秋の夜長に楽しみたい読書の時間。忙しい毎日の合間にさくっと読める小説から、思わず涙する感動作、壮大な物語の世界に浸れる一冊まで、心を豊かにしてくれる本との出合いは格別です。今回は、BAILAの読者組織・スーパーバイラーズがおすすめする小説12選をご紹介します。次に読みたい一冊ぜひチェックしてみて。
CONTENTS
- 01.『愛がなんだ』角田光代|人に執着したことがある人へ
- 02.『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形真理子|恋とファッションに悩む夜に
- 03.『乳と卵』川上未映子|正直読みにくい。でも、その読みにくさが良い
- 04.『薬指の標本』小川洋子|静かな文学に浸りたい夜に
- 05.『汝、星のごとく』凪良ゆう|映画化で話題!凪良ゆうさんを代表する一冊
- 06.『星を編む』凪良ゆう|『汝、星のごとく』を読んだら絶対読みたい物語
- 07.『流浪の月』凪良ゆう|2020年本屋大賞受賞作!
- 08.『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう|世界滅亡までの残り1か月をどう生きるのか
- 09.『わたしの美しい庭』凪良ゆう|何度でも読み返したい、じんわりと温かい世界
- 10.『多類婚姻譚』凪良ゆう|アラサーの今だからこそ刺さった最新作
- 11.『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ|自分でも気づかなかった感情を言語化してくれる一冊
- 12.『十二国記』小野不由美|7年ぶり新作で話題!壮大なファンタジー小説シリーズ
- 忙しい日々の合間に、物語の世界を楽しんで
01.『愛がなんだ』角田光代|人に執着したことがある人へ

212ページ/本体価格680円/読了時間:1時間28分
あらすじ
OLのテルコは、マモちゃんに恋をしている。彼から電話があれば仕事中でも長話し、誘われれば仕事を放り出してでも会いに行く。生活のすべてがマモちゃん最優先。
けれど肝心のマモちゃんは、テルコのことを恋愛対象として見ていない。それでもテルコの片思いは止まるどころか、どんどんエスカレートしていきます。
感想
好きになるということは、時に自分を差し出すことなのかもしれない。読みながらずっと考えていたのは、「なぜこんなに雑に扱われても執着できるんだろう」ということでした。むしろ、大事にされていないからこそ、自分の愛の重さで埋め合わせようとしているんじゃないか。
そう思うとテルコの姿は決して他人事ではなくて、誰もが一度は経験するかもしれない「対等じゃない関係」の究極形を見せられているような気がしました。経験がある人ほど、古傷を突かれるような痛みを感じるかも。
あなたは、テルコに感情移入しますか?呆れますか?それとも…?
読み始めたら止まらない。気づけば1時間28分で一気読みしていました。
こんな気分の時におすすめ
・対等じゃない関係のリアルさを味わいたい
・好きすぎて自分を見失った記憶がある
・自分の過去と向き合う時間が欲しい
・綺麗事のない恋愛小説を読みたい
・直木賞作家の筆力を味わいたい
02.『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形真理子|恋とファッションに悩む夜に

228ページ/本体価格580円/読了時間:58分
あらすじ
それぞれ恋愛に悩みを抱えた女性たちが訪れるのは、路地裏にあるセレクトショップ「Closet」。不思議な魅力を持つオーナーと一緒に「自分を変える一着」を探すうちに、彼女たちは自分自身の本当の気持ちと向き合っていきます。
恋愛とファッションが交差する、5つの物語を収めた短編集です。
感想
物語の世界にどっぷり没入する小説も好きですが、こんなふうに軽い気持ちで手に取れる読み物も大好き。文章に可愛らしさとリズムがあって、とにかく読みやすい。私は58分で読み終えてしまいました。
そして好きだったのが、人間関係を無理やりわかりやすい結論に着地させないところ。恋愛って、必ずしも「付き合いました」「別れました」で気持ちまで完結するわけではないですよね。
この本では、結末そのものよりも、主人公たちの心が少しずつ移り変わっていくことが「結末」として描かれているように感じました。主人公の心情の一片に自分を重ねて切なくなったり、嬉しくなったり。そして読み終わるころには、なぜか新しい服を選びに行きたくなったり。
短い言葉で人の心をつかむ、コピーライター・尾形真理子さんならではの魅力を感じる一冊でした。
こんな気分の時におすすめ
・難しいことを考えず、軽やかな読書がしたい
・恋愛にちょっと疲れた
・最近なんとなく自分に自信が持てない
・秋服を買いに行きたい
・リズムのいい文章で気分転換したい
03.『乳と卵』川上未映子|正直読みにくい。でも、その読みにくさが良い

