資産形成とは、将来のために必要なお金を準備すること。"貯蓄"だけではなく"投資"によってお金に働いてもらい、お金を育てる考え方&具体的な方法をわかりやすく解説!
Topic1
新NISAがスタートした今、 投資を始めるほうがいい?
物の値段が上がる時代はお金に働いてもらう投資をすることが有効!
- 遠藤今日は、働く30代の資産形成について一緒に学びましょう! まず、お二人は、東京海上アセットマネジメントという会社名を聞いたことがありますか?
- 坂本東京海上は存じ上げているのですが、初めて名前を聞く会社です。
- 中村私もです! 何の会社ですか?
- 遠藤皆さんがご存じなのは損害保険の東京海上だと思います。私たちはその東京海上グループの中で、投資家の皆さまから資産をお預かりし、「投資信託」という金融商品でその資産を運用している会社です。お二人は投資の経験がありますか?
- 坂本はい。投資信託の購入経験も。
- 中村私は新NISAを機にNISA口座をつくったのですが、実際の投資は未経験です。やはり投資は必要ですか?
- 遠藤新NISAの開始で投資が注目されていますよね。今はより投資が必要な時代になっていると思います。物やサービスの値上がりを感じませんか?
- 坂本感じます。生活用品からブランド品まで色々な物の値段が上がっています。
- 中村こんなに上がるんだと驚きです。
- 遠藤本当ですね。私は、30歳になったら買おうと思っていたブランドのバッグの値上がりが気になり、29歳で買いました(笑)。日本は長く続いたデフレの時代から、ここ数年インフレの時代に変わってきています。インフレが起こると、同じ物を買うために以前より多くお金を出さなくてはいけません。物価の上昇と同じくらい預貯金が増えなければ、その差を補うために節約をするか収入を増やすしかない。低金利の現在、お金に働いてもらう「投資」も取り入れると、自分が働いて得たお金を活かしながら物を買う力を維持していくことができると思います。
- 坂本投資が有効な時代なんですね!
Topic2
始めたいけど、どれを選ぶ?初心者が一歩踏み出すには
投資が怖いと感じる人には公的年金が投資で運用されていることを知ってほしい
- 遠藤中村さんが投資を始めていないのには、理由があったりします?
- 中村種類がありすぎて何を選んだらいいかわからなくて。あと、少し投資をするのが怖いなとも感じています。
- 坂本確かに、投資はお金が増えることもあれば減ることもありますよね。
- 遠藤中村さんと同じようにNISA口座を開設後、投資に踏み出せない方が多いんです。でも、私たちの年金が実は運用されているのをご存じですか?
- 中村そうなんですか!?
- 遠藤日本の年金制度は、現役世代が納める保険料を高齢者の方などの年金給付に充てるしくみです。でも、日本は少子高齢化という課題を抱えていて、その影響で将来世代の負担が増えたら大変ですよね。だから、現役世代が納めた年金保険料のうち、年金の支払いなどに充てられなかったお金を年金積立金として預かり、将来世代のために運用しているんです。
- 坂本でも大事な年金の一部を運用して、もし増えなかったら困りますね。
- 遠藤まさにそのとおりです。そのために、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)という機関が一生懸命考えて、運用の中身や配分比率を決めているんです。
- 中村難しそう……。
- 遠藤そう思いがちですが、現在は国内株式、国内債券、外国株式と外国債券に25%ずつ分散投資する非常にシンプルな運用を行っています。
- 坂本運用の実績が気になります!
- 遠藤現在のGPIFの運用資産残高は約224兆円(2023年12月末時点)。そのうち半分以上は運用益です。2001年に自主運用を開始して以来、23年間で100兆円以上のお金を増やしました(下グラフ参照)。その間にリーマンショックやコロナショックなどがあり、1年ごとに見るとマイナスだった年もありますが、いかにGPIFの長期運用の結果が良好か、よくわかると思います。
- 坂本長期運用が大事なんですね!
- 遠藤世界的には今も人口が増加し続けていて、経済も成長しています。GPIFは世界経済の成長の恩恵を得られるように、世界の資産に投資しお金に働いてもらうことで資産を増やしています。
公的年金の運用を参照した投資信託「年金ぷらす」は初心者にもおすすめ
- 遠藤でも残念ながら、GPIFの運用が堅調でも、私たちのもらえる年金が増えるわけではありません。そこで年金のノウハウを活用して、自分のお金を一緒に運用してみてはとつくったのが「東京海上・年金運用型戦略ファンド(年1回決算型)(愛称:年金ぷらす)」という投資信託です。
- 中村投資信託のことがよくわかっていなくて……詳しく教えてください。
- 遠藤もちろんです! 投資信託は多くの投資をしたい人から集めたお金をひとつにまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資をして運用する金融商品です。運用を専門家に任せられること、販売会社によっては100円から資産運用を始められること、投資先を複数に分けてリスクを低くする分散投資が手軽にできることなどが魅力です。「年金ぷらす」は公的年金の基本資産配分を参照した運用により、着実な運用成果を出しています。
- 坂本今まで株式中心の投資信託を購入していたので、債券を組み合わせた選択肢があることを知りました。
- 遠藤株式と債券では、債券のほうが相対的に値動きの幅が小さいんです。たとえば、2020年のコロナショックのとき、米国株式は33.9%下がりましたが、株式と債券を組み合わせている「年金ぷらす」は14.6%の下落に抑えられています(注1)。下落時の値下がりを抑えたい方は、投資資産を分散すると安心ですよ。
- 中村下落したときのことを考えると、選ぶのが難しいですね。
- 遠藤日本には約6000本の投資信託があって、運用の仕方もそれぞれです。初心者の方は、日本の年金の運用を真似してみるのもひとつの手ですね。
Topic3
働く30代は生活にどのように投資を取り入れたらいい?
