浴衣をきれいにたためるようになればもう一人前。間違ったたたみ方をしてしまうと、変な部分にシワがついてしまい、次に着るときに残念な感じに…。来年も気持ちよく着られるように、この機会に上手なたたみ方を覚えよう! 記事の最後に動画もあるので参考にしてみて。
1.襟が左、裾が右にくるよう浴衣を広げる。下前のわきの縫い目のところで向こう側に折り、おくみの縫い目を手前に折りたたむ
2.上前の端を両手でつまみ上げて下前にかぶせる。1で折りたたんだ下前のおくみの端に、ぴったりと合わさるように重ねる
3.奥のわき線の縫い目をつまんで、ふわっと空気をはらむよう持ち上げる。くずれないよう注意しながら、手前側に持ってくる
4.奥と手前のわき線がきれいに重なるように覆いかぶせる。たたんだら、シワや凹凸が出ないように、手のひらでなでて整える
5.身ごろをきれいに折りたたみ終わったら、次は襟の順。左右の襟を、端がずれないように合わせながら重ねて平らに整える
6.襟元は、首の後ろになる部分の中心が、襟の内側にくるよう折りたたむ。ここも左右の襟を重ねて平らな状態に整える
7.首もとから襟先まで平らになるよう、左手で上を持ち、右手で左右の襟を同時に持ちスライドさせながらまっすぐに伸ばす
8.奥側の袖をそっと持ち上げ、身ごろ全体を手前にくるよう折りたたむ。左右のわきの縫い目がちょうど重なるようきれいに半分に
9.8でたたんで上にきた左側の袖を身ごろに合わせながら向こう側に折り返し、重ねる。再度平たくなるよう手を滑らせる
10.同じく、手前にあった右袖も向こう側に折り返し、身ごろに重ねる。ここまでで、浴衣全体がきれいな細長い長方形の状態に
11.身ごろに手を滑らせて空気を抜いて平らにしたら、裾から3分の1くらいのところを左手で挟む。右手で裾を持ち上げ、三つ折りにすれば完成
浴衣¥35000/伊勢丹新宿店(古今)
撮影/加藤ゆき ヘア&メイク/桑野泰成〈ilumini.〉 スタイリスト/秋月洋子 モデル/松原麻衣(スーパーバイラーズ) 取材・原文/道端舞子 ※BAILA2019年7月号掲載