生理中でも、ナプキンやタンポンを使わずに、経血モレを気にすることなく一日中安心して過ごせるスーパー画期的な超吸収型生理ショーツ【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】が話題です! 7月30日の一般発売開始を控え、クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー(CAMPFIRE)」にて特典つき先行発売をスタートしていますが、6月下旬時点ですでに支援者4500人超え&約5000万円もの資金調達に成功! この期待のフェムテック商品開発を手がけた、美容家でMNC New York株式会社代表の山本未奈子さんと、ビジネスパートナーの高橋くみさんのインタビューに成功しました♡
【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】は、1枚で約120mL(タンポン約12本分!)の液体を吸収し、洗濯して繰り返し使用することが可能。ナプキンやタンポンなどの生理用品なしで過ごせる超吸収型生理ショーツです。おなかをすっぽりと包み込む安心のボクサー型で、抗菌・防臭、防水などの機能素材5層からなる経血吸収体を内蔵。また、腹部前面にテラヘルツ鉱石パウダーをプリント。生地を2枚重ねにすることで、生理中の冷えや痛みに配慮した独自の温もり設計を採用しています。
山本未奈子さん(株式会社Bé-A Japan 代表取締役CEO)
美容家、MNC New York代表。12歳からイギリスで過ごし、UCL(ロンドン大学)を卒業後、帰国し商社と外資系証券会社に勤務。32歳のとき、NYの美容学校「L’atelier Esthetique」へ入学し首席で卒業。同校で教鞭を執る。拠点を日本に移し、2009年にMNC New York株式会社を設立。“日本で一番女性を幸せにする会社”をビジョンに掲げ、女性のための美容やファッションブランド、ヘアアクセサリー事業、スパ事業の運営などを展開。また女性起業家として美容記事の監修やセミナー、イベントでの講演など多方面で活躍中。著書多数。
高橋くみさん(株式会社Bé-A Japan 代表取締役COO)
山本さんのビジネスパートナーで、今回ご紹介するフェムテック商品【超吸収型生理ショーツ Bé-A(ベア)】のコンセプター。UCL(ロンドン大学)卒業後、外資系映画会社、外資系アパレル会社を経て、2009年に山本さんとともにMNC New York株式会社を設立。家族と住むアメリカ・ロサンゼルスとを行き来しながら、1年のおよそ半分を日本で過ごす。共同経営者の山本さん同様、シングルマザーに育てられたこともあり“ジェンダー平等”と“女性のエンパワーメント”に人一倍の関心と持論をお持ち。
CEO山本さん、COO高橋さん(なんとLAからご参加いただきました!)のお二人に、PRマネージャーの西村カナコさんを交えた、それはそれはにぎやかで情熱的な【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】開発秘話インタビューをお届けします。
Q1:【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】はなぜボクサー型なのですか?
PR西村さん「昨今話題のSDGs(*)のなかでも、LGBTを含めた性的マイノリティの多様化にともなう対応を強く求められているように、月経を持つすべての方に抵抗なく使っていただけるようなデザイン、またアウターに極力響かないシンプルなデザインを追求した結果、従来型のフェミニンなデザインではなく、あえてユニセックス感の強いクールなボクサー型となりました。おへそあたりからお尻までしっかりと包み込むような股上の深い設計に仕上げてあるのも、普段にも増して体が冷えやすく、腹痛や貧血などの体調不良に見舞われやすい生理期間を、少しでも快適に過ごしていただきたいという思いからです」
(*)SDGs:2015年9月の国連サミットで採択された“SustainableDevelopmentGoals=持続可能な開発目標”のこと。2030年までに貧困や紛争、社会的格差、気候変動など幅広い問題に対して17のゴールを設定し、地球の明るい未来を実現させることを目標としています。@BAILAでも過去記事にて詳しくご紹介しています。
Q2:【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】誕生のきっかけを教えてください。
COO高橋さん「吸水(血)型サニタリーショーツは、アメリカで先行して3年以上前から普及しています。最初は“素晴らしい発想だ!”と感心し、自分の分はもちろん、山本や日本の会社のスタッフにも購入して、みんなではいて試してみたのですが、経血が多い2〜3日目などはどうしてもモレてしまうんですね...アメリカでは、日本に比べてタンポンや月経カップの普及率が非常に高いので、吸水型ショーツも“併用”が当たり前。これが非常にもったいないと強く感じました。これが日本製であれば、タンポンもナプキンも要らないくらい吸収してくれて安心感があり、耐久性にも優れたものができるのではないか!?...と思ったのが【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】開発のきっかけです」
CEO山本さん「私も月経時は経血量が非常に多く、仕事に没頭するうちに服や椅子に赤いシミをつけてしまったり、生理にまつわる失敗エピソードには事欠きません...さらに、年齢的にもプレ更年期にさしかかっており、これからどんどん生理が不安定になってくることが予想されます。アメリカの吸水ショーツをはじめさまざまな生理用品を試してはがっかりしていたので、高橋の発案を聞いて“経血が絶対にモレない、安心して使える吸水ショーツを私たちの手で作ることができたら、同じような生理の悩みを持つ多くの方に寄り添うことができる!”と考えました」
Q3:“絶対モレない!”生理ショーツが作れるパートナー、どうやって探したのですか?
