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やっと買えたね…アクネの黒ジャケットで不惑になれるはず【エディターズピック】

今日のエディターズピックでご紹介するのは「Acne Studios(アクネ ストゥディオズ)」の黒ジャケット。

“お仕事服の王道”であり“きちんと見える近道”であり、BAILA的にはマストアイテムのジャケット。「持つべきものは相棒ジャケット」と個人的に心から納得したお買い物を振り返ります。

購入したのは「アクネ ストゥデイオズ」のシンプルな三つボタンジャケット

結果から申しますと新年度を前に私的正解のジャケットが見つかりました!
「アクネ ストゥデイオズ」通称〝アクネ″の黒ジャケットです。

バイラエディターが購入したアクネストゥデイオスの黒ジャケットの置き画像

購入したのは「テーラードスーツジャケット」(サイズは34)

シングルブレストで三つボタン、シンプルなノッチドラペル。着丈は腰下やや長め(公式で78㎝ )かつ、オーバーサイズシルエット。肩パット・裏地あり。素材はポリエステルとウールでシワになりにくいのがありがたい、いわゆるスーツらしい生地感。夏以外はオールシーズン着られそうなジャケットです。ちなみにお値段は11万円ほど。

デニムやストール、バッグ、ニットやスウェットなどアイコニックなアイテムが多いアクネですが、ジャケットの展開も豊富。「テーラードスーツジャケット」はもう在庫が無いようですが、フィット感も素材感もいろいろなタイプが揃っています。

「アクネ ストゥデイオズ」のジャケットバリエーションを公式サイトでみる
エディターが購入したアクネストゥディオズのジャケットの全体画像

着丈はサイズ34で78cm。短丈のトップス、ジャケットがトレンドだからこそよりいっそう長く感じますが、中に短丈トップスを着るといい感じです。

アクネストゥディオズで購入したブラックジャケットの袖口

4つ並んだ袖口のボタンは縫い留められていて開閉できませんが、筒幅には余裕が。たくしあげても、捲って袖の裏地のストライプを見せてもいい仕様です。

アクネストゥディオズのジャケット、襟元

ほんのり生地の織りが感じられる、さらりとマットな表情。ニュートラルなノッチドラペル。傾斜をつけて配置された胸ポケットがシャープな印象に貢献。

ジャケットの内ポケット

内ポケットあり。カードケースやペンをスマートに出し入れできるので、仕事での外出にはやっぱりとても便利。

ジャスト40歳、ジャケット探しの旅路を振り返る

ここからは個人的なお買い物の振り返りを。ジャケットを探している方や、ジャケット選びが難しいと感じている方に、少しでも参考になれば幸いです。

40歳と昇格という2つの節目が重なったのが、2023年の初夏。
「やっぱりジャケットとか持ってたほうがいいのかな?」と同期と話したり、担当した紺ブレ企画で知識を深めたり。秋の新作が出そろうタイミングでジャケット探しの旅が始まったのであります。


旅の目的地はジャケット、でも「どんなジャケット?」が明確ではなかったため、毎週のように方針を変更していました。

最初の方針は「ジャケットには今っぽい抜け感が必須」

かっちりしたジャケットだと、普段の着こなしに馴染まずなかなか出番がないかもしれない。という想定から、リラックス感やゆるさを条件に。色は明るめがよさそうと考え、昨秋のトレンドカラーだったグレーをはじめベージュ、エクリュカラー、さらにはバターイエローも検討。

次の方針は「今買うなら、断然ダブルブレスト」。

“バサッと羽織ってサマになるジャケット”をゴールに設定し、チェック柄やダークカラーも視野に入れ、肩にかけたときのバランス重視に。撮影で見かけるジャケットもダブルが多勢。やっぱりダブルブレストでしょ!と意気込むも、165㎝で骨格も肉付きもゴツい私は、レディスのジャストサイズだと全然バサッと見えず、メンズものだとオーバーサイズだと着られてしまい、サイズ選びが難しかったです。

加わった方針が「ノッチドラペル」。

“謝罪のシーンではピークドラペルは避けましょう”……BAILAのお仕事服シリーズに載っていたこの言葉が印象に残り、とくに(幸い、今のことろは)謝罪に伺う予定はないものの、もしものときのことを考えたらノッチドラペル。攻撃的に見える可能性のないノッチドラペル。そう決めて市場を見渡すとおしゃれジャケットにはピークドラペルが多く、当てはまるジャケット自体が減ってしまう結果に。

