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謝罪シーンの装いマナー、正しい服装が知りたい!【連載 松村沙友理のお仕事服研究所】

「リアルなシーン別おしゃれがわかる!」と好評の新連載。第4回はキャリアを積むと一度は直面する、自分または部下のミスをケアする謝罪対応。信頼される社会人であるために大切な“装いルール”とは?

【こんなときどうする?】謝罪シーンの装いマナー

大事な契約書類の記載に誤りがあり、取引先の課長がお怒りとのこと。菓子折りを持ってすぐさま謝罪へ! こういうときはやっぱりスーツ? 色は黒? それともネイビー? お詫びの気持ちがきちんと伝わる、正しい服装が知りたい!

菓子折りを持ってすぐさま謝罪に行くの松村沙友理
菓子折りを持ってすぐさま謝罪に行くの松村沙友理2
菓子折りを持ってすぐさま謝罪に行くの松村沙友理3

【RESULTS】ダークカラーのシングルスーツで“誠意”を最大限アピール

ダークカラーのシングルスーツで“誠意”を最大限アピール 松村沙友理 

おしゃれ感やトレンド感が先に立つと、軽いイメージを与えてしまいかねないため、こういったシーンでは、オーセンティックな濃紺のスーツを選ぶこと。コンパクトなジャケットなら、姿勢のよさも際立ちます。インナーはもちろん白で清潔感とまじめさをアピール。すっきりとした九分丈のストレートパンツなら、足さばきよく所作もきれいに! ブラウス¥22000/ソージュ オンラインストア(ソージュ) ジャケット¥25300・パンツ¥15400/AOKI お客様相談窓口(AOKI) コート¥79200/ディーエムシー(マルモア) 時計¥58300/セイコーウオッチお客様相談室(セイコー ルキア) バッグ¥26950/ヤーキ オンラインストア(ヤーキ) 靴¥18700/アンタイトル

【BAG&SHOES】目立たない正統派を選ぶべし。小物はシンプル&ブラックで統一

バッグ¥26950/ヤーキ オンラインストア(ヤーキ) 靴¥18700/アンタイトル

マナー講師上田由佳子さんいわく「バッグはできれば自立するビジネス用の黒や紺を。装飾がついていたり、明らかにハイブランドとわかるものは避けて」。また、フラットシューズはカジュアルな印象を与えるため、ヒールが3~5㎝の黒パンプスがおすすめだそう バッグ¥26950/ヤーキ オンラインストア(ヤーキ) 靴¥18700/アンタイトル

時計¥58300/セイコーウオッチお客様相談室(セイコー ルキア)

謝罪の場面でスマホを出すのはNG。それとなく時間の確認ができるよう、こういった場面では腕時計が必須です。もちろんデザインも、あまり華美になりすぎない、ツヤ消しシルバーや黒ベルトのものを選んで 時計¥58300/セイコーウオッチお客様相談室(セイコー ルキア)

【MAKEUP】

MAKEUP 松村沙友理

誠実さが伝わるよう、メイクの色数は少なめに。ただ、不健康に見えてしまうのもマイナス印象のため、眉はコームで整え、ナチュラルブラウンのパウダーで主張しない程度に描くこと。また、眉頭の上、頰骨、鼻の頭、あごなどにポイントでハイライトを入れると、色を使わずとも立体感が出て表情が見えやすく

【JACKET】攻撃的に見えない“小さめ襟”が正解。ジャケットはノッチドラペルを

ジャケット¥25300/AOKI お客様相談窓口(AOKI)

謝罪シーンでは、控えめ襟の「ノッチドラペル」のシングルジャケットを選ぶのが無難。下襟の先がとがった「ピークドラペル」と呼ばれるジャケットは、“剣襟”と呼ばれるだけあり、攻撃的に見えるためここでは不向き ジャケット¥25300/AOKI お客様相談窓口(AOKI)

【ADVICE】お詫びの気持ちがきちんと伝わる、正しい服装を、有識者がアドバイス!

上田由佳子さん

日本サービスマナー協会特別講師

上田由佳子さん


「相手を刺激しない控えめな色やデザインを意識して」
謝罪の場面では、おしゃれは二の次。彩度の高い色だと反省の気持ちが薄く見え、黒だと威圧感を与えてしまうため、濃紺や濃いグレーの無地のスーツを着ていくのが最善です。ジャケットは、ノーカラーだとカジュアルに見えるので、誠実な印象が漂うテーラード一択。また、光るものはシーンにそぐわないため、アクセサリー類は外して行きましょう。

長谷川有輝子さん(PRコンサルタント)

スーパーバイラーズ

長谷川有輝子さん(PRコンサルタント)


「華美にならないネイビーのパンツスーツで」
シンプルなネイビーのジャケットとパンツのスーツが、お詫びシーンの定番。インナーは仰々しくなりすぎない白のカットソーを選び、小物は目を引くブランドものを避けるようにしています。

松村純子さん

スタイリスト

松村純子さん


「ベーシックスーツこそ素材や仕立てのよさが出るものを」
こういったシーンで役立つオーソドックスなスーツこそ、生地やシルエットにこだわった、とっておきの一着を持っていたいもの。袖を通すだけで背すじが伸び、自信を与えてくれるはず。

撮影/遠藤優貴(人)、草間智博〈TENT〉(物) ヘア&メイク/森野友香子〈Perle Management〉 スタイリスト/松村純子 取材・原文/栗田瑞穂 ※BAILA2024年1月号掲載

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