133ページ/本体価格600円/読了時間:1時間12分
あらすじ
大阪から東京へやってきた巻子と、その娘・緑子。巻子は豊胸手術を受けることを考え、自分の胸について延々と思いを巡らせています。
一方、思春期を迎えた緑子は母親と口をきかず、自分の身体が変化していくことや「女になること」への戸惑いをノートに書き続ける。物語と緑子の手記が交互に書き連ねられる小説です。
母娘と、ふたりを迎える巻子の妹を通して、女性の身体や母娘の関係が描かれていきます。
感想
正直、かなり読みにくいです。句読点の少ない文章が延々と続いて、頭の中に言葉を次々と詰め込まれていくような感覚。でも、その「読みにくさ」が私は結構好きでした。
きれいに整理された文章を読んでいるというより、人の脳内をそのまま覗いているみたい。頭を空っぽにしたいときに、あえて他人の言葉で頭の中をいっぱいにする。そんな読み方ができる本だと思います。
一番印象に残ったのは、緑子と母・巻子の関係。母親のことって、ある時期、猛烈に嫌悪することがあると思うんです。緑子にとってそれは、巻子を「母」ではなく「ひとりの女」として見たときなのかな、と。
触られたくないし、話したくもない。でも、たったひとりの母だから身体は心配だし、なぜそんなことをするのか、何を考えているのかは知りたい。でもやっぱり、話したくない。そんな思春期特有の、母親への愛情と嫌悪が同時に存在する感じがとてもリアルでした。
そして終盤、それまで自分の内側に閉じ込めていたものを、ようやく外に出せたように感じる瞬間があります。何もかも解決したわけではない。でも少なくとも、それまでとは少し違うところへ進めた。私には、そんな「一応のハッピーエンド」に見えました。
こんな気分の時におすすめ
・頭の中を他人の言葉でいっぱいにしたい
・誰かの脳内にどっぷり入り込みたい
・「女であること」を少し面倒に感じる
・矛盾した感情に触れたい
・自分の身体について考えたい
04.『薬指の標本』小川洋子|静かな文学に浸りたい夜に

180ページ/本体価格520円/読了時間:1時間9分
あらすじ
働いていた工場で薬指の先を失った「わたし」は、ある出来事をきっかけに町を離れ、「標本室」で働き始めます。そこに人々が持ち込むのは、植物や物のような一般的な標本とは限りません。それぞれの人が「標本にしたい」と願うものを受け取り、標本技術士の弟子丸氏が標本にしていく。
静かで不思議な標本室で働くうち、「わたし」と弟子丸氏の関係も少しずつ変化していきます。
感想
静かで、美しくて、とても読みやすい文章。この小説では時折、ドキッとするような出来事が起こるのですが、それさえも風のようにすっと通り過ぎていくように感じました。
支配や消失といった決して穏やかではないものが描かれているのに、読んでいる私はなぜか静かな気持ちになっていく。説明しすぎない文章と、すっと頭に入ってくる比喩表現も魅力的でした。
そして何より好きだったのが、空間の描き方。標本室や併録の六角形の小部屋などは、読んでいるうちに「この場所、実際にどこかに存在するんじゃないか」と思えてくるほど、その世界に引き込まれます。
静かな文章に身を任せていると、ときどきゾクッとする。刺激の強い物語ではなく、心を静かにして文学作品を読みたいときに、また手に取りたくなる一冊です。
こんな気分の時に読みたい
・はっきりした結末より、余韻を求めている
・静かな文章で気持ちを整えたい
・少ないページ数で、濃密な世界に出会いたい
・言葉選びの美しさにじっくり浸りたい
・静けさの中の不穏にゾクっとしたい
05.『汝、星のごとく』凪良ゆう|映画化で話題!凪良ゆうさんを代表する一冊

