超こだわり食感スイーツ勢ぞろい♡【ローソン】2020春新作ふわしゅわ、パリとろ、マウントプリンバスチーetc.,5選を実食レビュー！

ローソン春の新作スイーツ、トップバッターは「ふわしゅわ -ふわしゅわスフレ-」（税込￥240）です。パッケージに記載されている“2種のチーズ使用、くちどけがしゅわぁ～”って、声に出して読みたい日本語ですよね。コンビニスイーツのなかでもパッケージがドーンと大きめで、食べごたえにも期待できるスフレチーズケーキです！

“ふわしゅわ”な口どけ感を全面的にアピールしているからには、スフレ本体はやわらかくて崩れやすい！...というわけで、形や大きさをキープするため、プラスチックトレーでがっちりと守られているのですが（続）、

このトレーがなかなか新しいアシンメトリーな形で（続）、

なんと、点線部分でパキッと折れ、トレーを片手で持ったまま、手を汚したりフォークやスプーンをわざわざ使うことなく、大胆にかぶりつきスタイルで食べられるよう、工夫されているんです！　考えた人、ネ申だな(* "q')！！

しかしせっかくの撮影なので、トレーから取り出して寄り寄りで撮ってみました。スフレは、メレンゲに卵白やソースなどさまざまな材料を混ぜ、オーブンで焼き上げるお料理なのですが、この「ふわしゅわ -ふわしゅわスフレ-」もどアップ撮影にじゅうぶん耐えうる理想的なこんがりした焼き上がりです！

この「ふわしゅわ -ふわしゅわスフレ-」、実はメレンゲを泡立てたのち、あとから2種類のナチュラルチーズを加えてからじっくり湯せん焼きにすることで、生地に含まれる気泡が不ぞろいのまま逃げず、口に入れた瞬間“しゅわぁ～”と溶けるような食感と、飽きずに食べ進められる奥行きのある味わいを楽しむことができるのだそう。ほかに原材料として卵白、小麦粉、牛乳、卵黄、生クリームなどが生地に使われています（パッケージ裏面参照）。

大きめサイズの割に、一個あたりの総カロリーが約143kcalとかなり控えめ。食後のデザートとしても罪悪感低めで楽しめるチーズケーキです♡　やわらかいので、お子さまと一緒に楽しみやすいスイーツでもあります。

続いてご紹介するのは「パリとろブリュレ」（税込￥285）。いわゆるクレームブリュレのローソン版です...そう、2001年にフランスで公開され、日本でも大ヒットしたおしゃれ映画『アメリ』でオドレイ・トトゥが演じた主人公のパリジェンヌ、アメリ・プーランお気に入りのスイーツです。

フタを開けるとさっそく出現する、焦がしカラメルのこれまたフタ！　一枚ずつていねいに高温で焼き上げた甘くてちょっぴりほろ苦いカラメルが、なかなかぶ厚いプレート状になって、プリンの上にドーンとのっているんです。

お買い上げのときにいただくプラスチック製のスプーンはもちろん、手持ちのステンレス製スプーンでも、叩くとカンカンいうほど硬めに焼き上げたカラメルプレート。さあ、アメリになった気分でカラメルを割っていきましょう～！

クレームブリュレは本来、食べる直前にブリュレの表面をバーナーであぶって焦がし、カラメルのパリパリ感を出しますが、そのままの作り方でコンビニスイーツにすると、カラメルがブリュレの水分を吸ってしまい、やわらかくなってしまうのだそう。パリパリ感を死守するために、なんと約200回にもおよぶ試作を重ねたそうです...これは楽しんで割らなくては！

そんな苦労のかいあって見事完成した“パリ”食感担当のカラメルプレートの下から、ゴールデンカラーの“とろ”食感担当、ブリュレ本体（プリン）が出現しました！　プレートからにじみ出るカラメルソースも食欲をそそります。

ザラメの粗さをあえて残したほろ苦いカラメルのカリッ&ザクッとした食感と、ねっとりとやわらかく、スーパー濃厚な味わいのプリンの見事なコンビネーションは、口に入れた瞬間、おいしくうれしい衝撃を与えてくれます...（語彙力）（伝われ）！

北海道産生クリームを使い、低温で湯せん焼きすることで、とろっとした食感に仕上げたブリュレ。バニラビーンズ（黒く見える点々）がところどころのぞくところに“ていねいなお菓子づくり感”がダダ漏れていて愛おしいですね♡　やわらかプリン派もかためプリン派も、両者ともにたのしめる傑作プリンだと思います◎。

累計販売個数約4100万個を売り上げるローソンスイーツの主砲「バスチー -バスク風チーズケーキ-」（過去記事参照）誕生一周年を記念して爆誕してしまった「マウントプリンバスチー」（税込￥380）...なのですが、誰！？　バスチーの上にプリンをまるまる一個のっけようとか言い出した天才は...好き♡

しかもただ“プリン on バスチー”なだけじゃなくて、プリンをホイップクリームでまるごと包んじゃおう、さらにカラメルソースをあふれるくらい、さらにさらにクラッシュアーモンドをふりかけトッピングしちゃおう！...とかいう大胆な発想も大好き♡　ローソンスイーツ開発チームの、バスチーに対する深い愛が感じられます。

