〈獅子座〉の2021年下半期の恋愛運と来年の見通しを、鏡リュウジさんの星占いで駆け込みチェックしよう。
《LOVE》未来への希望を愛情を通じて伝え合う
夏の出会いをいかにつかみ、継続させていけるかがカギとなる下半期。恋のモテ期としては10月に大きなチャンスがやってきますが、2021年を通じてみるとパートナー運の高いとき。本当に大事な人と向き合う姿勢が、運気を左右することになりそうです。
10月の恋は、情熱に背中を押され、理性がなくなってしまうような熱い恋。複数の人からアプローチされ、誰を選ぶべきなのか迷ってしまうかもしれません。もし、恋愛中心の下半期にしたいと思っているなら、この時期の駆け込みが恋を盛り上げます。ちょっとくらい危険な香りのする相手でも、好きだと思うなら飛び込んでしまいましょう。ただ、11月以降にスッと熱が冷めてしまうかもしれません。一時的な恋だということは、胸に留めておいて。
結婚運が高まってくるのは秋も本番になってから。情熱的な恋愛に気持ちをもっていかれつつも、結婚したいなあという漠然とした思いが強くなってくるでしょう。11月に、様々な恋の相手を「結婚」というフィルターでふるい落としてしまうと、そこにはあなただけの運命の相手が待っています。もしかすると、その人はあなたとの結婚をまだ考えてはいないかもしれません。でも、あきらめることはないので安心して。11月から12月にかけては継続と安定の運気。定期的にSNSやメールなどでやりとりを重ね、長続きする関係を築けるということをアピールしましょう。
相手の恋心が盛り上がっていくのをつぶさに観察し、次はどんな作戦でいくか考えて。次第に相手もあなたを結婚相手として真剣に考えてくれるはずです。
恋人との結婚スケジュールも、年末にかけて詰めていきましょう。家族への挨拶などももちろんですが、まずはお互いの理想を言い合い、夢のような結婚生活を話し合うのがおすすめ。難しい時代の中で、結婚後の生活にあまり夢を描けないときですが、あえて現実を見ないことで、二人の思いがしっかりと結びつきます。
「コロナが落ち着いたら、こういう生活をしていこうね」という共通のビジョンが心を近づけ、一緒に頑張ろうという思いを高めてくれます。そうした、ちょっと聞くだけでは実現できそうもない大きな夢を描けるのは、太陽を守護星とする獅子座ならでは。あなたが言うならできるかもしれないと思わせる、強いパワーがあるのです。その力を発揮するのに、今ほどふさわしい時期はありません。できるかどうかは未来にわかればいいこと。今は恋する楽しさ、結婚する喜びなど、プラスのエネルギーを心の底から信じてみてください。そうすれば、あなたのパートナーとなる人は未来への希望を失うことなく顔を上げて歩いていけます。その姿があなたにも勇気を与え、さらに元気になっていくはずです。一緒に生きていくことの大切さ、人が支え合う強さを、愛を通じて知ることになるでしょう。
鏡リュウジさん
1968年、京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。心理占星術研究家・翻訳家。新装版『魂のコード』(ジェイムズ・ヒルマン著 鏡リュウジ翻訳 朝日新聞出版)が好評発売中。
イラスト:itabamoe ※BAILA2021年9月号掲載