“永遠に中学生”をコンセプトにさまざまな歴史を重ねた9人組のアイドルグループ私立恵比寿中学、略して“えびちゅう”。結成15周年の締めくくりに、きたる3月20日、さいたまスーパーアリーナ(SSA)でのライブを迎える。
3月19日には最新曲『SCHOOL DAYS』をリリースする一方、SNSでは2012年のメジャーデビュー曲『仮契約のシンデレラ』の人気が再燃し、TikTokの楽曲ランキングで第7位をマーク(2025年3月8日現在)。
BAILAはかねてより、世代やキャリアのギャップを強みにする“いいチーム”として彼女たちに注目。大舞台目前、いっそう磨きがかかるチームワークの最新をインタビュー!

今回登場するのは、グループ唯一の結成メンバー真山りかさん(まやまりか・28歳、写真左)と、ちょうど真ん中世代の小林歌穂さん(こばやしかほ・24歳、写真右)、2021年にオーディションで加入した桜木心菜さん(さくらぎここな・19歳、写真中央)。3人は、それぞれどんな思いでその日を迎えるのだろう?
CONTENTS
SSA目前、9人の思いはひとつ。
15年の歴史のなかでリリースした200以上の楽曲や、エネルギッシュなライブパフォーマンスに定評のある私立恵比寿中学。SSAのステージは2015年12月以来だ。当時から在籍する“高学年”メンバー4人と、2021年以降に加入した“低学年”メンバー5人がひとつになって輝くステージに期待が集まる今、9人はどんな様子でエンジンを温めているのだろうか?
真山りか「強みは、ずっと自分たちと闘い続けてきたこと。全員が❝負けたくない❞チームであること」
——SSA直前の“えびちゅう”、今の様子を教えてください。
小林歌穂(以下小林) 高学年、低学年というくくりはあるけど、その差とか壁は全然なくなってきたかな。9人でいるときの心地よい空気感みたいなものは、以前に増して出てきているんですけど、とにかくみんな燃えています。「さいたまをとにかく成功させるぞ」という、ひとつのことを思いながら、それぞれが得意なことを生かして頑張っている、前向きなムードだと思います!
桜木心菜(以下桜木) レッスンやお仕事の間に少しでも空き時間ができると全員でゲームをして。めっちゃ仲良いなって。
真山りか(真山) たしかに、遊ぶようになったね。
——最年長の真山さんから見て、今、グループの一番の強みはどんなところですか?
真山 一番の強み・・・。うーん。もちろん他のグループのことはわからないんですけど、こんなグループなかなか無いんじゃないかと思っているところがあって。
私たちみんな、インタビューやステージに立ったときに「負けたくない」っていう言葉がでてくるんです。アイドルはきっと、基本的に負けず嫌いな子が多いとは思うんです。その中でも私たちは常に自分たちと闘っていて。闘う相手は過去の自分たちだったり、今現在のえびちゅうをもっとよくするために闘っていたり。自分たちとずっと闘い続けて、「えびちゅうとはなにか?」を考え続けて。この姿勢って、言語化するなら「えびちゅう愛」だと思うんですけど。その愛の強さが、私たちメンバーにも、ファンのみなさんにもあることが強みなんじゃないかなと思っています。
こんなに“負けたくない”っていうチームってなかなかいないと思うけど、そこがいちばんの強みだし、ここまでグループが続いてきた秘訣なのかなって。