COO高橋さん「まず最初に、下着を作っているメーカーや工場からアタックしましたが、私たちが目指す商品の肝心要でもある、吸水して逃さない“モレない吸収体”の実現が非常に難しいとのことで、あらゆる会社に断られ続けました。さらに“経血が吸収された下着そのものをずっと身につけ続けることは、衛生面を気にする日本人女性には受け入れられないのではないか?”という疑問から、あまり真剣に取り合っていただけないケースも...そこで、シニア用の尿モレ防止パンツや子ども用のトイレトレーニングパンツを作っていて、世界随一レベルの尿もれ防止技術を誇る九州メーカーさんに行き当たりました。交渉開始当初は“要望が高すぎて、とてもじゃないが製品化は難しい”と突き離されながらも、“その高い技術を応用して、とにかくモレない吸水ショーツを作っていただけないでしょうか!?”という私たちのラブコールを受け入れていただき、ついに共同開発の承諾をいただくことにこぎつけました」
4.【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】開発で最も苦労し、こだわった点は?
COO高橋さん「それはもう...肝心要の吸収体ですね。従来の吸水型サニタリーショーツは、吸収体がショーツ内に一体化されているものがほとんどで、どうしても洗いにくい。いかにこの吸収体から“経血離れ(=洗ったときに経血が落ちやすい)”をよくし、洗いやすくして、しかもショーツ内で吸収体がズレないようにしっかり安定感のある設計することに、最もパワーを注ぎ工夫を凝らしました。吸収体の大きさや厚さにもミリ単位でこだわりました。ナプキンが併用できるように、クロッチ(股)部分にウィングポケットをつけたのも大きな工夫のひとつです」
CEO山本さん「“まずはモレない”ことを第1優先に開発しましたが、実は“洗濯しやすさ”が第2優先ポイントでした。毎日のお洗濯は私たちのライフワークの一貫ですから。さらに“おなかを全体的におおって温めてくれる機能をつけたい”、“ニオイがなるべく気にならないように抗菌防臭機能も!”と、工場スタッフのみなさまも含めて関係者全員の要望を叶えようともがいているうちに、あれよあれよと2年半もかかってしまいました」
Q5:【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】のデビューをクラウドファンディングにした理由は?
クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」内の【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】先行予約販売ページ。6月下旬時点ですでに支援者4500人超え&約5000万円もの資金調達に成功しています!
PR西村さん「生理に関するお悩みは世界共通事項だと思いますので、ヘルスケアに関心のある方だけに限らず、きわめてオープンな場で【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】を公開し、他人になかなか相談できない生理問題に悩むユーザーの声を確実に聞き届けるためです。実は、山本が手がけているスキンケアブランド『SIMPLISSE(シンプリス)』で昨年末、デリケートゾーンの潤いを高め、気になるニオイやかゆみをケアするサプリメント“シンプリス センシュアル ネンマク ケア”をクラウドファンディングでローンチしたのですが、期待以上に大きな反響があり、昨対160%を超えるユーザー獲得に成功しました。デリケートゾーンのニオイやかゆみ問題同様、生理も、誰にとっても悩ましく不快で億劫なもの。万人共通の悩みに応えるため、なるべく広範囲にわたるアプローチがしたかったのです」
COO高橋さん「最初は“100万円くらいはクリアしたいね”と目標を掲げていたのですが、6月1日0:00AMにスタートし、3時間ほどであっという間に目標額をクリアしてしまいました! その後も続々とご支援くださる方が増えていて、あまりの反響と期待の大きさに、私たちも身が引き締まる思いです」
PR西村さん「クラウドファンディングは、ユーザの意見やリクエストをダイレクトにお伝えいただく絶好の機会なんです! たとえば支援者の方の中には、体が不自由な方、またそういったお子さまをお持ちの方、さらに発達障害などで“定期的にナプキンを交換する”といった行動自体のハードルが高い初潮前のお子さまをお持ちの方などがいらして“こういう方々にこそ【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】は必要なんだ!”と、使命感をますます強く持つようになりました」
Q6:サイズ展開や関連商品など【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】今後の展望は?
