アイコニックなキルティングモチーフを3色の輝きで表現した「ココ クラッシュ」。メゾンのシンボルを刻んだデザインの背景にあるストーリーや型にはまらない魅力をさらに感じて。
1 キルティングの秘密
Photo Mike de Dulmen ©Collection CHANEL
ルーツは、マドモアゼル シャネルが馬術競技場で目にした男性騎手のキルティングジャケットやアーガイル柄セーター。1920年、初めてキルティングモチーフをデザインに取り入れて以降シャネルのコレクションに次々と登場し、1955年、のちに「2.55」と名づけられる伝説のキルティングバッグが誕生。1世紀を超えても、マドモアゼルの進歩的な発想とボーイッシュな感覚がインスピレーションを与え続け、現代の「ココ クラッシュ」に。
2 ベージュ・イエロー・ホワイト
地金の美しさを存分に楽しむことができるベージュゴールド・イエローゴールド・ホワイトゴールドの3色がそろう。華やかさと肌なじみのよさを兼ね備えたベージュは、マドモアゼルが愛したシャネルだけの色。どんなミックスもお互いを引き立ててくれる。
いちばん人気のリングはカラーとともに、ミニ、ミディアム、ラージのサイズ違いを買い集めることで、自分だけの楽しみ方を。「ココ クラッシュ」リング(上から)(BG)¥254100・(YG)¥451000・(WG)¥638000/シャネル
3 広がり続ける多彩なコレクション
2015年に発表されて以来、デザインとサイズのバリエーションが広がっていく嬉しさも「ココ クラッシュ」ならでは。将来少しずつ買い足していく楽しみが。たとえば、華奢なネックレスを“ファーストアイテム”として選ぶ人も。
メゾンのイニシャル「C」とリング状のモチーフが揺れるネックレス。長さを4〜5段階に調整できるアジャスターによって、胸元のバランスを自由に調節できるのが嬉しい。「ココ クラッシュ」ネックレス(右)(BG×DIA)¥929500・(左)(BG)¥385000/シャネル
※YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、BG=ベージュゴールド、DIA=ダイヤモンドの略です
撮影/生田昌士〈hannah〉 取材・原文/陶山真知子 ※BAILA2024年6月号掲載