私立恵比寿中学のチームワークの現状を深掘り!
過去のBAILAのえびちゅうインタビューをふりかえると、昨春、真山さんは「グループを俯瞰して見るようにもなった」と語った。また、昨夏、グループ最年少のひとりである桜井えまさんは「役割分担がしっかりある」と表現した。
チームビルドの専門家も❝いいチーム❞の基本のひとつに挙げる「役割分担」。
リーダーやセンターといった、形式上の肩書や立場を置かずに歩んできたチームだからこそフラットに、ひとりひとりが自分らしく役割を見つけることができているのかもしれない。
真山りか「気づいたら舵をもっていることがあって」
真山 低学年メンバーが5人になったころから、グループを俯瞰して見るように意識するようになりましたけど、リーダーではないし“率いる”というよりも「外からはどう見えているの?」と、あくまで客観的に見ているだけですね。
——“職場”に置き換えて想像すると、責任の重さを感じそうな状況ではあるのですが、他のメンバーよりも多く背負っている感覚になったりはしない?
真山 自分ではないですね。ない、と思うけど・・・。え、あるのかな?
小林 ここ何年かは、まやさん(真山)が舵ををきらないといけない場面はずっとあるよね。でも、そのときにもし誰かがうまく着いてこられないなら、まやさんをよく知る私たちが「こういうことだよ、だからこっちにみんなおいで」と誘導するし、逆にまやさんがちょっと飛び跳ねたら、みんなで「こっちだよ」と戻したり。そういう関係ができてることで成り立っていると思う。
真山 うんうん。もし誰かがひとり考え込んだり、はみ出したりしたときにも、小指をつかむくらいのさりげなさで手を引く感じがある。
小林 見守ってるよね、とりあえず。「話聞くよ?」みたいなね。
——真山さんひとりが舵を持つ役職ではないけれど・・・
小林 そう。だけど、持たなきゃいけない状況がね。
真山 ENTPなんですよ(笑)。好きなんです、たぶん。とくに舵をもってる自覚はないまま、いつの間にかもってた、みたいな感じ。
小林 それを「サポートすんで!」みたいな人がえびちゅうにはいっぱいいるから。
真山 うん。よろ、よろ♡
小林 そうやってうまくいってるよね、っていうのはありますねぇ。
桜木 私は、今のえびちゅうがいい方向にいってるのは真山さんのおかげだと思ってますよ。
小林 おっ。
真山 あらっ、うれしい。
桜木 「こうしなきゃいけないから私についてきて!」っていう感じじゃなくて、「それじゃあ、こうする?」みたいな、いいスタンスのまやさんだからこそ、なんて言えばいいんだろうな。やわらかい、“カッチリ”した感じじゃないからみんながついていくと思っているから、私もメンバーに接するときに意識していて。
小林 えー、いいねぇ。
桜木 「武者修行フリーライブ(2023年2月~4月に低学年メンバーだけで全国4か所を回った)」のときも、入ってきたばかりだったエマユナに「こうしなきゃいけないんだよ」じゃなくて「こうしてみる?」って声をかけるように心がけていました。

真山りか
小林歌穂「お鍋を持ってね、構えてる」
——小林さんは、2021年にココユノノカ(桜木心菜、小久保柚乃、風見和香)が加入して、初めて後輩ができました。当時は周囲のスタッフさんに「後輩との接し方」を教わったりもしたそうですが、今振り返ってみて、ご自身にはどんな変化がありましたか?
小林 それまではずっと最年少で、自分の性格上、何か思うことがあってもなかなか意見を言えなかったんです。でも初めて後輩ができて、後輩指導をしていたスタッフさんたちにいっぱいインタビューして、「私がこの子たちを守らなければいけない!」みたいな勝手な使命感がまず芽生えて。
闘うべきときというか、意見を言わないといけない瞬間がもらえるようになったんですね。そのおかげで「私はこう思う」とちゃんと言えるようになって、自分としてはいちばん大きな変化かなぁと思ってます。
私は先陣を切って飛び出していけるタイプではないので、いつでもほかの子が飛び出していけるように、陣地を固められたらいいなと。「できる限りのことを精いっぱいやっとくよ、だからみんな自由にしな?」という気持ち!
——ライブのMCでは小林さんが流れにツッコミをいれるシーンも多い印象です。
小林 本来はたぶんボケではあると思うんですよ(笑)。意識したことはないんですけど。でもね、つっこめたほうが楽しいし、もっとさらにパンチきいた子たち(桜木さんの方を見ながら)が入ってきたので。
桜木 (笑)
小林 それをうまいこと受け取ってあげられたらなという思いから、ツッコミを頑張ろうとしています。
真山 脱線した流れをキュッと戻してくれてる。
小林 こう両手で大きいお鍋を持ってね。いつでもいいよ、構えとくよ、って。

