Q いびきを止めるいちばん簡単な方法は?
A 横に寝る!!
「横向き寝は、舌のつけ根や肺の入り口にあるふたののどへの落ち込みが少ないため、気道が確保できるんです。隣で寝ている人のいびきを止めたい場合も、横向きにするのがおすすめ」(三橋さん)、「横向きに寝るだけで、50〜60%無呼吸が改善することも報告されています。あおむけに戻らないよう、リュックを背負って寝たり、長い枕を背中に置いて寝るのも効果的」(竹腰先生)
Q 枕を替えるといびきをかかなくなるって本当ですか?
A 首がすっと伸びる&楽に呼吸ができる枕を選んで
「女性のほうが首のカーブが浅いため、低い枕のほうが合う傾向に。理想の寝姿は、首をすっと伸ばして立っている姿勢で背骨がS字カーブをキープしている状態です。枕を選ぶ際は、頭から首にかけてできるすき間を埋める高さがベストで、楽に呼吸ができるものを選んでください」(三橋さん)
(上)"日本人の頭の形”に最もフィットした「極」快眠まくら¥2300/主婦と生活社(全国の書店・オンライン書店などで発売) (下)シートの抜き差しで、自分にベストな高さに調節可能。人気快眠セラピストがおすすめする女性に優しい首元きれいまくら ソフト低反発+調整シート ¥5000/昭和西川
Q 枕を替えるといびきをかかなくなるって本当ですか?
A 鼻づまり以外の軽いいびきであれば、8割に効果あり!
「枕が高い人って、案外多いんですよね。首が上がってのどが詰まりやすいため、気道が圧迫されて呼吸が浅くなるとともに、口呼吸になりやすくなり、いびきの原因に。ですから鼻炎以外のケースであれば、枕の高さを変えるだけでかなり効果があるんです」(三橋さん)
Q 旅行中など、その場で即実践できる防止法は?
A タオルで即席枕を作ると◎
「旅行の際やお金をかけずにいびき対策をしたい方は、バスタオルで作る即席枕をぜひ。あおむけ寝も横向き寝の人も首がすっと伸びる高さを目安に」(三橋さん)
(写真上から)1 厚手バスタオルを4つに折り、首にあたる部分を8~10㎝幅で折る
2 右の状態のタオルをさらに半分に折るだけで、即席枕のでき上がり
3 寝てみて低すぎるようなら、下にバスタオルを重ねて高さの調整を