1stソロ写真集『Luminous』が大ヒットした“ご褒美旅”として実現したニュージーランド旅企画。滞在したクライストチャーチでの思い出から旅に必ず持っていくもの、これから行きたい旅先まで山田涼介さんに語ってもらった。

豊かな自然とカルチャーが充実したニュージーランドが大好きになりました
昨年1月30日にリリースした1stソロ写真集『Luminous』が大ヒット! 今回のロケはその功績を讃えた“ご褒美旅”として企画がスタート。旅先は日本と反対の季節が楽しめるニュージーランドに決定した。
「正直、行く前はニュージーランドについてあまり知識がなかったのですが、いざ足を踏み入れてみたら魅力的なスポットがたくさんあって心が躍りました」
そう語る山田さんがニュージーランドの魅力を解説。
「今回滞在したクライストチャーチは、街の中にアートがあふれているんです。僕はもともと現代アートが大好きなのでそういう環境に身を置けることがシンプルに嬉しくて。宿泊していたホテルも『The Arts Centre』というアートが集結した総合施設の敷地内にあったんですけど、素晴らしいネオ・ゴシック様式の建築で。自分の部屋からふと窓の外に目をやると当たり前のようにドラマチックな景色が広がっていて、目が覚めるたびに一人でしみじみ感動していました。ふらっと散歩に出かけるだけで壮大なストリートアートが次々と出現して、中には日本の作家さんが描いた作品もあったりして。この国が日本と縁が深いことを知るきっかけに。地元の方々も皆さんフレンドリーで、すれ違うときに陽気に挨拶してもらえるのも素敵でした」
クライストチャーチはグルメも大充実。
「お肉も魚も野菜も、食材そのものが新鮮でシンプルに美味しかったです。それからコーヒーカルチャーが充実しているのもありがたかった。僕は毎朝自分でドリップするくらいコーヒーが好きなのですが、街のいたるところにコーヒーショップがあってどこで飲んでも美味しいんです。写真集のロケに引き続き、アイスコーヒーを何杯飲んだか数え切れないくらい(笑)」
街から少し足を延ばせば、大自然が広がるのも旅先としてニュージーランドが人気な理由のひとつ。
「国立公園に出かけたとき、電車に2時間半も乗ると知って『長すぎる』ってびっくりしたんだけど、いざ乗ってみたら窓の向こうに広がる草原や山々が美しすぎてずっと見とれていました。こんなにゆったりした時間を過ごせるのも旅ならではだな、と感じられる癒しの時間でした。アカロアの街ではアルパカ牧場に行ったり、クルーズ船でドルフィンウォッチに出かけたり、動物との触れ合いも満喫。それに、なんといっても旅の最終日に行った星空ツアーが素晴らしすぎて……あのきらめく夜空を見たことは一生ものの思い出になりました。どうしても星と一緒に写っている記念写真が撮りたくて、開けっぱなしの目をヒリヒリさせながら約30秒間のスローシャッターに挑んだのもいい思い出。食事も全部美味しかったし、びっくりするくらい楽しい4泊6日になりました」
旅はいつも僕に思いもよらない新しい感動を連れてきてくれるんです
山田さんに、旅に必ず持っていくものを聞いてみると、撮影に対するプロ意識の高さが判明!
「完全にプライベートのときはマウスウォッシュと充電器とNintendo Switch。でも、今回は撮影を兼ねていたから肌をなるべく潤さなきゃいけないと思って。シートマスクと韓国で買った重いテクスチャーの軟膏を持っていきました。これを塗っておくと空気が極限まで乾いた飛行機の中でも潤いがキープされたまんまでいられるんだよね。あとこれは持ち物じゃないんだけど、今回、帽子をかぶらずに飛行機に乗ったのも撮影のため。変なクセがつかないように気を配りました」
そんな山田さんにとって旅とは何かを尋ねてみた。
「海外旅行は素の“山田涼介”に戻してくれる時間だと思います。自分にとっていい意味で非日常を味わわせてくれるのが僕にとっての旅の醍醐味。気持ちや思考のリセットにもつながるし、色々な文化に触れることはアイディアやクリエイティブのソースをインプットすることになる。それから、遠く離れた場所で心が動かされるものを目にしたとき、大切な人を連れてまた来たいという気持ちになれるのもいいですよね。だからこそ、これからも1年に1回は海外旅行できたらいいな。家族も連れ出したいんです……とか言いつつ僕、普段は出不精で家で過ごしがち。ゲームをしているのが好きだしペットのお世話もあるからオフの日は自宅で過ごすのがいちばん落ち着くって思ってたんですけど、旅にここまで想いを馳せられるようになるなんて、我ながら視野が広くなったものです(笑)」
自分に旅をプレゼントしたくなるほど今年の僕はきっとすごいことになる
旅をすることについて熱く語ってくれた山田さんに好きな旅先を聞いてみると「ハワイ!」と即答。1週間くらいオフをもらえると、仕事を頑張った自分へのご褒美として飛行機に飛び乗っていたのだそう。
「ハワイが好きだなんてベタな人間だと思われるかもしれませんが、僕にとっては最高の場所。サーフィンとかアクティビティもあるし、ショッピングする場所もたくさんあって、少し足を延ばせばワイルドな大自然もある。ザ・アメリカ!ってカンジのステーキを食べるのも楽しくて……話してたらまたすぐにでも行きたくなってきちゃいました(笑)」
その一方で山田さんが今気になっているのが、バリ島。
「夢みたいなリゾートが立ち並んでいたり、青い海がどこまでも広がっていたり、ビーチクラブがあったり……心惹かれるスポットがたくさんあって、行ってみたいなって。写真集の撮影でシャワーシーンを撮ることになったときに『脱ぐなんて聞いてない!』ってスタッフさんに向かって騒いだ僕ですが、バリにロケに行けるなら脱ぎますよ。全然脱ぎます(笑)。ニュージーランドで朝昼晩と美味しいものをいただきすぎて心なしかボディラインが緩んでいる気がするからそこに照準を合わせて、引き締めてみようかな」
そんな山田さんは今年、ますますすごいことになるそう。
「まだお伝えできないのがもどかしいくらい、いろんなプロジェクトが動いているんです。自分で言うのもなんですが、山田涼介から目が離せなくなりますよ。ここから全力で駆け抜けて、つかの間オフがもらえたらそのときは“ご褒美旅行”第二弾、お願いします!」

山田涼介
やまだ りょうすけ●1993年5月9日生まれ、東京都出身。アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』のメンバー。俳優として話題作に多数主演するほか、バラエティ番組やYouTubeなどジャンルの垣根を越えて活躍。1stソロ写真集『Luminous』が大ヒット。
撮影/前田 晃〈マエティコ〉 ヘア&メイク/二宮紀代子 スタイリスト/野友健二〈UM〉 モデル/山田涼介 取材・文/石橋里奈 コーディネーター/キャメロン・ベネット〈N.Z.NETWORK〉 撮影協力/ニュージーランド政府観光局 ※BAILAhomme vol.4掲載
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