小林歌穂
桜木心菜「思い切って飛び出したら、責任感が大きくなった」
桜木 去年、春ツアーの初日(2024年4月20日、千葉県・市川市文化会館でのライブ)にSSA開催を発表したとき、私がまやさんからパスをもらって、思いっきり大声で「やったーーー!」って言ったとき、もともとは話すことを文章で考えていたんです。こういうことを言おう、こういうふうに話そうって。
でも直前になって、低学年メンバーから聞きたい言葉ってそれなのかな? ここで必要なのは正しく話すことなのかな?って。
小林 たしかにね。いろいろ考えて、準備した言葉じゃなくて。
桜木 そう思って、実際にSSAが決まったことを知らされたときに感じた気持ちをそのまま言ったんです。私だけじゃなくて低学年メンバーみんな同じ気持ちだったので、4人からは「ココナちゃんの言葉で泣いちゃった」って。
あのとき、感情のまま正直に言葉にしてよかったなって思うし、今も気持ちは「やったーーー!」のまま変わっていないです。あの瞬間からえびちゅうというグループ全体に対しての責任感を、より強く感じるようになりました。だから実は毎日毎日緊張しながら生きてます(笑)。SSAに立つためにどんなことをもっと頑張ったらいいかな?って整理して練習しながら、でも「やったーーー!」っていう、うれしい気持ちは絶対に忘れない。
真山 ココナはすごく周りがよく見えていて、合わせるのがとっても上手。瞬時に「今必要なのはこれ」と最善を判断する能力に長けているんです。だからこそ、もしかしたら自分の本当の気持ちを押し殺してしまうこともあるのかな? でもそこもまた彼女のよさなんですよね。「やったーーー!」と言ってくれたときのように、ココナらしくいてくれたらそれでいいなと思っちゃいますね。

桜木心菜
桜木 本来はすごく妹タイプだし、誰かに甘えるほうが得意というか、好きだったんです。でも低学年メンバーのなかでは最年長でしっかりしなきゃいけないし、周りから「ココナがまとめないと」って、期待してもらってるのもわかる。だから「頑張らなきゃ」って思ったこともあります。
だけど今はココユノノカ、エマユナのなかでも助け合えたり、お姉さんメンバーが素の私を引き出してくれたりして。俯瞰して見たときには、MCでこういうことを言ったらおもしろいかな?とか、ちょっと飛び出してみようかな?とか、考えたりするんですけど、役割に縛られすぎずに、私らしい素直な部分をもっと見せていけたらいいなと思ってます。
真山 助かってるよ~。困ったらすぐポンってココナにパスして。
桜木 それを歌穂ちゃんに回収してもらう(笑)。
小林 オッケーイ!
——見えないお鍋を持っていることが明らかになった小林さんですが、最近のステージではしばしばイケメンな一面も見せていますよね?
小林 ありがとうございマスッ! そうですねー、あのー、やっぱり「イケメン」って言われたり「かっこいい」と言われることがうれしい。まあ「可愛い」ももちろんうれしいんですけど、きれいとかかっこいいのほうが自分のテンションが上がる。思い返してみると、昔からボーイッシュ方面を好んでいたけど、アイドルになってゴスロリとかに興味がわいて・・・。
真山 必ず通るとこ。
小林 そうやってね、乙女の部分が出てきたんですけど、もともと好きなのはこっち方面だなってわかって、原点回帰して。イケメンになれるように頑張ってます。
桜木 歌穂ちゃんはめっちゃかっこいい! パフォーマンスしてるときとか、ライブ映像見返してても、いちばんギャップを感じる。面白い顔もできるし(笑)、しっかり自分の表現の世界を作っている顔もするし、「こんなイカつい感じの表情とか声、出せるんだ」ってすごく引き込まれるし・・・。
小林 うぇ! うれしいでーす! 今日はいい気分で帰れます(笑)。

