スニーカーをもっと知りたいあなたに超オススメ本、あります。

ナイキ、アディダス、ニューバランスにコンバース、プーマにオニツカ、ヴァンズetc.膨大な数のスニーカーについて、歴史、浸透した背景にあるカルチャー、関わった人たちの証言などからなる第1章だけでも“試験に出そう”な、覚えておきたいところがいっぱい。思わずマーカー片手に読み直そうかと考えたくらいです。
小澤匡行さんの『東京スニーカー史』
男性でおしゃれな人を目にしたり、男性ファッション誌を読むと、ものすごくうらやましいっと思うことがあります。そのモノに対する愛情、モノに対しての深く濃い知識、コレと決めたアイテムをシンプルに、こともなげにさらりと着こなす様子。

この本にはそんなおしゃれな〝先輩男子〟が、スニーカーの歴史を語り、コメントを寄せています。男子、というより、男性ですね。たとえばビームス代表取締役社長の設楽洋さん、『ポパイ』創刊メンバーだった編集者の石川次郎さん、音楽プロデューサーの藤原ヒロシさんなどなど。
たんに消費されていくものではなく、そこに歴史、カルチャー、ライフスタイルが表れる。スニーカーがアメリカやヨーロッパで普及したのには、それぞれの〝事情〟や〝原因〟があった。またそれが日本に入り、流行していく過程には〝憧れ〟があり、日本人ならではの〝ディテール好き〟〝モノマニア〟という性質が関係していた……。そんな、スニーカーをめぐる色々なことが、この本でわかるので、読んでいてワクワクしちゃいます。
個人的には映画やテレビ、音楽に言及があるとメモりたくなるので、そんな意味でも『フォレスト・ガンプ』や『池袋ウエストゲート・パーク』のことも出てきて、わっ!と思ったり。あの時代を舞台にした映画を見たら、逃さず足元をチェックしなくっちゃ。

スニーカーそのもののこと、時代背景などに少しでも興味があれば、ぜひ手にとってみてください。これ、試験に出ますよ(笑)(副編Y)
「東京スニーカー史」(立東舎/¥1500)

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