あらすじ
瀬戸内の島で出会った高校生の暁海と櫂。ともに家庭に事情を抱える二人は惹かれ合いますが、やがて櫂は夢を追って島を離れ、暁海は島に残ることに。
島と東京。それぞれの場所で人生を歩みながら、二人の関係も少しずつ変化していきます。
感想
恋愛小説ではあるけれど、描かれているのは恋愛だけではありません。
家族、仕事、結婚、夢。
「誰かを愛すること」と「自分の人生を生きること」は、必ずしも同じ方向を向いてくれるわけではない。その苦しさと美しさに、何度も心を揺さぶられました。正解のない選択をし続けながら、自分の人生をどう生きるのか。凪良ゆうさんを代表する一冊です。
10月9日には、横浜流星さんと広瀬すずさんのW主演で実写映画が公開予定。原作を読んでから映画を観るのも、映画を観たあとに小説でじっくり二人の人生をたどるのもおすすめです。
06.『星を編む』凪良ゆう|『汝、星のごとく』を読んだら絶対読みたい物語

あらすじ
『汝、星のごとく』を読み終えた方に、そのまま手に取ってほしいのが続編『星を編む』。本作には、「春に翔ぶ」「星を編む」「波を渡る」の3編が収録されています。『汝、星のごとく』では語りきれなかった人々の人生や、物語の裏側、そしてその後。
感想
同じ物語を別の人物の視点から見ることで、「あのとき、こんな思いがあったんだ」と初めて気づくこともありました。そして本編を読み終えたあとも、登場人物たちの人生は続いていく。
『汝、星のごとく』だけでももちろん一つの物語として成立していますが、『星を編む』まで読むことで、より大きな一つの物語として完成するように感じました。個人的には、ぜひ2冊セットで読んでほしい作品です。
07.『流浪の月』凪良ゆう|2020年本屋大賞受賞作!

あらすじ
ある「誘拐事件」の被害女児と加害者。そう呼ばれた更紗と文が、15年後に再会するところから物語は動き始めます。しかし、世間が知っている「二人の物語」は、二人にとっての真実ではありませんでした。
感想
この作品を読んで強く感じたのは、「自分の人生なのに、どうして他人の許しが必要なんだろう」ということ。世間から見れば理解できない関係でも、本人たちにしかわからないことがあります。誰かに理解され、許されて初めて、その人生は「正しい」ものになるのでしょうか。
読み進めるほど、自分の中にある「普通」や「正しさ」の基準が揺さぶられていきました。凪良ゆうさんの小説を初めて読む方にもおすすめしたい一冊です。
08.『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう|世界滅亡までの残り1か月をどう生きるのか

あらすじ
「1か月後、小惑星が地球に衝突する」。そんな衝撃的な状況から始まる『滅びの前のシャングリラ』。学校も仕事も社会のルールも、もうどうでもいい。世界の終わりを前に、それまで生きづらさを抱えてきた人々の人生が動き出し、やがてそれぞれの物語がつながっていきます。
感想
「世界滅亡」と聞くと、かなり重たい小説を想像しますよね。でも、読んでみると意外とポップ!個性の強い登場人物たちがつながっていく展開がおもしろく、ハラハラする場面もあって、ぐいぐい読み進められました。
もちろん「残り1か月をどう生きるのか」というテーマはあるのですが、必要以上に重苦しくないところも好き。世界が終わる物語なのに、読み終わったあとは不思議と少し前向きになれる。
凪良ゆう作品を読んでみたいけれど、「重たい話はちょっと……」という方にもおすすめしたい一冊です。
09.『わたしの美しい庭』凪良ゆう|何度でも読み返したい、じんわりと温かい世界

