モデルとして、COELのディレクターとして、そして母としてBAILA世代が憧れる女性、ヨンア。18歳の頃までさかのぼり、今のヨンアのベースとなるものを探ります。新人時代に撮影カットをメモしていたこと、はじめて表紙を飾った時の事…。やさしくてハッピーオーラ全開のヨンアの原点がここに!
ヨンアのModel’s side【私のベース】
10代から始めたモデルの仕事。つらいことも、うれしいことも全部ひっくるめて、いちばん成長させてくれたヨンアのベースとなるもの。
「いろいろな経験をしたから今がある。そう思えることに感謝!」
「人が好き”っていう気持ちがモチベーションになる」
トップス¥7000/ナゴンスタンス パンツ¥18000/トゥモローランド ピアス¥27000/ショールーム セッション(モダン ウィーヴィング) ブレスレット¥46000/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ)
【STRUGGLE】18歳で日本に来て家族も友達もいない、言葉も通じないなかで毎日がつらかった…
「日本で活動を始めたのは18歳のころ。大好きな家族や友達と離れて言葉も通じない、お仕事は新人だからいつも現場には最初に行き、先輩たちが終わるのを待って、1~2カット撮ってもらって帰る日々。ホームシックにもなって人生でいちばん寂しくてつらい時期だった。でも、現場で先輩モデルやスタッフの方たちがポージングを教えてくれたり、家に来てごはんを作ってくれたり。今考えたら、言葉も通じない私に、みんな本当にやさしかったなって思います。そうやって言葉も仕事も必死で勉強して友達ができたら、気持ちが前向きになって、毎日がだんだん楽しくなっていったの。あのときの経験があるからこそ今の私があるし、周りの人たちへの感謝を忘れないようにしようって思えるんです」
【HAPPY】幸せを感じるのは、自分の存在が誰かに影響を与えているって思えるとき!
「最近は、SNSなどで応援してくれる人の声を直接聞くことができる機会が多くて、それが仕事のいちばんのやりがい。『元気もらってます!』とか『癒される♡』とか……ささいなこでも、なにかしら自分の存在が誰かに影響を与えていると感じられる瞬間が、やっぱりうれしい!“人が好き”っていう気持ちが、モチベーションになっているの」
【TURNING POINT】いちばんの転機は、表紙モデルになれたこと。その経験が、人間としても成長させてくれた
「新人のころから、撮影のたびにカット数をメモして、自分の写真の切り抜きを貼るノートを作っていたの。最初は少なかったけれど、次の年には、1年でこんなに増えた!って、それを励みに頑張った。そして2006年、いちばんの転機は初めて表紙を飾ったこと! 今はドラマや音楽で韓国の文化が身近だけれど、当時はまだ珍しかった時代。大勢のファンの人たちが望んでくれて、無理と言われていた夢を実現できたことは本当にうれしかったし、大きな自信になった。その後、表紙モデルとして雑誌の顔になり、責任も感じるようになって。ファッションの勉強のモチベーションも上がり、人間としても成長させてくれるきっかけになったと思う」
【NEXT】30代。自由に思い切り新しいチャレンジをしていい年代!
「モデルの仕事はもちろん楽しいし、最近ではCOELやYouTubeみたいに、今までと違う接点で皆さんとつながれていることにもワクワクしてる! つらい経験も大変なことも全力で頑張って乗り越えてきた今、30代は自由に思いっ切りやっていい年代だと思う。“やらないで後悔するより、とにかくやってみる!”がポリシーだから、これからも失敗を恐れず、新しいチャレンジをしていきたいな」
撮影/酒井貴生〈aosora〉 ヘア&メイク/美舟〈SIGNO〉 スタイリスト/百々千晴 モデル/ヨンア 構成・原文/東原妙子 企画/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2020年4月号掲載
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