PR西村さん「先ほどお話しした初潮前後のティーン向けに、小さなサイズの製作に取りかかっています。山本も私自身も、女の子の子どもを持つ母親なので、生理に対する子どもたちの不安や不快感を少しでも払拭してあげたい。今年の冬前にはリリースしたいのですが、まず今、先行予約分でいただいている大人用の生産が間に合うかどうかの不安もあるので、支援者のみなさまに1日でも早く商品をお届けできるよう生産体制を拡充して、ご期待に添えるよう努力していきたいです。ご要望の多いLLサイズや、カラーバリエーションでベージュの開発も進めております」
COO高橋さん「【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】は、日本国内のパートナー工場内でひとつひとつ手作業で製作していて、通常のショーツの3倍以上の工程がかかります。新型コロナ禍中でも、工場ではフルラインをオープンし全力で生産を続けています。しばらくお待たせしてしまい大変恐れ入りますが、支援者のみなさまには楽しみにお待ちいただきたいと思います」
CEO山本さん「【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】は、日本が誇る素晴らしい技術の結晶です。日本のものづくりの技術は世界中ですでに認められていますが、さらにそれを世界中のみなさんに周知していただくべく、また地域創生・ひいては日本全体を盛り上げるために、海外進出を真剣に視野に入れて活動していきます」
PR西村さん「7月30日のショーツ発売と同時に、界面活性剤フリーの血液専用粉洗剤“(Bé-A)ベア ウォッシングパウダー”もリリースします。クラウドファンディングにご協力いただいた支援者のみなさまには10gのサンプルをリターンとしておつけするもの。万が一、服やシーツなどに血をつけてしまったときに、つけおき洗いするだけで経血汚れの主な成分であるタンパク質も色素も浮かせて落とすので、生地を痛めることなく汚れやニオイをすっきり落とします。界面活性剤を使っていないので環境にもやさしいんですよ」
COO高橋さん「また【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】とセットで使えて肌にやさしい、羽根つきのシルク製布ナプキン“(Bé-A)ベア シルクナプキン”の発売も予定しています。経血量が多くて不安なときに、ショーツのクロッチ部分のウィングポケットに装着して使えるバックアップアイテムです」
7.【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】のサスティナブルな点を教えてください
PR西村さん「洗濯して繰り返し使えるので、使い捨ての生理用ナプキンやタンポンを消費するよりも断然コストパフォーマンスに優れていると思います。BAILA読者のみなさまは、仕事もプライベートも非常にアクティブ。【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】があれば、大量のナプキンを持ち歩いたり、交換のためにひんぱんにお手洗いに立ったりというムダが一切なくなります」
COO高橋さん「たとえば、使い捨ての生理用ナプキンを1日5枚使用すると、1度の生理期間(約5日間)で約25枚、生涯で約1万2000枚もの大量の生理用ナプキンを使用し、ごみとして排出することになります。しかも現在、市場に流通している使い捨て生理用ナプキンやタンポンの多くはプラスチック製。環境保護のためにプラスチックフリーが叫ばれる昨今、1人が1万枚以上ものプラスチックごみを廃棄している現状を、一刻も早く打破しなければなりません」
CEO山本さん「私にも高校2年生の娘がいますが、生理用ナプキン自体がプラスチック製なのを知らずに使っていました。プラスチックはそのままでは土に還らず、廃棄処理のために排出されるCO2の量を増える一方で、深刻な環境汚染の原因になっています。プラスチックごみを出さずに生理期間を過ごせる【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】を通して、子どもとともに環境問題について話し合ういいきっかけになっています」
8【まとめ】スーパーポジティブな女性たちが作る画期的フェムテック商品!
本インタビュー取材は(感染拡大防止のため)対面ではなくオンラインで開催したのですが、PCの画面越しからでも、CEO山本さん・COO高橋さん・PR西村さんらのポジティブオーラ、さらに「生理に悩む女性たちをあの手この手でなんとかサポートしたい!」という強い熱意がヒシヒシと伝わってきて、インタビューの最後に思わず「みなさまはなぜそのようにモチベーション高く活動できるのですか(* "q')?」と伺ったところ「“女性を幸せにする会社”をコンセプトにしていて、スタッフそれぞれ、仕事のやり方や性格は違えど、全員が同じ目的に向かってチームワークで進んでいて、楽しみながら仕事をしています。“ユーザーひとりひとりの悩みに寄り添いながらイノベーションを起こしていきたい!”と本気で信じているからでしょうか(^^)」とにっこり笑顔をくださったCEO山本さんの晴れ晴れとした美しさと、それにうなづくCOO高橋さん&PR西村さんの頼もしさに、希望しか感じませんでした...(*^^)人(^^)人(^-^)。そんな彼女たちの情熱が結集した究極のフェムテック商品にして超吸水型生理ショーツ【(Bé-A)ベア シグネチャーショーツ】は、7月15日(水)まで「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」でクラウドファンディングによる支援を受付中、7月30日(木)から一般発売をスタート。ぜひチェックしてみてくださいね。
画像提供/Bé-A(ベア) 取材・文/沖島麻美 ※掲載されているのは2020年6月下旬時点での情報です。 超吸収型生理ショーツ Bé-A(ベア)クラウドファンディングおよび発売に関する最新情報は、Bé-A(ベア)公式Instagramでもご確認いただけます。