気分を上げるインテリアから最新家電まで、BAILAスタッフの“買ってよかった”アイテムを徹底リサーチ。今回は、キッチンがぱっと華やぐアイテムをピックアップ。土鍋、鉄瓶、陶器…と、いつもの食生活をクラスアップしてくれる名品はぜひチェック!
〈テーブルウェア部門7品〉
1.モデル 桐谷美玲さん推薦!《余宮 隆さんのスープマグ》
「新たに買い足した鎬のスープマグ。食卓にたくさん登場させたくて汁物を作る機会が増えました」
熊本を拠点に活動している余宮隆さんはぬくもりのある作風が人気。「もともと余宮さんの器が好きなのですがスープマグの鎬のシリーズが終わってしまうということで買い足しました。和洋どちらにも合うし大きめの形で使いやすいんです」。(桐谷さん)/本人私物
2.モデル 大政絢さん推薦!《宮城正幸さんのワイングラス》
「こんなモダンなワイングラスがあるなんて!」とひと目ぼれ。見ているだけで心が弾みます
伝統を受け継ぎながらも、どこか現代的なムードを漂わせた器が注目を集める宮城さん。「土を感じさせる優しい風合いとちょっぴり渋みのある色使いに思わずため息。マグカップも持っているのですが、どんどん集めたくなってしまいます」(大政さん)。/本人私物
3.ライター 道端舞子さん推薦!《OIGENの鉄瓶》
「これでお湯を沸かすとほどよくまろやかな口当たりに」
陶器や磁器に比べてずっしりと重厚な作りではあるけれど、温かみのある風合いとタフさで根強い支持を集めている南部鉄器。レトロモダンな「八千草」のミニバージョンはIHにも対応する優れもの。鉄瓶 平八千草0.8L¥13200/オイゲン
4.ヘア&メイクアップアーティスト中野明海さん推薦!《杉山金属のパスタ鍋とo.e.c.のスパチュラ》
「料理の効率アップには隠れた実力派の力を借りて」
(上)パスタを寝かせたままゆでられる幅広タイプの鍋。使う水の量も少なくてすみ、ゆで時間も短縮できる。パスタ以外にアスパラなどの横長の野菜にもおすすめ。よこ茹でパスタ¥8580/杉山金属
(下)小回りがきくサイズだから、混ぜる、塗るはもちろん小瓶の食材をかき出したり、鍋に残ったとろみのあるソースをすくったりと活躍。ミニマイティー・スパチュラ¥1100/貝印(オーイーシー)
5.編集者 ツレヅレハナコさん推薦!《木村硝子店のグラスとサタルニアのディナープレート》
「食卓を彩るのはシンプルでいて使い勝手のいい名品」
(左)飲み口部分が薄く華奢な作りのハンドメイド。ワインだけでなくビールや果実酒にもぴったり。ワイングラス バンビ11onz ¥4290/イデーショップ自由が丘店(木村硝子店)
(右)イタリアのトラットリアではおなじみの業務用の白いプレート。かなり丈夫でお値段も良心的。23cmサイズは一人前のメイン皿としてちょうどいい。チボリ ディナープレート23 ¥1320/ザッカワークス(サタルニア)
6.ライター 野崎久実子さん推薦!《ユウオリエンタルの中華皿》
「大好きな餃子に似合うお皿。本場で食べている気分になれます」
中国・景徳鎮で製造された’80年代前半のデッドストック。繊細な模様が描かれた朱赤のプレートはオリエンタルなムードたっぷり。おうちで作るいつもの中華もぱっと見栄えよく仕上がること請け合い。中華皿¥3800/ユウオリエンタル
7.スタイリスト 吉村友希さん推薦!《長谷園の土鍋》
「土鍋ご飯のおいしさに開眼。もう炊飯器には戻れません(笑)」
従来の土鍋より1.5倍の厚みがあるため保温力抜群。火加減の調整をせずに、短い加熱時間でふっくらとしたツヤのあるご飯を炊くことができる。ふたが二重になっているので、吹きこぼれもなし。かまどさん 二合炊き ¥9900/長谷園
〈見つけたら即買いしたい作家モノ〉
ライター 陶山真知子さん《キム・サンインさんの韓国白磁》
「普段の食卓にもおもてなしにも出番多し」
深めのお碗は鎌倉のYAECAインクギャラリーで発見。「韓国料理はもちろんのこと、麺類や煮物、スープを入れるのにちょうどいいサイズ感。ふたつきやお重タイプも気になっているので、少しずつ集めていきたいです」(陶山さん)
セルヴォーク ディレクター 田上陽子さん《Keicondo・吉田直嗣・松村英治さんのお皿》
「食卓にムードを添えるモダンなデザインが中心」
テーブルに並んだときのバランスも選びの基準。「Keikondoさん(イエロー)の笠間焼のお皿は表裏で使えて便利。松村さん(黒)、吉田さん(ブルー)のお皿はどんな料理ともバランスがよく、味わい深く見せてくれます」(田上さん)
編集肩出しナベ嬢《辻野 剛さんのガラスの器》
「手吹きガラスならではの繊細な色合いに心惹かれて」
最も人気が高い「kasumi」シリーズ。「色ガラスの器はもともと好きなのですが、このシリーズはクラウディな色合いがまさに好みでサイズや形違いでそろえています。深皿は冷やし中華を盛ると涼しげに見えてお気に入り」(ナベ嬢)
撮影/山口恵史 スタイリスト/門馬ちひろ 取材・原文/野崎久実子 構成/倉田明恵〈BAILA〉 撮影協力/アワビーズ、ウツワ ※BAILA2021年8月号掲載