初演からのキャストなどが細かく記され、大変読み応えのあるパンフレット。ちなみに俳優の山本耕史さんは1987年の初演のときの少年革命家「ガブローシュ」役が舞台デビュー。当時10歳だったんですね。30年をとおして、この舞台を目指し、この舞台でスターになっていく俳優さんたちが数多くいたことを改めて実感。私が今回観た舞台では、有名なジャン・バルジャン(映画でヒュー・ジャックマンが演じていた)はヤン・ジュンモさんが演じていました。迫力のある低音美声に惚れ惚れ。そして個性的な脇役陣も見ごたえあり。これも幸運なことに、長年、マダム・テナルティエ役で参加されている森公美子さんの回に当たり、そのコミカルな演技と圧倒的な歌唱力を堪能。『レ・ミゼラブル』は一度聞いたらずっと記憶に残る印象的なメロディが多く(きっと皆さんも耳にしたことがあるはず)、家に帰ってからもずっとフンフン~♪と口ずさんでしまう…ずっと余韻に浸っていたくなるような舞台でした!(編集きっこ)