Q メイクが好きになったそもそものきっかけは?
大学に入学したとき、キャンパス中の女のコがしてるという事実に度肝を抜かれて見よう見まねで始めたメイク。いざしてみたら顔面を使って塗り絵する感覚が楽しいし今日はモテ系にしよう、とか、モードにしようとか、“セルフ催眠術”をかけられるところに感動して今やすっかり虜です。コスメ売り場は月に1回、スキンケアを補充しに行くついでにパトロール。最近はSUQQUのリキッドハイライト、クレ・ド・ポーのファンデーションがお気に入りです。気になっていたキッカのチークも買い足したばかり。
タンクッションエクラ オークル10 ¥9000/クレ・ド・ポー ボーテ
CHICCA フローレスグロウ フラッシュブラッシュ パウダー07 ¥3000/カネボウ化粧品
シマー リクイド ハイライター01 ¥3900/SUQQU
Q メイクでいちばん時間をかけているのはどこですか?
なにごとも効率重視派な性格のせいか、そもそもメイクをするのがめちゃくちゃ早い(笑)。15分くらいでパパッとすませてしまうので、どこかにすごく時間をかけることはあまりないのですが、仕上がりの印象がトゥーマッチになってしまわないよう、主張させるパーツはどこか1カ所だけにしぼるというマイルールを設けています。たとえば、濃い色のリップを塗りたい日はそのほかを極力ヌーディにしてバランスをとりますね。ちなみに、その日どんなメイクをするかは洋服やTPOに合わせて決めるのがほとんど。
Q 自分の好きなメイクと、オフィスで求められるメイクが違うとき、どうやってテンションを上げればいい?
お仕事のときのメイクは、基本的に自分のやりたいテイストよりも、求められている雰囲気に仕上げるのが正解だと思っています。でも、ときどき、自分だけにしかわからない“冒険”をするとテンション、上がるんですよ。たとえば、マスカラを赤やグリーンにしてみるとか。このくらいだと、普通にしてたらバレないんです。光に当たって初めてニュアンスが伝わるくらい。それから、アイライナーをバーガンディやモーブに変えるのもおすすめ。「こんなまじめな顔してニュース読んでますが、アイライナー、赤いんで」って思うと、“譲ってない部分”をキープできるからでしょうか?心が強く持てるから不思議です。
ワンピース¥17800/ロザリー(ロザリームーン)
撮影/三瓶康友(人)、富田恵(物)ヘア&メイク/北原果スタイリスト/柾木愛乃取材・文/石橋里奈 ※BAILA2019年9月号掲載