アラン・ドロンの美貌にため息。ルキーノ・ヴィスコンティ作『若者のすべて』

2016-05-13 23:40
  • ルキーノ・ヴィスコンティ監督、生誕110年/没後40年 メモリアル・イヤー in ジャパン オープニング・イベントで観たアラン・ドロンの素敵さったら!!

    YEBISU GARDEN CINEMAにて5月14日(土)からまずは『山猫 4K 修復版』、さらに『ルートヴィヒ デジタル修復版』が公開されます。順次全国をまわるとのことで、さらに冬には『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、『揺れる大地』そして『若者のすべて』が順次公開される、という、まさにメモリヤル・イヤーにふさわしいラインナップ!!

    先日のプレミアでは、『若者のすべて 4K完全修復版』が上映されましたので、そのことから少し・・・・・・。

  • アラン・ドロンが聖人のように気のいい若者を熱演する『若者のすべて』。プレミア会場の看板を激写
  • 1960年に公開された『若者のすべて』。当時は168分だったそうです。4K完全修復版の上映時間は179分、書き換えれば約3時間。東京から新幹線ののぞみで大阪まで2時間35分で行けちゃうので、なんとなく1本の長さがわかっていただけるでしょうか。最初数字を見て、これは寝てしまうかも!?と、あきらめつつ席に座ったのですが・・・眠くなるどころか、食い入るように観てしまいました。とくに後半!

    アラン・ドロンもルキーノ・ヴィスコンティも、知らないという方も多いかもしれません。私も正直、ここで何かを語れるほど詳しくないので、知ったかぶりをせずにいきます、ぜひ皆さん独自にググってくださいませ。

    それではなにを皆様に伝えたいかというと次の3つなのです!
    ①アラン・ドロン様が本当に本当に美しかったこと
    ②ルキーノ・ヴィスコンティの映像が格好よくて美しかったこと
    ③GUCCIが映画修復のサポートをしているおかげで、大スクリーンで昔の映画がきれいに蘇えるってことがとってもすごいと思えたこと
  • 5月14日から公開 第一弾のチラシ。上がアラン・ドロン、下がヘルムート・バーガーです
  • アラン・ドロン。この記事を書いている4月現在、まだ80歳でご存命。フランス人俳優です。『太陽がいっぱい』や『地下室のメロディー』、『冒険者たち』などオススメ映画、いっぱいあります。でもこの『若者のすべて』でロッコ・ヴァレンティ役を演じるドロン様の美しさは、もう、とてつもないです。吸い込まれそうな瞳というのは、まさにこのドロン様(アラン様?)のような瞳のことをいうのではないかな~と思ってしまいます。


    『若者のすべて』には、え?そのカット必要?と巨匠中の巨匠に恐れ多いツッコミを入れたくなるくらい、顔のどアップや美しい背中、涙にくれ、震える様子などなど、アラン・ドロンの素敵ショットも満載。ルキーノのアラン・ドロンへの愛情を感じます。もちろんそれ以上に、3時間があっという間に思えるほど、映画自体、とても面白い!
  • クラウディア・カルディナーレが美しい
  • 今回私が観たジャパン・プレミアは、Supprted by GUCCIとなっており、当日は二階堂ふみさん(可愛かった~)のトークイベントもありました。

    4K完全修復、デジタル完全修復・・・劣化の危機にさらされているフィルムを貴重な文化遺産とみなし、修復・保存活動をしているThe Film Foundation(マーティン・スコセッシが設立)というところがあるのですが、それを2006年からGUCCIがサポートしているのです。ホームページによれば「1年に1作品の修復を支援」していて、その修復された映画は、グッチ銀座の6階で見ることができるんです(完全予約制)。私もこれまで『こわれゆく女』(監督:ジョン・カサヴェテス 1974年制作)や『黒い砂漠』(監督:フランチェスコ・ロージ 1972年制作)を観ており、今後も予約をする気満々。
  • この『山猫』(監督:ルキーノ・ヴィスコンティ 1963年制作)もそうして蘇えった作品のひとつ。GUCCIの6階で初めて見たとき、あまりの壮大さにうっとりしたのを覚えています。資料によれば、褐色したフィルムの復元に1万2千時間もかかったのだそうです。エキストラは全員本当の貴族、豪華絢爛な衣裳や調度品の数々。舞踏会シーンも圧巻! それを大画面で、しかもきれいな画像で観られるなんて、すごいことです。

    アラン・ドロン演じるタンクレディという役名が記憶に残り、調べてみたらその名前の赤ワインがあることを知って、わざわざ飲ませてくれるところに飲みにいったことも・・・・・・(蛇足ですが)。
  • いずれにしても、ルキーノ・ヴィスコンティの世界、アラン・ドロンやヘルムート・バーガーの震えるほどの美しさが、スマホでも自宅のテレビでもなく、大きなスクリーンで見られる至福を、ぜひ、皆様にも体感していただきたい!と熱く、暑苦しく思ってしまうのです! ぜひ!

    (副編Y)
5月14日(土)YEBISU GARDEN CINEMA (恵比寿ガーデンプレイス内)
特別興行につきチケットは\1800均一
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