最新曲『SCHOOL DAYS』と期別ユニットでますます進化
3月19日にリリースされる15枚目のシングルは、表題曲『SCHOOL DAYS』と“期別”のユニット曲で構成されている。
春らしく爽やかな『SCHOOL DAYS』を手がけたのは、デビュー曲『仮契約のシンデレラ』と同じ杉山勝彦さん。21世紀のアイドル界屈指のヒットメーカーによる私立恵比寿中学の楽曲はこれが7作目となる。
「私立恵比寿中学のど真ん中で、新しい姿も見せられる曲」
——『SCHOOL DAYS』ですが、曲を受け取って制作して、配信からライブでの初披露、そして発売へいたる心境を聞かせてください。レコーディングには杉山さんも立ち会ったそうですね。
桜木 はい! ほんとうに寄り添ってくれる方で、「ここがよかった」と褒めてくださりつつ、「こうすればもっといけるかも」とアドバイスもしっかりしていただきました。楽曲が先行配信されて、えびちゅうを大好きでいてくれている友達が「めっちゃいい曲! すぐ覚えて歌うね!」って言ってくれました。私の隣でいつもえびちゅうの曲をめちゃめちゃ歌ってくれるんですよ。
小林 杉山さんは、えびちゅうの節目だったり大事なときに関わってくださることが多いですし、いろんな世界観の、そして濃い世界観の曲を毎回くださっているので。今回はどんな曲になるんだろう? おちゃらけ系? それとも?・・・と実際に曲を聴くまで、自分のなかでハードルがちょっとずつ高まっていたんですけど、それをはるかに超える曲をいただけて。えびちゅうの“ど真ん中”な感じを残しつつも、新しい姿も見せられるような曲です。振り付けの感じや、ユニゾンが多いところも新鮮なんじゃないかな。
真山 ユニゾンの組み合わせも珍しい感じがするよね? 前半は4人と5人で歌っているユニゾンが、3サビでは3人ずつに分かれるところ、ファミリー(えびちゅうファンの総称)の方は、ライブを見る前に声で、どの組み合わせか聴き分けられるかな? 挑戦してみてくれたらうれしい。どうしてこの組み合わせなのか私たちもわからないけど、新鮮だし、歌っていて楽しいんです。

桜木心菜
——MVでは真山さんは安本彩花さんと、小林さんは中山莉子さんと、桜木さんはココユノノカで、と期別のシーンが印象的でした。
小林 えびちゅうにもともとある学校のコンセプトが戻ってきた感じもあって。(真山さんを指して)4年生、(自分を指して)3年生、(桜木さんを指して)2年生、そして1年生みたいな感覚で期別を楽しんでいるかなぁ。
桜木 たしかに。MVでは、カホリコちゃんとエマユナは手をつないでほっこり仲よさそうにしていて、私たちココユノノカは「一緒に行くぞぉ!」ってみんなメラメラしてる。まやさんとあやちゃんは信頼し合っている感じ。
真山 おーうれしい、そう言ってもらって。
桜木 それぞれの関係性が見えるのがいいなと思いました。
小林 期別でしか見せない感じのね。
真山 「自然にやってください」と監督に演出していただいて撮影したんですけど、それが編集されてみると「監督、えびちゅう好きじゃん♡」って思いました。よくわかってくださっている方の手によって出来上がって嬉しいなぁって。
『SCHOOL DAYS』とプレイリストをつくるなら?
グループの公式サイトでは現在、過去の在籍メンバーや楽曲提供者のアーティスト、番組共演者などゆかりの深い方々がえびちゅう曲でプレイリストを組んだ「BEST of BEST PLAYLIST」企画が公開中。それにちなんで、今回3人に『SCHOOL DAYS』と一緒に聴いてほしいえびちゅう曲を考えてもらった。読者のみなさんのプレイリストの参考にぜひ!
小林 杉山さん楽曲で固めたい気持ちはあるんだけど、『誘惑したいや』(2013年)からの『SCHOOL DAYS』もありかなぁ。『誘惑したいや』は、たむらぱん(田村歩美)さんが作ってくださったんですけど、それこそ、高校1年生みたいな曲。
初恋をして世界が広がっていく『誘惑したいや』の高校1年生から、『SCHOOL DAYS』では高校3年生になって、いろんな物事を考えたり思ったりしてちょっと大人になって。見ている景色が変わることが聴き比べると楽しめるし、「甘ずっぺー!」ってなると思います。
桜木 じゃあ私は、初めてえびちゅうの楽曲を聞いてみようという人におすすめしたい組み合わせを! 『仮契約のシンデレラ』(2012年)、『禁断のカルマ』(2013年)、『SCHOOL DAYS』の3曲をこの順番に聴いてもらって、「これ全部同じ人が作ったんだよ!」って言って驚かれたいです。どの曲もそれぞれいいメッセージがあるし、この幅広さは、私自身も客観的にみたら「すごい!」と思う。ファミリーからもすごく人気な曲だから、えびちゅうのことをを知ってもらうのにいいかなって。
真山 私は『まっすぐ』(2016年。同じく杉山勝彦さん提供のバラード)ですね。デモを初めて聴いたとき、間奏に同じ音階があることに気づいて、アンサーソングなのかなって思って。それから、杉山さんもきっと私たちの成長を見守ってくださっていたんだな。という気持ちになりました。変化を重ねた今の私たちを「こんなグループだよね」って感じてくださってるんじゃないかなって。
——『まっすぐ』は、リリース当時の私立恵比寿中学にとって、文字通りストレートなラブバラードで、新しい挑戦でしたよね。
真山 当時はちょうど、メッセージ性が強い、等身大で表現できるような曲でもっと歌を頑張っていこう。という頃ですね。私自身にとってもターニングポイントで、『まっすぐ』があったから今えびちゅうにいる、というくらいの曲なんです。2曲を聴き比べると、真山の歌声の変化も、グループの変化も感じてもらえるんじゃないかな。
『まっすぐ』は恋愛ソングの色が強くて、『SCHOOL DAYS』は恋愛ソングにも卒業ソングにも聴こえるけれど、どちらも愛にあふれた曲という点が共通していると思います。私自身は『SCHOOL DAYS』をファミリーに向かって、より広い愛を歌えたら、と思いながら歌っているんですけど。