さらに次の方針は「紺ブレでボタンの色がゴールドじゃないもの」。
トラッドでどんな場にも(なんなら謝罪でも)着ていけそうな、清潔感のある紺ブレに狙いを定めました。手持ちの時計やジュエリーがシルバーカラーなので、金ボタンは避けたいという条件がさらにストライクゾーンを狭めることに。

この辺で2023年の秋冬シーズンは終了。着てみたいと思うジャケットや、惹かれるジャケットはたくさんありました。それでも購入に至らなかった理由は、サイズや予算、コーディネート計画も含め、自分側の問題です。試着したジャケットはたしか15点ほど。そう多い数ではないものの「私にはジャケットは難しいんじゃ?」と諦めムードに。


2024年がスタートし、春ものがショップに並ぶ頃。「ジャケット着用推奨」とルールがある仕事の予定が発生しました。家のクローゼットには、スウェットライクな素材のゆるジャケットならあるけど。どうする?もうあれでGOする!? 
諦められないまま「ジャケット着用デー」を4日後に控えた週末。今も思い出します、冬の終わりが遠のくように感じる寒い雨の日。

表参道でふらりとアクネの路面店に入ると、ショップのスタッフの方がさりげなくかつ丁寧に探し物をヒアリングしてくださり、次々とデザイン違いのジャケットを出してきてくださり。「このデザインならサイズはひとつ下げてもよさそう」「このデザインは素材違いもあります」などなど……勧められるままに5型ほどジャケットを試着。その中の1つが、購入したテーラードスーツジャケットだったのです。着て鏡を見たときに「おう、そうそう、これだな」と初めて思えたジャケットでした。

過去の方針をおさらいしますと
「ジャケットには今っぽい抜け感が必要である」⇒△ サイズ的にはオーバーサイズで一致。ただし肩パッドや裏地はあり。BAILA4月号には、裏地レスで軽くて楽チンな軽テーラード!と書いてあったのに。色も抜け感があるとはあまり言えない黒です。
「今買うなら、断然ダブルブレスト」⇒× シングルです

「紺ブレでボタンの色がゴールドじゃないもの」⇒× ブラックです。

「ノッチドラペル」⇒◎ 一致!


ノッチドラペル以外、色も形も購入ブランドさえも予想外のゴール! でも、これが私の正解だったのです。購入から1か月以上が経ち、週に2回は着ているんだから間違いない。これだけ着られれば、予算オーバーだったことなんてどんどん小さなことになっていきます。

このジャケットが正解と言える3つの理由

最後に、引き続き超個人的ではありますが、正解ジャケットの理由をまとめてみました。

1つ目の理由は、結局黒は間違いがないから。

合わせやすさ、着回しやすさにおいて、黒の強さは誰もが知るところ。しかも私はローファーもブーツもスニーカーもだいたい黒か白。PCケースも黒。このジャケットを悩まず週2で着られるのは黒だから。しかも黒のシンプルなアイテムって、繰り返し来ていても印象は案外薄いんですよね。

2つ目で最大の理由は、ジャケットはジャケットらしいほうが活躍するから。
基本のワードローブにジャケットが無いカジュアル派。平日でも週3デニム、スニーカーも好き。髪の色もやや明るめ。当初はそんな私でも着やすい「ジャケットっぽすぎないジャケット」を探していました。でも、おそらく私はジャケットじゃなくてもいいならジャケットは着ないんです。カーディガンでいいならカーディガンを着るし、シャツでいいならシャツを羽織る。
正反対の「ジャケットすぎるジャケット」を手にしたからこそ、この服の個性が際立ち、ジャケットを着る楽しさを満喫できています。オーセンティックなテーラードジャケットは、ほかにはないシャープなフレームをもたらす存在です。

 3つ目、これも大きな理由は、着やすいサイズだから。

オーバーサイズな設計なので、ニットを重ねたい春先からTシャツ1枚に羽織りたい初夏まで着方は自在。ですが特筆すべきはそのデザインよりも、海外ブランドならではのサイズ展開が、自分の体にジャストな選択を可能にしたこと。32や36といった上下のサイズを着比べて決められたので、ますます後悔のないお買い物になりました。

ジャケットを買うか迷っている方に私は声を大にして申し上げます。
「持つべきものは最高の相棒ジャケット!」

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