「日本固有のカルチャーが誇らしくなる豪華絢爛なショー!(ライターO)」

ルイ・ヴィトンのクルーズ・コレクションは、本拠地のパリを飛び出し、ブラジルのリオデジャネイロやアメリカのパームスプリングスなど、世界各国のさまざまな土地で開催されてきましたが、今回選ばれたのが、1996年に建築家I.M.ペイによる設計で誕生したこのミホ・ミュージアム! みずみずしい新緑にあふれる大自然に包まれたモダンな美術館を舞台に、なんと全長1kmにおよぶ巨大なランウェイが登場! 世界中から約600名のゲストを迎え、華々しく開催されました。
世界中からセレブが集結! 豪華絢爛な顔ぶれをご紹介
「数年前にミホ・ミュージアムを訪れた際に、建築と自然を調和させたI.M.ペイ氏のコンセプトに魅了されました。本コレクションでは、私が長年にわたって日本から得たものを組み合わせています」
というメッセージのとおり、侍や鎧・和装・歌舞伎・能・浮世絵・彫刻・水墨画など日本古来の伝統文化から、黒澤 明さんや北野 武さんの映画の世界観、そして日本を代表するデザイナー山本寛斎さんのクリエイションまで、あらゆるジャポニズムカルチャーをオマージュし、現代を生きるタフな女性像へと昇華させて形となったウェアやバッグ・シューズ・アクセサリーたちは実に見事。日本人であることを誇らしく思うとともに、ルイ・ヴィトンへの憧れがますます強くなったショーでした。今回お披露目されたコレクションが店頭に並ぶのは来年ですが、今から待ち遠しいですね!