ライターが「今使える!」と思った、ユニクロ(UNIQLO)の優秀アイテムを紹介する連載「ユニクロ 読む試着室」。読者が本物を手に取ったのと同じくらいにアイテムのよさやディテールが伝わるよう、サイズなどを編集部独自に調べ、細部の写真多めでご紹介します!
シアーだから暑苦しくない&今っぽい!着回し力抜群、ユニクロのタートルネックをレビュー!
ユニクロ「ライトリブタートルネックT」¥1500
まだまだ暑い日もありますが、そろそろ秋を意識したい時期。今回は「秋っぽさを取り入れたい、でも暑苦しく見えるのは違うかも」という今にぴったりな、シアートップスのご紹介です。薄手で軽い着心地ながら秋を意識できるタートルネックで、日焼け対策としても効果がありそうな長袖の「ライトリブタートルネックT」(¥1500)を徹底的にレビューします。
「タートルネックは、もう少し寒くなってからじゃ?」「薄手でもフィット感があったら暑そうで心配」「首が短くてタートルネックは苦手」という声も聞こえそうですが、実際のところは? では早速見てみましょう。
ライトリブタートルネックTの「細部」に注目!
今回レビューするのは、ライトリブタートルネックTのホワイト、Mサイズ。レイヤードスタイルにも大活躍するシンプルなタートルネックですが、この形だからこそ出てきそうなお悩みも見事に解決する、使い勝手抜群なトップスに注目しました。
質感:透け感あり。とろんとしたなめらかな肌触り
記事の最初の写真でもわかるように、インナーが透けるくらいの薄手の生地は、素材の表示を見ると、48%レーヨン、48%ポリエステル、4%ポリウレタンでできています。レーヨンはシルクのような肌触りや光沢が出ることが特徴。そしてポリエステルは、洗濯に強くて乾きやすく、シワになりにくいことが特徴の素材です。なのでとろけるような薄手の生地にもかかわらず、自宅でのケアがしやすい! シアーなアイテムは、繊細なところもあるものが多いので、これは心強いポイントですね。
伸縮性があるので、着ていても疲れにくいでしょう。ただし、無理に伸ばすと型崩れの原因になるのでご注意を。
かなり薄手なので、一般的なカットソーやニットに比べると、風通しがいいです。ただし首もとまで生地のあるデザインなので、暑さが強く残る日に着るには向かないでしょう。
色味:肌の色を拾うが、生地自体はキレイなホワイト
オフホワイトとホワイトの表記を使い分けているユニクロ。「ホワイト」と表記されているこちらは、すっきりとした白と言えるでしょう。ただし生地が薄いので、着たときに肌やインナーの色を拾います。なので、ホワイトですが「真っ白は自分の肌の色には似合わない」と思っている人でも、着方次第で合わせやすいアイテムかもしれません。
全体的に同じ生地や編み方で作られていますが、リブがしっかり入っている首もとや、折り返しがある袖口などは、透け感が少なく白が強く出ます。
デザイン:首もとが2way!ダボつかないけど適度なゆるさがあり
ライトリブタートルネックTは、オフィス向けのキレイめなコーデにはもちろん、どんなシーンにも取り入れやすい万能シルエットが魅力。フィット感が程よくありながらも、柔らかい生地がリラクシングな雰囲気も演出します。
タートルネックはそのままクシュっと立たせるのと折り返すのと、2wayで着ることができます。生地が柔らかいので、立たせても「頭がのっている」ようにはならず、私もそうですが、首の短さを気にしている人も取り入れやすいです。
袖は少し長めの印象。柔らかく綺麗なドレープが出るので、腕を下ろすと手首で布がくしゅっとなるのも可愛い。手の甲まで隠れるので、日焼け・防寒対策にもなりそうです。
裏地・縫製:裏地なし。袖と首はしっかり縫われているのでほつれにくそう
ライトリブタートルネックTを裏返してみました。このように裏地はありませんが、首や肩、袖まわりは丁寧に縫製されています。薄手だからこそ特に心配なほつれトラブルも、その点では安心できそうです。
カラバリ:万能&肌馴染みのいいカラーも展開
現在取り扱っているライトリブタートルネックTのカラーバリエーションだと、ホワイトのほか、ダークグレー、ブラック、ピンク、ブラウンがあります。
ピンクは肌馴染みのよさそうな薄い色、ブラウンもカーキに近い色で肌がキレイに見えそう。
ライトリブタートルネックTの「サイズ」をメジャーで実寸!