...というわけでローソンの天才ぶりが遺憾なく発揮された本作「マウントプリンバスチー」は、文字通り、バスチーの上にプリン with ホイップクリームがドーーーーンとのっかって幸せな山を築いています（決してプリンがバスチーにマウントをとっているわけではありません、両者は見事に共存しています）。その高さ約7.5cm！

ふつうはトレーに入れたままいただくと思うのですが、なんせプリン・マウンテンを崩さないことにはバスチーまでたどりつけませんので、まずプリン with ホイップクリームからいただくとしましょう！

ふわふわのホイップクリームには、クラッシュアーモンドをまぶして、カリカリした食感と香ばしさのアクセントをプラスしてくれます（＝ただ甘くてやわらかいだけじゃない、ちょっとしたパンチ）。

プリンは固めに焼き上げられていて、バスチーと食感のバランスを合わせてあるもよう。そしてホイップクリームの外壁に守られたカラメルソースは、一度決壊すると、とろ～～～んと惜しげもなくあふれ出してきて、プリンやバスチー本体にうまくからんでくれるんです！

ゼラチン効果でカスタード生地としっかり一体化されているプリン単体もなつかしく優しい味わいで超美味ですし（続）、

バスチーも言わずもがな、レアほどやわらかすぎず、ベイクドほど固くもないい、ジャストバランスな濃厚チーズケーキ。そういえばバスチー本体にはもともと、表面と底面にカラメルソースがあしらってあるから、同じカラメルスイーツのプリンとは仲間なんですね...！　合わないわけがありません。

そしてプリン、ホイップクリーム、バスチーの豪華三重奏に昇天。ちなみにすでにお気づきのとおり、この「マウントプリンバスチー」一個あたりの総カロリーはかなりお高めで約501kcal...なのですが、この人類未曾有の非常事態にあっては、元気を出すためなら食べてよしです◎。遠慮なくいっちゃいましょう。

続いてはシュークリームの新作「クキクキクッキーシュー」（税込￥200）です。パッケージに記載されている“クキ3シュー（KUKI3SHU）”の、クキとシューの間に挟まれている数字の3は、ザクザクザクなクッキー食感をマシマシマシの3乗で体現しているのですね...ローソンさまの前のめり気味な気合いに、さらに好感が持てます（* "q'）。

この「クキクキクッキーシュー」は、クッキー生地とシュー生地を合わせたザクザク食感の生地に、ミルククリームとクッキー入りバニラクリームを詰め込んだ、なかなか個性的で斬新なシュークリーム。

生地の上から、固くて白いパールシュガーをトッピング&コーティングし、表面によりザクザク食感を加えてあります。

底面を見ると「ああ（* "q'）クッキーっぽい！」と妙に納得。こんがりブラウンの焼き目がたまらなく食欲を刺激してきます...！

撮影のためにスプーンで割りましたが、直接かぶりついちゃったほうが、シュガーコーティング&パールシュガー&クッキー生地のザクザクザク3食感を楽しめると思います！

ザクザクザクのあとにもれなくやってくるクリームのビッグウェーブは、ミルククリーム&クッキー入りバニラクリームのコンビネーション...って、クリームの中にもクッキー（たぶんプレーン味）がいるんですね！　もはやザクザクザクザクの4乗でいいのでは...？？？

上に空洞ができていますが、ふわんふわんの食感のわりにずっしり密度が濃いミルククリームとクッキー入りバニラクリームがダブルで織り成す相乗効果だと思ってください。

さらにお気に入りはこのミルククリームで、シューの中をタップンタプンと潤している、なめらかでジューシーな感じが◎。水分たっぷりなハズなのですが、シュー生地のザク感を失わせないバランス（焼き上げ方？）に、ローソンスイーツのクォリティの高さを感じます。

ちなみにあえて生地だけザクザクいただくのも香ばしくておいしいです！　食べ終わる最後の瞬間まで楽しませてくれる、これも傑作シュークリームでは...！？

そしてローソン2020年春・怒涛の新食感スイーツリリースのトリを飾るのがこちら、3月末に発売されたばかりの「ミチプー -ミッチリプリン-」（税込￥240）です。チーズケーキとパンナコッタを掛け合わせたような新感覚プリン。マスカルポーネ入りチーズフィリングと北海道産生クリーム等を使用した、ぎゅっとつまった濃密なプリンです。一個あたりの総カロリーは約328kcalです。

表面からあふれんばかりにたっぷりプルルンとカラメルソースがのった...プリンさん、ちょっと色、いつもより白くない！？

そう、この「ミチプー -ミッチリプリン-」は、プリンではあるのですが、実はパンナコッタ（の、白くて甘い感じ）とチーズケーキ（の、なめらかで濃厚な感じ）を合体させたような、まったく新種のコンビニプリンなんです！

プリン本体は、マスカルポーネ入りのチーズフィリング（＝パンやサンドイッチの中に詰める具材）と、北海道産生クリームを加えてみっしりギュッと密度高めに焼き上げたそう。

固めのプリンよりももっちりした食感で（＝まんまと“ミッチリ”している）、パンナコッタよりもコクがあり、クリーミーな味わい。そこにトロンとし田食感のややほろ苦いカラメルのアクセントがきいてきます。食べたことのない新鮮な味なので、ぜひ一度召し上がってみてください。