのチェック柄パンツでトラッドに振れば、途端に知的でリュクスな顔に。活発な印象の赤に気品が加わり、仕事も女子会もデートもOKなシーンレスコーデの完成。ニット¥19800/アルアバイル パンツ¥63800/カオス丸の内(ベルナール ザンス×カオス) メガネ¥17600/デリーゴジャパン(ランバン オン ブルー) バッグ¥198000/J&M デヴィットソン 靴¥105600/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/河嶋 希〈io〉 スタイリスト/加藤かすみ モデル/宮田聡子、土屋巴瑞季 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 ※BAILA2024年5月号掲載