イタリアのハイジュエラー【ブルガリ(BVLGARI)】と、日本を代表するクリエイティブディレクター、藤原ヒロシさんがコラボレーションしたカプセルコレクション「ブルガリ(BVLGARI) × フラグメント(FRGMT)」2nd エディションが発売されます。一般発売は11月15日(金)からですが、ブルガリ(BVLGARI)各ストアにて現在絶賛予約販売中です!
「ブルガリ(BVLGARI) × フラグメント(FRGMT)」第2弾は、第1弾と同様、ブルガリ(BVLGARI)の人気コレクション「セルペンティ」と「ブルガリ・ブルガリ」の定番アイテムをアレンジした新作や、藤原さんのアイデアをフルに生かした新モデルが登場。「セルペンティ」のアイコンでもあるスネークヘッド(ヘビの頭)のモチーフをはじめ、「BVLGARI」のロゴ、藤原さんが主宰するブランド「フラグメント(fragment design)」のロゴや稲妻モチーフなどをあしらったり、ネオンイエローのさし色など、クラシカルなムードのなかに絶妙なエッジをきかせたデザインが特徴です。
ラインナップには、ワンハンドルのクロスボディバッグやトートバッグだけでなく、働く30代女性に大人気のミニ財布をはじめとするスモールレザーグッズ(革小物)も大充実!
使いやすい長財布やカードケースも充実し、ブルガリ(BVLGARI)ファンの方はもちろん、ラグジュアリーブランドの世界観に初めて触れようとする方におすすめしたいカプセルコレクションなんです。
「ブルガリ(BVLGARI) × フラグメント(FRGMT)」2nd エディション 注目アイテム一覧
コラボレーションパートナー、藤原ヒロシさんにインタビュー!
「ブルガリ(BVLGARI) × フラグメント(FRGMT)」のコラボレーションパートナーであり、世界的に活躍するクリエイティブ・ディレクター、藤原ヒロシさんにお話を伺うことができました! 「女性向けのバッグを作ってほしい」とブルガリ(BVLGARI)サイドからのラブコールを受けてコラボレーションが実現したのだそうです。
【藤原ヒロシ/ふじわら・ひろし】
1964年三重県出身。プロデュースやデザインなどで他のブランドとパートナーシップを組み、収益をシェアするユニークなビジネススタイルチーム「フラグメント(fragment design)」主宰。ブルガリをはじめルイ・ヴィトン、モンクレールなどのハイブランドから、ナイキ、スターバックス、ポケモンといった多種多様な業種との大ヒットコラボレーションを次々に手掛けながら、ミュージシャンや京都精華大学ポピュラーカルチャー学部客員教授など、幅広い分野で活躍するファッション界のカリスマです。
「ハイジュエリーの世界は、僕が普段出がけている仕事とはまったく別の業界なので『かえって面白い提案ができるかな』と思ってオファーをお受けしました」という藤原さん。「僕、実は、条件やフレームがある程度決められたなかで工夫をするのが好きなタイプなんです。したがって今回も、アイコン的なコレクションである『セルペンティ』と『ブルガリ・ブルガリ』使って何か新しい提案をしたいというブルガリ(BVLGARI)側の要望と、ユニセックスなものを作りたい僕の希望の両方をうまく生かしたフレッシュなラインナップになっています」と、ブルガリ(BVLGARI)、藤原さんともに自信をのぞかせる「ブルガリ(BVLGARI) × フラグメント(FRGMT)」2nd エディション、私たち働く30代女子におすすめのアイテムを含め、詳しく教えていただきました!
Q:2nd エディションの渾身の新型を教えてください!
藤原さん「このサコッシュ(¥215000)です。カジュアルシーンに映えるバッグとして、日本ではサコッシュ人気がすっかり定着していますが、ブルガリ(BVLGARI)のレザーコレクションにはこれまで存在しなかったアイテム。ブルガリ(BVLGARI)とのコラボレーションプロジェクトにおいて、僕が前からやりたかったモデルを、今回の第2弾で完成させることができました。
ヨーロッパと日本では、バッグそのものの概念や求められる機能、役割が違います。このサコッシュは、イタリアのブルガリ(BVLGARI)が持つ素晴らしいクラフツマンシップを、日本で人気の機能的で使いやすいサコッシュというバッグの形として仕上げた、いわば既存のものづくりの概念を一歩踏み出した革新的な新作でもあるんです」
「今回のキーマテリアルでもあるグレーのカーフレーザーを主役に、ファスナーにあしらったセルペンティのスネークモチーフ、ブルガリ(BVLGARI)ロゴが刻印されたハトメやなめらかなチェーンなど、ブルガリ(BVLGARI)が絶対譲れないアイコニックなパーツを使いつつ、“サコッシュ”ときちんと呼べる形になるよう、こだわって仕上げました。ユニセックスで使っていただけるデザインです」
Q:女子はみんな大好き! 新作スモールレザーグッズへのこだわりは?
