〈水瓶座〉の2021年下半期の恋愛運と来年の見通しを、鏡リュウジさんの星占いで駆け込みチェックしよう。
《LOVE》心の激しい揺れが恋の行方を大きく変えていきそう
恋愛運は、夏から秋にかけて短いサイクルで変動しそう。相手を束縛したい気持ちになったかと思えば、あなたが移り気になって本命が定まらないことも。
でも、大きな運の流れでは出会いに恵まれるときですから、「この人かも」「やっぱり違う」なんて思いながら恋のお試しをしていくのはありだといえます。思わせぶりな態度で相手を傷つけてしまわないように気をつけつつ、自分に合う人探しを続けてみて。
結婚運が高まるのは8月から9月。この人しかいないと思えるような、絶対的な信頼を感じる相手を見つけられる暗示が。その分、浮気心はご法度。真摯な愛情を注がず、よそ見をした場合はすかさず見抜かれてしまうでしょう。
婚姻届の提出にぴったりの時期は9月。面倒な手続きもしっかりと進めやすいときです。お互いの大切な人への挨拶も、このときに予定するといい顔合わせになりそうです。11月にも結婚運が巡ってきますが、この時期はマリッジブルーにもなりやすいとき。いい人だと思ったのに相手のスペックが低いことが急に気になり始め、結婚生活がうまくいかないのではと思うようになったり、理由もなく涙もろくなったり。感情の浮き沈みが激しくなって、相手を困らせてしまうでしょう。特に、条件面での不満を言うのは失礼。もし打ち明けるにしても、自分が望んでいるライフスタイルについてどう思うかなど、あなた自身の思いを前面に出して話をしてみることがいい話し合いにつながるでしょう。不安が募るあまり、冷静なら気にならないことさえ言いたくなってしまいやすい運気。そのせいでせっかくの縁をふいにしてしまわないよう気をつけてください。
結婚を考えず、恋愛を楽しみたいと思っている場合は、そんな気持ちの揺れが恋のスパイスになりそうです。デートで素敵な場所に連れていってもらったといっては感激し、同じものが好きだとわかると嬉しくなり、豊かな感受性が恋を盛り上げてくれます。あなたと一緒にいると、どんな瞬間もスペシャルな時間になると、恋人も頰をほころばせるでしょう。
こうしたロマンチックな雰囲気は、恋の星・金星が山羊座を抜ける2022年3月まで続きます。結婚を意識していないなら、あえて恋を満喫するモードに気持ちを切り替えてみるのもよさそうです。
少し気をつけたいのは、心が大きく動く運気であるために、好きな人が危機に陥っていると思うと、過剰に反応しがちなところ。思いを寄せていたり、交際していたりするからといって、相手の人生をまるごと抱えるのは到底できることではありません。
しかし、この時期はつい、あの人を支えるのは自分だけだという思いに駆られて何事もやりすぎてしまうことがあるでしょう。親友など信頼できる人に、恋愛で暴走するような場合があれば止めてくれるように頼んでおいて。我に返り、恋の大暴走を防げそうです。
鏡リュウジさん
1968年、京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。心理占星術研究家・翻訳家。新装版『魂のコード』(ジェイムズ・ヒルマン著 鏡リュウジ翻訳 朝日新聞出版)が好評発売中。
イラスト:itabamoe ※BAILA2021年9月号掲載