店頭で着ずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました! この後コーディネートでも提案時に着ているMサイズの数値なので、着用写真と合わせてチェックしてみてくださいね。
※サイズは編集部調べ。ユニクロが提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね!
着丈:約60cm
少し長めの着丈で、ボトムにインしても出てきにくそうな長さです。
身幅:約44cm
程よいフィット感がありつつ、少し余裕もあるので、シアーですが体の肉感はうまく逃してくれそうです。
襟幅:約16cm
ダボつくことはないですが、首まわりに少しゆとりができるくらいのサイズ感です。
襟の高さ(襟の上部〜切り替え部分):約11cm
すっきりめのタートルネックだと思います。私と同じ“首短族”の方は、折り返した着方をするとして、約6cmと思って検討してみるといいかも!
肩(襟〜切り替え部分):約12cm
ここも身幅と同じで、程よく余裕ができるサイズ感でした。ただ試着した私は肩幅が少し狭いので、肩幅が気になる人は普段よりサイズアップしてもよさそうです。
袖(脇下〜袖口):約46cm
試着してみたところ、袖の長さの印象は、肩まわりのゆとりの有無でも変わりそうでした。肩や二の腕が華奢な方は、少し数値より長い印象を受けるかもしれません。
袖の筒幅:約8cm
細めの作り。腕をまくったときにしっかり止まってくれそうです。リブが伸縮するので腕の太さで着たときのシルエットが極端に変わることはなさそう。
全体:「エアリズムコットンボーダーTシャツ」とサイズとシルエットを比べてみた!
同じく今季の新作同じ「エアリズムコットンボーダーTシャツ」と平置きで重ねてみました。ボーダーの方はユニセックス仕様だからか、同じMサイズですが少し大きめの作り。重ねてみて分かりましたが、脇の詰まり具合にかなり差がありそう。タートルネックの方は二の腕まわりの幅と手首あたりの幅の差が比較的少ないですね。なので二の腕によりフィットした作りだというのが分かります。袖のサイズのところで話した「肩まわりの余裕次第」というのは、ここが関係していそう!
アイテムのスペックがわかったということで、続いてはこのアイテムをどうコーデに取り入れるか? スカートとパンツそれぞれのコーデを考えてみました。
ライトリブタートルネックTのMサイズで「コーデ」!
シアーなデザインだからこそ、レイヤードが楽しめそうな、このタートルネック。ということでスカートとパンツそれぞれを使ったレイヤードコーデを考えてみました。
普段からユニクロは基本的にMサイズ(時々Sサイズ)を着ている162cmのライターが、Mサイズを着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。
主役のカラーシャツをtoo muchにさせない、抜け感が効いたコーデ
着用者:身長162㎝
シャツ/コットンシャツ(¥2990)
タートルネック/ライトリブタートルネックT(¥1500)
スカート/サテンスカート(¥3990)
バッグ/レザータッチスクエアショルダーバッグ(¥2990)
シューズ/私物
私物以外ユニクロ
サテンのすっきりシルエットなスカートにタートルネックだけだとかっちりしすぎなコーデに、抜き襟でシャツをざっくりと羽織ってカジュアルダウンを狙いました。布目が詰まったシャツに厚手のタートルネックを合わせると少し窮屈な印象になりそうなところ、シアーな生地が抜け感を作ってくれています。
上下ワントーンコーデでも表情が出て、のっぺりしない!
着用者:身長162㎝
ジャケット/テーラードジャケット/リラックスフィット(¥6990)
タートルネック/ライトリブタートルネックT(¥1500)
パンツ/スウェットパンツ(¥2990)
バッグ/レザータッチスクエアショルダーバッグ(¥2990)
シューズ/私物
私物以外ユニクロ
ハードルの高い上下ホワイト系のワントーンコーデも、ボトムと違った表情を出せるシアーな生地で、のっぺりしません! 薄地なので、もたつきがちなスウェットパンツにインしてもお腹まわりがすっきりしています。もう少し涼しくなったら着たい、オフィスにも着られるジャケットコーデです!
【結論】真夏以外着られる「ライトリブタートルネックT」を今すぐ買うべし!
タートルネックを苦手に思っている人にこそ試してみてほしい、使いやすさが抜群のアイテムが、ユニクロにありました! 首も着心地も、見え方も窮屈にならない、こなれ感が出る「ライトリブタートルネックT」。薄手で暑い日以外は何かと使えるこの優秀トップスを、今すぐゲットしましょう!
ちなみに、アイテム比較で登場した「エアリズムコットンボーダーTシャツ」も今持っていたい、超優秀な1枚。こちらも同連載で徹底レビューしているので、お見逃しなく!