明日したいことから、いつかかなえたいことまで。時間軸を変えながら「やりたいこと」を尋ねてみると見えてきたのは、飾らない川口春奈の素顔。“未来”を思い描く言葉の中から、彼女が大切にしている“今”をひもとく。

【一日あったらしたいこと】明日、急にオフになったら何がしたい?
☑自分メンテナンス
私、休日に没頭するような、これ!という趣味がないんです。だから、基本的にはメンテナンス系ですね。美容室に行ったり、ヨガやマッサージで体を整えたり。意外と一日家でだらだらしていることもよくあります。
【この秋にしたいこと】今シーズン、何がいちばん欲しい?
☑トレンチコート
もともと好きなアイテムで、今日の表紙撮影でも着用したのですが、あらためてやっぱり可愛いなと思いました。オーバーサイズでメンズっぽいトレンチコートを、バサッと羽織る感じが好きです。
【2026年にしたいこと】年末までにしておきたいことは?
☑大掃除
ベタになってしまうのですが、大掃除とか整理整頓、断捨離とか。年々荷物が増えてきているので、身の回りをもう少しコンパクトにしたいなというのは、ずっと思っています。

【10年以内にしたいこと】30代のうちに何かに時間をかけられるとしたら、何がしたい?
☑勉強
何でもいいから「学ぶ」ということをしてみたいです。10代の頃からこの仕事を始めて人並みの学生生活をほとんど経験していないので、そういうものへの憧れもあるんですよね。その時期にしかない人間関係とか、色々なものが構築されていく期間って、やっぱりすごく尊いんだろうなって。今の10代の子たちを見ていると、いいなと思ったりします。

【今のうちにしたいこと】おばあちゃんになるまでに挑戦しておきたいことは?
☑フルマラソンとか、富士山登頂とか
体力があるうちに、自分に「課す」という意味でもやってみたいなと漠然と思っています。

【死ぬまでにやりたいこと】一生のうちに絶対にやりたいことはある?
☑世界一周
とまではいかなくても、できるだけ色々な国に行って、見たことのない景色を見てみたい。今いちばん行きたいのは、北欧の国。食事も美味しいし、人も優しいと聞くので。サウナも好きです。
ニット¥71500/エイトン青山(エイトン) ピアス¥1188000・リング(人さし指)¥649000・(薬指)¥682000/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(ティファニー) 机に置いたメガネ¥83600/エドストローム オフィス(アーレム) パンツ/スタイリスト私物
【仕事でやりたいこと】今後、演じてみたい役柄や挑戦したい作品は?
☑目標は決めず、そのときに巡り合えた役を大切にしていきたいです

「普段、あまり先々のバケットリストを決めて行動するタイプではないんです。そのときそのときで、やりたいと思ったらやる。でも30代になって、『今のうちにやっておきたいこと』の考え方が少し変わってきた部分もあります。あと何回地元に帰れるかなとか、何回会えるかなとか、大切な人と過ごす時間をもっと大事にしていきたいと思うようになりました」という春奈さん。
そんなときに出会ったのが、映画『ママがもうこの世界にいなくても私の命の日記』。実話をもとに命に限りのある主人公、遠藤和さんを演じた。
「主人公は、簡単に自分に置き換えることが難しいくらい目まぐるしい運命を背負った方。世の中にはつらい出来事がたくさんある。だからこそ、観た方に私が何かを提示するというより、彼女が全力で生き、それを支えた人たちがいたという、一人のリアルな生き様をなるべくありのまま伝えたいと思いました。演じているときは、感情が入るとやっぱりつらくて、でも同時にとても尊い気持ちにもなりました。この作品のように好きな人と笑って、ごはんを食べられて、一日が普通に終わることのありがたみをあらためて実感しました」
まだまだ可能性があると思う一方で、時間は有限という感覚も持ち始めるBAILA世代。どんなときも自分らしく進んでいる春奈さんだが、もし自分のバケットリストがかなわなかったとき、何を思うのだろう。
「30代、仕事もプライベートも迷い多き世代ですよね。でも、年齢と経験を重ねて少しずつ『まぁなんとかなるよな』って、どしっと構えられるようになってきたのかなと思います。やるべきことをやってもダメなときはある! その瞬間は落ち込むだろうけど、しばらくしたら『縁がなかったんだ』『今はそのタイミングじゃなかったんだ』って切り替えて。いいことも悪いことも全部意味があって、引き合わせや巡り合わせがあると思っているので、いつか時が来たらかなうかもしれないって気楽に考えるようにしています。私自身これから先、小さくても好きなことや楽しいこと、新しい挑戦を続けながら、気負わず、あらがわず、今を大切に過ごしていけたらいいな」
“未来”のバケットリストにしばられず、自分のもとに巡ってきたタイミングを大切にすることで“今”を生きる。そんな自然体のマインドが、川口春奈らしさをつくっている。
コート¥85800・ニット¥115500・スカート¥44000/バーニーズ ニューヨーク インナー¥9900/RHC ロンハーマン(ロバート・ピー・ミラー フォー RHC)
映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』

遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会
出演/川口春奈、高杉真宙ほか
2026年10月2日(金)全国ロードショー
若くしてがんを患い、余命宣告を受けながらも、結婚・出産を決意した遠藤和さんの実話を映画化。和を川口春奈、その夫、将一を高杉真宙が演じ、夫や家族に支えられながら生き抜いた日々と命をつなぐ家族の物語を描く。
撮影/伊藤彰紀〈aosora〉 ヘア&メイク/岡野瑞恵〈storm〉 スタイリスト/杉本学子〈WHITNEY〉 モデル/川口春奈 取材・原文/東原妙子 ※BAILA2026年11月号掲載

川口春奈
かわぐち はるな●1995年2月10日生まれ、長崎県出身。2009年に俳優デビューし、ドラマ「silent」「9ボーダー」など話題作に多数出演。オフィシャルYouTube「はーちゃんねる」も大人気。

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。


























































