大バズり中の“ほっかむり”スタイルを筆頭に、ビスチェや腰巻きで楽しむ人も急増中。きれいめ小物の代表格のスカーフが今年はより自由に、大胆に、おしゃれの幅を広げるトレンドアイテムとして欠かせない存在に!そんな今どきスカーフの最新事情をご紹介。
CONTENTS
1. 2025年秋、今どきスカーフの最新事情とは? 海外セレブのつけこなしもチェック!
「どの柄を選ぶか、より“どう楽しむ”か。今年らしいアレンジで楽しく盛り上げて」

スタイリスト
川瀬英里奈
BAILAのほか、数多くの女性誌や広告などで活躍する大人気スタイリスト。最旬のムードをリアルに落とし込んだ大人のスタイリング術に定評が。
「シンプル服に一点投入するだけで、たちまち洒落るスカーフ。海外セレブやコレクションをきっかけに人気が再燃し、今やバリエーションも豊富。定番のスクエア形だけでなく、ひし形や細長タイプ、小物とセットのものもあったりと、より身近なおしゃれアイテムとして楽しめるようになりました。種類が多いと迷うところですが、大事なのはどの柄を選ぶかよりも“どう楽しむ”か。スカーフの巻き方や見せる角度、髪とのバランスなど……ちょっとしたあしらいで洒落感も変わってくるので、今年はそんなひと手間も意識して、旬のスカーフをさらに素敵に楽しんでみてください」

最も使い勝手のいい60cm前後のスクエア型。巻き方によって色の出方が変わる絵画風デザインも好評。スカーフ(65×65)¥16500/マニプリ
海外セレブも愛用者が続出!
人気モデルのエミリーや俳優のローラもスカーフ姿でパパラッチ。たった“+1”でシンプル服も洒落顔に

©Getty Images

©Getty Images

合わせる色を選ばないモノトーンは出番も多め。スカーフ(66×66)¥23100/デミルクス ビームス 新宿(レスカーフ)

今年はこんなスカーフつきバッグも続々。スカーフはまるっと外せるので、手持ちのもので楽しんでも。バッグ(17×14×11)(※スカーフは65×65)¥41800/マニプリ
同色スカーフで華やかにイメチェン!

小さめの細長スカーフはハンドルにもジャスト。きれいめバッグも即今年らしく。スカーフ(86×5)¥34100・バッグ(19×25×10)¥445500・チャーム¥66000/ヴァレクストラ・ジャパン(ヴァレクストラ)
レトロな幾何学柄にも大注目

ブレスレット感覚でつけても可愛いシュシュ。スカーフは単品でも使えてお得感も♥ シュシュ(※スカーフは66×66)¥11220/ズットホリック(ナムジョシュ)

秋冬コレクションでもさりげないスカーフ使いが話題に。柄色にリンクした配色コーデがおしゃれ
Mame Kurogouchi COLLECTION 25 Fall Winter Look
変形スカーフはアレンジも自在

ヘアにも結びやすいリボンタイプ。せっかくなら長さを出して、ブランドロゴもアピール! スカーフ(120×5)¥22000/ロンシャン・ジャパン(ロンシャン)

異なる柄を配したダイヤ形。折りたたむ手間が少なく、ラフに巻いても様になるので、初心者にもうってつけ。スカーフ(140×35)¥16500/マニプリ
2. ビスチェ巻き
胸元でギュッと巻くだけで、着慣れたトップスがあか抜けるだけでなく、お腹まわりが隠せて体型カバーにも効果絶大! 夏のTシャツから秋はブラウスへと変えて、きれいめコーデのおしゃれな“ハズし”として楽しんでも。

体をすっぽり包み込むような大判スカーフをまずは一枚! つややかなブラウスになじむシルクスカーフでさりげなく奥行きを出せば、シンプルな1+1コーデもぐっと印象的に。初めは色数の少ないモノトーン柄から始めてみても。スカーフ(80×80)¥44000/ショールーム ロイト(バイ・マレーネ・ビルガー) ブラウス¥39600/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) パンツ¥22000/オンワード樫山(アンクレイヴ) バッグ¥69300/アマン(マエストソ) 靴¥41800/ピッピシック

スカーフ(80×80)¥44000/ショールーム ロイト(バイ・マレーネ・ビルガー)
BACK STYLE

HOW TO

スカーフを対角線で三角に折り、両端を持って胸のあたりで結ぶ。前から見たときに三角の頂点が片足にかかるくらいまで、結び目を後ろにずらす。

3. ジャケットたすきがけ
お仕事の定番であり、秋のトレンドとしても欠かせないジャケットを新鮮に見せたいときにも、大判スカーフが大活躍。折りたたんで、たゆませず、柄がしっかり見えるように大胆にきかせると洗練したムードに。

柄は赤やイエロー、グリーンといった多色使いながらも落ち着いたトーンなので、大きく見せても派手さは皆無。着こなしもスカーフの軸色を拾ったベージュ系のワントーンで、品を感じるスタイルに。スカーフ(88×88)¥22000/マニプリ ジャケット¥38500・中に着たキャミソール¥17000/シーニュ パンツ¥38500/トラディショナル ウェザーウェア 渋谷店(トラディショナルウェザーウェア) ピアス¥7700/ズットホリック(ピルグリム) バッグ¥36300/ピモンテ(ロリステッラ)

スカーフ(88×88)¥22000/マニプリ
HOW TO

スカーフを対角線で三角に折り、片方の肩をおおうようにかけ、両端をわきの下で結ぶ。ジャケットのボタンは開け、抜け感を出すのも忘れずに。

4. ネクタイ巻き
目安は60cm四方。定番のスクエアスカーフを使うなら、少しハンサムさのあるネクタイ巻きでひと工夫。縦に長さが出る分、顔まわりがすっきり見える嬉しい効果も。