投資はほしい物や夢をかなえるための手段のひとつ。まずは少額からスタート
- 遠藤坂本さんの投資のきっかけは?
- 坂本30歳になる前に、『これからはお金を貯めながら増やしていかないと』と漠然と感じたんです。自分のお金を少し投資に回してみようと、投資信託を一万円購入してみたのが始まりです。
- 遠藤私も一万円から始めました。まとまったお金ができてから投資を始めるより、まずはどんなしくみなのかを知るためにやってみるのが早いんですよね。投資を経験していかがですか?
- 坂本私の場合、資産が増える成功体験をつめたことがよかったです。『本当に増えるんだ』と実感。今後も投資をしながら、家族や自分の人生を豊かにするタイミングで使おうと思っています。実際に、家を購入した際に投資信託を一部現金化して使いました。
- 遠藤すごく素敵に投資を活用されていますね! お金があったらその分やりたいこともできますし、投資は自分のほしい物や夢をかなえるための手段のひとつでもあると思います。特に今後は買いたい物が値上がりしていくこともあると思うので、買いたい物を買うためにお金に働いてもらいましょう。
- 中村老後のためと考えると少し遠かったのですが、自分がほしい物を買うためと思うと、より自分事になりそうです。貯蓄だけをするよりも、すぐに使わないお金は運用したほうが将来のライフイベントなど必要なときに使えるかもしれないですよね。私も資産を増やしたいので一歩踏み出します!
- 遠藤毎月貯蓄をしているなら、その一部を投資に回すのもおすすめです。
- 中村それなら気軽に始められそうですね。私も一万円から始めてみます。
投資か、貯蓄かではなく目的別に資産分散を
- 坂本資産形成における貯蓄と投資の理想的なバランスはありますか?
- 遠藤理想の比率は、ライフプランによって人それぞれです。ただ、「投資か」「現金か」の二択ではなく、投資の中で段階を設けるといいと思いますよ。
- 中村投資の中で段階を設けるとは?
- 遠藤たとえば、私は目的別に“老後”や“ライフイベント”、“ご褒美”などと分けて、それぞれ値動きの幅の違う金融商品を選んでいます。また、お金が必要な時期によっても商品を分けています。2、3年後に使うなら手堅く、5年以上先の話ならば可能な範囲でリスクをとる選択もできます。日本では、投資=ギャンブルに近いものととらえられがちですが、値動きの大きさは自分でコントロールできる部分も大きいんです。ちなみにアメリカでは投資によってお金に働いてもらうことが日本より浸透していて、投資で資産を守り、成長させているので、日本でもその考え方がより広まるといいなと感じています。
- 坂本商品選びで値動きの大きさをコントロールできるんですね。今日は学びの多いお話をありがとうございました。
- 中村目的別の投資を私もやってみたいです!今日は投資がぐっと身近になりました。ありがとうございました。
(注1)米国株式:S&P500種指数。期間:2020年2月19日~2020年3月23日。米国株式の2020年のコロナショック前の高値及び年初来安値を基に算出。「年金ぷらす」の下落率は税引前分配金再投資基準価額を基に算出。過去の実績であり、将来の動向や運用成果等を保証するものではありません。「年金ぷらす」の設定来の運用実績については上部にあるリンク「当ファンドの特集ページはこちらから」より特集ページをご覧ください。出所:ブルームバーグ。※愛称の「年金ぷらす」とは、将来の年金受給とは別の資産形成をめざすことを意味しており、ファンドをお申込みいただくことで年金額が上乗せされることを意味するものではありません。ファンドは投資信託であり、元本が保証されているものではありません。また、公的年金や企業年金ではなく、生命保険会社等が提供する年金商品とも異なります。【ファンドの費用】 購入時手数料:購入価額に対して上限2.2%(税抜2%)/信託財産留保額:なし/運用管理費用(信託報酬):ファンドの純資産総額に年率1.3695%(税抜1.245%)をかけた額/その他の費用・手数料:監査費用(ファンドの純資産総額に年率0.011%(税込)をかけた額(上限年99万円))、売買委託手数料、資産を外国で保管する場合にかかる費用、信託事務等にかかる諸費用等 ※監査費用を除くその他の費用・手数料については、取引等により変動するため、事前に料率、上限額等を表示することができません。※手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、事前に表示することができません。【ファンドのリスク】 投資する有価証券等の値動きにより基準価額は変動します。したがって、投資元本は保証されているものではなく、投資元本を割り込むことがあります。運用による損益は、全て投資者に帰属します。投資信託は預貯金や保険と異なります。ファンドへの投資には主に「価格変動リスク」「金利変動リスク」「信用リスク」「為替変動リスク」「カントリーリスク」「流動性リスク」等が想定され、これらの影響により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
リスク、手数料等についての詳細は、投資信託説明書(交付目論見書)を必ずご確認のうえ、ご投資に関してはご自身でご判断ください。本資料は東京海上アセットマネジメントが作成したものです。投資信託の取得のお申込みを行う場合は、販売会社よりお渡しする投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交付書面等の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。
■設定・運用は
商 号 等 : 東京海上アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第361号
加入協会: 一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会
サービスデスク:0120-712-016(営業日の9時~17時)
撮影/千葉タイチ ヘア&メイク/吉永佳代 取材・文/佐久間知子