あらすじ
個人的に大好きな『わたしの美しい庭』。舞台は、マンションの屋上にある不思議な「縁切り神社」。縁を切りたい人、誰かとつながりたい人。そこに暮らす血のつながらない家族・百音と統理、そして彼らを取り巻く人々を通して、それぞれが抱える生きづらさや、さまざまな人間関係が描かれていきます。
感想
この作品は、とにかく登場人物一人一人が本当に魅力的。読み進めるほど、この人たちのことが好きになっていきます。屋上の庭をはじめとした情景描写も美しく、読んでいるとその場所の空気まで伝わってくるよう。「私もこのマンションに住みたい」と思ってしまうほど、この物語の世界そのものが大好きになりました。
そして、ふと立ち止まって考えたくなるような、心に残る言葉もたくさん。登場人物も、美しい情景も、心に刺さる言葉も全部好き。読み終えたあとにはじんわりと温かい気持ちが残る、何度でも読み返したくなる大好きな一冊です。
10.『多類婚姻譚』凪良ゆう|アラサーの今だからこそ刺さった最新作

あらすじ
2026年5月に発売された凪良ゆうさんの最新作『多類婚姻譚』。金銭感覚、世代間格差、ジェンダー、育ってきた環境――。価値観が多様化した現代を舞台に、「結婚」をめぐる5つの物語を描いた連作短編集です。
感想
この作品、私には結構刺さりました。恋愛も結婚も、理想だけでは生きられない。好きという気持ちだけではどうにもならないこともあるし、年齢を重ねるほど、仕事やお金、家族、将来といった「現実」が恋愛に入り込んできます。だからこそ、アラサーになった今読むと痛い言葉が本当に多い。
婚活がうまくいかない人にも、結婚してその現実を知った人にも、きっとどこか思い当たる部分があるのではないでしょうか。私自身、読みながら「もう終わったこと」と思っていたはずの感情を思い出して、忘れたふりをしていたかさぶたを剥がされたような気持ちになりました。
痛い。でも、ページをめくる手が止まらない。一人でも生きられるこの時代に「誰かと一緒に生きる」とはどういうことなのか。自分自身の恋愛や結婚観まで見つめ直したくなる一冊です。
11.『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ|自分でも気づかなかった感情を言語化してくれる一冊

朝井リョウさんの新作『イン・ザ・メガチャーチ』を読みました。
読み終わって最初に感じたのは、「自分の中にも、同じような気持ちがあるかもしれない」ということでした。
私は、自分の気持ちや考えを文章でうまく説明するのが苦手です。仕事で違和感を覚えても、その理由をすぐに言葉にできないことがあります。
だから、朝井リョウさんの作品に惹かれます。
自分でも見ないふりをしていた感情や、誰かには言いにくい本音を、登場人物を通して正確に言葉にしてくれる。その言語化能力に毎回しびれます!
『イン・ザ・メガチャーチ』のテーマは、好きな対象を応援する人たちによって広がる「ファンダム経済」。
推し活をしている人の物語だと思って読み始めましたが、読後に残ったのは、「人はなぜ誰かを応援したくなるのか」という問いでした。
応援しているときは、相手のために行動しているつもりでも、実は自分自身が支えられていることがあります。仕事で疲れた日も、好きなものがあるだけで頑張れる。その気持ちは、私にも覚えがあります。
一方で、好きという気持ちが大きくなりすぎたとき、人はどこまで周りが見えなくなるのか。朝井リョウさんは、その危うさもきれいごとにせず描いています。
読んだあと、自分が何に心を動かされ、何に支えられているのかを考えたくなりました。
朝井リョウさんの言葉をもっと楽しみたい方には、加藤千恵さんとのポッドキャスト「信頼できない語り手」もおすすめです。
エピソード#29「お前が歌うんかい!」の会が一押しです笑
自分の気持ちをうまく説明できない人にこそ、読んでほしい一冊です。
12.『十二国記』小野不由美|7年ぶり新作で話題!壮大なファンタジー小説シリーズ