「みんなが持つバッグのサイズどんどん小さくなっているので、財布も小さくせざるを得ませんよね。しかも最近は電子マネーも普及してきているから『財布ってシュリンクしていくのかな...』とふと思ったりもしますが、そうではない。たとえば腕時計ってもう必要ないものかもしれないのに、マーケットはずっと残っているし、むしろ拡大傾向にあります。財布もそれに近い存在になるのではないかと思っています。支払いはキャッシュレスで済ませるけれど、バッグやポケットのなかにはいつも財布がある。アナログではありますが現金をまったく持ち歩かないのも不安ですし(笑)、ミニ財布は、ポータブルに特化した財布のひとつの進化系モデルだと思っています」
Q: 藤原さんから見たブルガリ(BVLGARI)の魅力は?
「レザー(革)に対するクラフツマンシップがすごい! 革に対して、ブルガリ(BVLGARI)ほど真摯に取り組む姿勢は見たことがなく、フィレンツェにある工房を訪れた時の印象を今でも鮮明に覚えています。レザーは手作業で行う独特のプロセスを多く経て作られますが、なかでもいちばん面白かったのが、クロコダイルの模様を忠実に再現した革に裏張りをする、といった緻密な作業に延々と取り組む職人のみなさんの姿です。手作業で模様を作ることで革自体にも亀裂やダメージが入りにくくなるし、厚みのある丈夫な革ができるし、もちもグンとよくなって、メリットが増えるんですね。感動しました。
ブルガリ(BVLGARI)で働く人々のホスピタリティも素晴らしくて、たとえば僕がミラノに出張中、フィレンツェまで行く時間がなくても、バッグや革小物のサンプルをたくさん抱えてすぐに見せにきてくれるんです。イタリア人ってなんとなく“働かないでシエスタしてばかり”というイメージがありませんか? そんなことは全然なくて、むしろ日本人よりよく働くのではないでしょうか。仕事を“誰かにやらされる”ものではなく、自分の意思で誇りを持ってやっている。ライフサイクルの一環に仕事がごくナチュラルに組み込まれていて、素敵な働き方をしているなと思います」
Q:藤原さん自身がヘビロテ中のブルガリ(BVLGARI)のアイテムは?
「1st エディションで作ったチェーン(2ndでも継続、¥79000)を愛用しています(と、スッと立ち上がってパンツのポケットを見せてくださる!)。車のキーなどをつけています。チェーンは昔からパンクスタイルに欠かせないマストアイテムなので(藤原さんはバリバリの現役ミュージシャンでもあります)!」
Q:“初めてのブルガリ(BVLGARI)”としておすすめのアイテムは?
「この『ブルガリ × フラグメント』のコレクションは、ハイブランドのアイテムをまだ持ったことがない方にこそ入門編としておすすめの使いやすいバッグや革小物、アクセサリーを揃えたので、これでぜひハイブランドデビューしていただきたいと思っています。今の日本の20~30代の女性は、プチプラの服でおしゃれに装うことがとても上手だし、モノを買ったあともフリマアプリなどを使って新しい流通を生み出している。街ゆく女性を見ていても、昔みたいにめちゃくちゃダサい人がいないですよね? いわゆるファストファッションの普及で、よくいえばおしゃれの平均値が高くなり、悪くいえばちょっぴりつまらなくなったのかもしれない。でもそれはいい意味で、日本のファッションクォリティが総合的にアップしたサインだと思っています。そこにさらに、ラグジュアリーブランドの本当にいいアイテムを手にしてほしいし、もう少し慣れてきたら、ぜひジュエリーや服にも挑戦してくれれば最強ではないでしょうか。『ブルガリ × フラグメント』が喜んでその入口になりますよ」
Q: 藤原さんに世界の名だたるブランドからラブコールが殺到し続ける理由は?
「大変ありがたいことですが『ブランド自身がもともと持っているものとは違うものができるだろう』という期待感、そして、与えられた枠のなかで冒険しすぎないスタンスではないでしょうか? コラボとなると自己主張するデザイナーさんも多くいて、それがいいところでもありますけれど、僕はパートナーとなるブランドや企業の主張を理解したうえで、新しいことを提案するタイプだと思っています。割とひとりで、パートナーとなるチームにスッと自然に溶けこみたい。藤原ヒロシというとストリートカルチャーのイメージが強いと思いますが、元々はラグジュアリーやモードが大好きで、歴史的な潮流を観察したりさまざまな経験を積んだうえでこの仕事をしています。僕ならではの提案を今後も続けていきたいですね」
いかがでしたか? 「ブルガリ(BVLGARI)の革製品に対する情熱とこだわりを守り抜くスタンスは本当に格好いいので、そこから一歩踏み出すようにインスパイアすることでもっと可能性が広がるし、のびしろがあります」とうれしそうに語る藤原ヒロシさんと、ブルガリ(BVLGARI)渾身のコラボカプセルコレクション「ブルガリ(BVLGARI) × フラグメント(FRGMT)」2nd Editionは、2019年11月15日(金)一般発売スタート予定&現在予約販売中です! ぜひお見逃しなく。
お問い合わせ先/ブルガリ ジャパン TEL: 03-6362-0100
取材・文/沖島麻美