真山りか
ユニット曲は「らしさ」を大切に
2009年から在籍する真山さんと安本さん、2014年に加入したカホリコ、2021年と2022年にそれぞれ新メンバーオーディションを経て加入したココユノノカ、エマユナ。このように加入した“期”ごとにユニットで新曲をリリースすること自体、私立恵比寿中学の長い歴史のなかで初めての試み。楽曲制作にあたっては、メンバー自身のリクエストも生かされたそう。
カホリコ曲『君のそーゆーとこ』はピクニックと多幸感がキーワード
小林 どういう曲を歌いたいか、前もって打合せをさせてもらったんです。そのとき、ピクニックしているような雰囲気で多幸感を感じられる曲がいいねって。実際にいただいたらドンピシャ、“カホリコオブカホリコ”な曲でした! 歌詞にも「卵サンド持って公園へ」とか、まさにピクニックの世界観。掛け合いになっている歌詞に、ふたりそれぞれのパーソナルな部分も入っているので注目してほしいです。
ユニット曲のなかでは一番ほのぼのしてますから、私たちカホリコの普段の姿を、みなさんに見守っていただくようなステージになりそうです。
レコーディングでは莉子ちゃんとは別々だったんですけど、ほんわかしながら歌って「なにも問題ないです、ばっちりです」と言われて終わりました(笑)。
ココユノノカ曲『王様の耳はパンの耳』はライブ映え重視。トンチキさも3人ならでは!
桜木 私たちはとにかく盛り上がりとかアゲを重視したいね、と話していて。それもキャピキャピかわいいより、ロック!みたいな、インパクトがある強いアゲを求めてたんです。それで「3人の個性が十分に発揮できるような曲にしたいです!」とお伝えしたら『王様の耳はパンの耳』という曲になりました!
小林 タイトルからもう、インパクトしかない(笑)。
桜木 そう!(笑) 内容も3人の王国を舞台にした物語で、私がナレーター、ユノが王様、ノノカが美容師っていう設定なんですけど・・・。私たちがやるしかないよね、こういうトンチキは!って思ってます。私たち3人にはインパクト大だけどかっこよさも忘れない曲が合うと話していたので。
ファミリーのみなさんが大好きなコール&レスポンスも入っているので、楽しんでもらえると思うし、ライブ映えする曲だと思います!