『十二国記』とは?
『十二国記』は、作家・小野不由美さんによるファンタジー小説シリーズです。
物語の舞台となるのは、私たちが暮らす世界とは異なる「十二国」の世界。
その名の通り12の国がある世界で、読み進めるほどにその世界の全貌が見えてきます。
……と聞くと、なんだか難しそうですよね。
実際、独自の言葉や設定もたくさん登場します。
でも、大丈夫。
最初からすべてを理解していなくても、読み進めるうちに少しずつ、「あ、そういうことか」と繋がっていきます。
(そしてこの感じも段々クセになっていきます♫)
『十二国記』が面白い理由①|エピソード毎に飽きない工夫!
十二の国が舞台の十二国記。
エピソードごとに舞台となる国や主人公が異なるので、飽きることがありません。
もちろん同じ世界の話なので、違うエピソードの物語が回収されることも。
それもまた、この世界観に惹きつけられてしまうポイントの一つです。
ファンタジーという共通点で例えると、ハリーポッターシリーズで物語ごとに国や主人公が異なるイメージです。
「ハリーポッターと賢者の石」に続くエピソード2は、ダームストラング校の生徒が主人公、みたいな。
※ダームストラング…ハリー達が通うホグワーツに並ぶ三大魔法学校の一つ。映画では屈強な男子生徒たちが描かれていました!
『十二国記』が面白い理由②|世界観が緻密すぎる!
十二国記の魅力として外せないのが、世界観の緻密さ。
十二の国があって、それぞれに文化や制度があって、そこに暮らしている人たちがいる。
ちゃんとその世界で人々が生活している感じがするんです。
最初は分からなかったことも、読み進めるにつれて少しずつ分かってくる。
そのたびに、
「あ、そういう仕組みなんだ!」
と発見がある。
全部を最初に説明されるのではなく、自分で読みながら世界を理解していく感じも好きです。
そして、「なんとなく、きっとこうだよね。」と読者の解釈に委ねられることも多いファンタジーで、細かな情景を丁寧に思い浮かばせてくれる描写が多いところもとても好き。
目の前に今どんな世界が広がっているのかを細かく想像しながら読むことができる文章が最高です。

十二の国が並ぶ世界の地図
※画像は公式サイトより引用
『十二国記』が面白い理由③|登場人物の人間ドラマがリアル!
もうひとつ、私が好きなのが登場人物の描かれ方。
各物語に登場する様々な人物(や生き物)がとても魅力的なんです。
良い人もいれば悪い人もいる。
そして良い人はただ善良なだけではなく、利己的な一面も併せ持つし、合理的に何かを見捨てるような判断をしなければならないこともある。
悪くあらなければならない人もいる。
そんな様々な立場を、
主人公の視点で語ってくれることで共に理解することができる。
.
視点の使い方もものすごく絶妙で、主人公の視点で語られることが多いものの、シーンに応じて巧みに視点を変えてくれる。
これがまた物語に緩急がついて面白い。
ファンタジーの世界の話なのに、描かれている人間の感情はすごくリアルで、気づけば物語に入り込んでしまいます。
色々書きましたが、「大人になった」と感じることが多い中、
読書で、
しかも国も世界も全く異なるファンタジー小説で大興奮していることが嬉しくてしょうがない!
という気持ちがとても大きいです。
気が付けば涙が溢れてしまうシーンも。
「30代になって、こんなに夢中になって本を読むことがあるんだ!」ということが嬉しい、そんな物語が十二国記です。
忙しい日々の合間に、物語の世界を楽しんで
スーパーバイラーズがおすすめする小説12選をご紹介しました。さくっと読める小説で気分転換したい日も、涙がこぼれるような物語に浸りたい日も、そのときの気分に合う一冊があれば、読書の時間がもっと楽しくなるはず。ぜひ今回ご紹介した作品を参考に、心に響くお気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。















