エレガントなベルトプリントが、今こそ新鮮! 手洗いOKなので、首まわりが汗ばんでも簡単にケアできるのも魅力。スカーフ(57×57)¥7700/アンタイトル ジレ¥53900/リトルリーグ インク(エブール) ピアス¥3900/ロードス(ソイエ)

スカーフ(57×57)¥7700/アンタイトル
HOW TO

細くたたんだスカーフを首の前でクロス。そのまま上側Aを下側Bに巻きつけるように、後ろから一周させる。

首もとの交差している部分に向かってAの先端を持ち上げ、前から結び目のすき間に通す。

結び目がほどよく固くなるまで、Aの先端を下に引っ張る。AとBの長さが同じくらいになるように、結び目をスライドして調整。

5. きれいめ腰巻き
これまではデニムで楽しむことが多かった腰巻きも、今季はきれいめなパンツでアップデート。「ビスチェ巻き」と同じ要領で大判スカーフを使い、三角を体の中心からずらして巻くのがコツ。

ボーダー×チェーンの華やか柄。端正なベージュパンツの“盛り上げ役”にもぴったり。スカーフ(88×88)¥8910/アンタイトル ブラウス¥36300/リトルリーグ インク(エブール) パンツ¥29700/コンテ 青山店(コンテ) ピアス¥3520/サンポークリエイト(ミミサンジュウサン) バッグ¥159500・チャーム(クロワッサン)¥18700・(コーヒー)¥22000/ロンシャン・ジャパン(ロンシャン) 靴¥36300/伊勢丹新宿本店 本館2階 婦人靴(ファビオ ルスコーニ)

スカーフ(88×88)¥8910/アンタイトル
HOW TO

三角に折ったスカーフをサイドでリボン結びに。たるみが出ないようにウエストにフィットさせて。

6.カチューシャ巻き
たたんでも厚みが出にくく、頭に巻きやすいひし形スカーフが主役! 結び目のリボンはトップではなく後ろに隠すことで、甘さが抑えられて大人顔。

カジュアルなペイズリー柄もシルク素材ならとびきり上品。トライしやすい4ケタ価格も優秀! スカーフ(137×42)¥9900/オンワード樫山(23区) シャツ¥49500/マッキントッシュ 六本木ヒルズ店(マッキントッシュ) キャミソール¥4990/ギャップ

スカーフ(137×42)¥9900/オンワード樫山(23区)
いつもは…

耳を出すとやや幼い印象になりがち。カチューシャの位置が高いと顔が大きく見える原因にも。
HOW TO

襟足から上に向かって、耳の半分が隠れるようにスカーフを通す。頭頂部でクロスし、そのまま半回転。

再び両端を首の後ろに持ってきて固結びに。頭の全周より余裕のある、長めの縦長タイプが狙いめ。

7. アシメリボン巻き
初めてのスカーフならこんなふうにワンポイントから挑戦しても。あえてアシンメトリーな片結びにすることで、360度どこから見ても表情豊かに。

表はシルクプリント、裏は無地のベルベット。無造作に巻いてもキマるから、忙しい朝にも◎。スカーフ(130×5)¥11000/マニプリ ニット¥25300/ロンハーマン パンツ¥27500/カルバン・クライン カスタマーサービス(カルバン・クライン)

スカーフ(130×5)¥11000/マニプリ
HOW TO

髪を結んだゴムを隠すようにずらしながら2周巻きつけ、まずは一回ギュッと固結び。そのあと、先端の長さに違いが出るように片リボン結びにして完成。

8. 真知子巻き
海外セレブがこぞって取り入れ、スカーフブームの火つけ役となった“ほっかむり”スタイル。サングラスと合わせてレトロに振り切るのが大正解!

エスニック調のフラワーがレトロムードを後押し。ラベンダー色とのリバーシブルで、使い勝手のよさも抜群。スカーフ(90×90)¥42900/ピモンテ(ピエール=ルイ・マシア) ブラウス¥25300/ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店(マレ) サングラス¥47300/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン)

スカーフ(90×90)¥42900/ピモンテ(ピエール=ルイ・マシア)
HOW TO
三角に折ったスカーフを頭と耳をおおうようにかぶり、あごの下で結ぶ。前髪やもみあげから後れ毛を出して、顔まわりにニュアンスをつけるのがポイント。

9. 三角リボン巻き
コンパクトながらもボリュームを出すことで、小顔効果や冬にかけては防寒にもひと役。最後の結び目を大きくリボンにすることで、可愛げが出て印象もフレッシュに。

よく見ると女性の横顔のようなアートなプリントは、巻き方によって色や柄の見え方が変わる楽しさが。ギュッとしたスカーフとは対照的に肌見せトップスで隙をつくって、品と女っぽさをバランスよく。スカーフ(89×89)¥35200/アマン(マエストソ) トップス¥19000/シーニュ スカート¥91300/コロネット(ヴィンス)

スカーフ(89×89)¥35200/アマン(マエストソ)
HOW TO

三角に折ったスカーフの頂点が、あごの下に来るように両端を持つ。

首の後ろでクロスして両端を前に。

両端を前でリボン結びに。最後に片方のリボンの輪を引き抜くと、甘さ控えめのこなれた仕上がりに。

撮影/谷田政史〈CaNN〉(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/河嶋 希〈io〉 スタイリスト/川瀬英里奈 モデル/新川優愛 取材・原文/伊藤真知 ※( )内の数字は編集部で計測したスカーフの(縦×横)、およびバッグの(高さ×幅×マチ)で単位は㎝です ※BAILA2025年11月号掲載
























Baila Channel



