小林歌穂
まやあやはユニット曲『明日』で新しい武器を手に入れた
真山 『明日』は、ゴスペラーズの黒沢 薫さんに作っていただいた曲で、“ゴスペラーズ方式”でレコーディングしたんです。普段えびちゅうは、全員ばらばら、それぞれの時間にスタジオに入って1曲を全部歌って、あとからパートを割り振っていただく方式なんですけど、今回は彩花と一緒に入って。まずふたりともつるっと歌って、そこからパートを決めて、1日かけて代わる代わるレコーディングしていって。
小林 ヘー!
真山 主旋律を録りおわったら、そこにふたりで3声あるハモを重ねていって・・・。今までずっとえびちゅう式だったから、違うやり方は初めてだったんですけど、これはこれでまた楽しくて、ふたりで目をキラキラ輝かせながらレコーディングしました。
他のメンバーのレコーディングに立ち会うことは普段ないから、おもしろいけれど、一番緊張しました。とくに、自分が歌っているときにあやちゃんの顔が見えるのが。最初に歌うときには、お互いいつもの感じを出せなくて。途中で段々ほどけていくような感じでした。
結成当初の「不安定な歌唱力とキレのないダンスでキングオブ学芸会」というところから、ここまで15年、時間を重ねさせてもらって“キング”の意味も変わってきたのかなぁって。歌を大切にしてきたからこそ、ゴスペラーズさんという歌もダンスもライブも妥協のない素晴らしい方に曲を書いていただけて、同じやり方でレコーディングもさせていただけた。私たち、新たな武器手に入れちゃった、みたいな嬉しい気持ちです。
そんな私たちが歌う曲のタイトルに“明日”ってついていることがまた嬉しくて。やっぱりどうしても、最近は低学年メンバーが未来を歌い、私たちは過去を歌うことが多かったけれど、“明日”を積み重ねて15年歩んできたので「まだ未来を歌わせてもらえるんだ」って。
キャラクターもキャリアも、考え方もさまざまな9人が刻む“最新で最強の私立恵比寿中学”の歴史は、SSAという大きな1ページをめくり、これからも続いていく。
私立恵比寿中学 最新情報
15th Single『SCHOOL DAYS』2025年3月19日発売

『SCHOOL DAYS』通常版
表題曲『SCHOOL DAYS』ほか1曲を収録した【通常版(CD)】のほか、4形態の【初回生産ユニット盤(CD+BD)】を発売。CDにはそれぞれのユニット曲が、BDにはミュージックビデオとそのメイキング映像、レコーディング風景を収録。
ユニット盤 形態別収録ユニット曲
・0305盤「明日」
・1112盤「君のそーゆーとこ」
・131415盤「王様の耳はパンの耳」
・1617盤「すたーてぃん」
【ライブ情報】私立恵比寿中学 15th Anniversary 大学芸会2025 ~LOVE&BRAVE~
15周年イヤーを締めくくる、最大規模のライブ「大学芸会」をさいたまスーパーアリーナで開催。
■日時
2025年3月20日(木・祝) 開場16:00 開演17:00
■会場
さいたまスーパーアリーナ
■チケット
全席SOLD OUT
【BAILA公式X フォロー&リポスト】真山りかさん、小林歌穂さん、桜木心菜さん サイン入りチェキを各1名にプレゼント!

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— BAILA/バイラ (@BAILA_magazine) March 19, 2025
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・都合により当選のご連絡時期が多少遅れる場合もございます。あらかじめご了承ください。
・1名様による複数アカウントでのご応募はおやめください。
・当選時にフォローを外されている、リポストを削除されている、またはアカウントを削除・非公開設定をされている方は当選の対象外となります。
・選考にまつわるご質問、お問い合わせにはお答えできません。
・商品の換金、交換はできません。転売行為、もしくは転売行為への加担は固くお断りさせていただきます。
しりつえびすちゅうがく●’09年8月に結成、’12年に『仮契約のシンデレラ』でメジャーデビュー。これまでにも岡崎体育、池田貴史(レキシ)、石崎ひゅーい、キタニタツヤ、TAKUYA(ex.JUDY AND MARY)、佐藤千亜妃、田村歩美(たむらぱん)、はっとり(マカロニえんぴつ)、吉澤嘉代子ほか多彩なクリエイターが楽曲を提供。音楽性とライブパフォーマンスで支持される。
撮影/tAiki





























Baila Channel



















