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【女性のカラダ大百科】30代女性が気をつけたい<子宮頸がん>に関するQ&A

子宮の入り口にできる子宮頸がんは20代からみられ、発症のピークは30~40代。30代が気をつけたい子宮頸がんに関する疑問や不安に対して、産婦人科医に回答してもらいました。

回答してくださったのは

30代が気をつけたい病気No.2【子宮頸がん】

子宮の入り口にできる子宮頸がんは20代からみられ、発症のピークは30~40代。国内では年間約1万人が罹患し、その3人に一人に相当する3000人が命を落としている。主な原因となっているのがセックスで感染するヒトパピローマウイルス(HPV)。HPVは多くの女性が感染するありふれたもので、その中にがん化を引き起こすものもある。早期ならほぼ完治するのでワクチンと検診のダブル予防が有効。

Q 乳がん検診以外に、受けるべき検診項目は何ですか?

A 子宮頸がん検診、経腟超音波、性感染症の検査が30代女性の3点セット

「子宮頸がん検診では子宮頸部の細胞を採取する頸部細胞診と、腟内と腹壁の上を圧迫して骨盤内臓器を診察する内診を行います。筋腫の有無や卵巣の状態を調べるには経腟超音波検査が有効です。そして性感染症の検査も必ず受けて」(加藤先生)。すべて一度に検査して2万円程度(編集部調べ)。自分の体と命を守るためにもぜひ!

Q 子宮頸がんのワクチンにはリスクがあると聞きますが…

A 欧米では広く普及している予防接種。命の危険や妊孕力(にんようりょく)を失うリスクを甘く考えないで

「確かに痛みや発疹などの副作用が出る場合も。けれど日本以外の先進国ではほとんどの国の児童に接種されている安全性の高いワクチンです。実際に欧米各国ではワクチン導入後のHPV感染者が90%減少したという報告もされています」(加藤先生)。参考価格/2価ワクチンの場合1回16300円の計3回で48900円(編集部調べ)

Q 子宮頸がんのワクチンは大人も接種すべき?

HPV検査を受けて陰性であればぜひ接種して

A HPV検査を受けて陰性であればぜひ接種して

「本来であれば性交渉を持つ前の接種が最も効果的ですがそれ以降でも充分予防効果が期待できます。ワクチンが開発されている子宮頸がんは唯一予防が可能ながん。その予防効果は数十年ともいわれているのでできることなら接種をおすすめします」(加藤先生)。接種しないのであればせめて一年に1回は検診を受けるべし。

Q 子宮筋腫は手術で取るべきでしょうか?

A あるから即手術というものではありません。できた場所や大きさ、自身の状況などで判断を

「無症状や筋腫が小さい場合は定期検診で経過観察といったケースが多いです。筋腫が大きくなったり症状が重い場合は手術で筋腫のみ、あるいは子宮を摘出することも。ただし、ピルを服用し症状をやわらげるなどの薬物療法もあるので、すぐに手術ができないときや出産の予定などある場合は医師に相談してください」(加藤先生)

Q 性感染症の疑いが… まず何をすべき?

A 自分はもちろんのこと性的関係を持った人にも受診をすすめて感染を防いで

「すぐに病院に行って受診してください。性感染症は必ずしも自覚症状があるとは限りません。そのため、感染に気づいたときにはすでに多くの人に伝染していることも考えられます。ですので陽性の場合は性的関係を持った人にも連絡をし受診をすすめてください」(加藤先生)。自分だけの問題ではないと自覚することが大切!

Q 受診するタイミングがわかりません

ささいなことも相談できるパートナードクターを見つけて

A 検査も兼ねて年に最低1回は受診。ささいなことも相談できるパートナードクターを見つけて

「リスクと上手につきあうためにも体のささいな変化や不安をすぐに相談できる婦人科系の医師を見つけることはとても大切。バイラ世代のうちにそんなドクターを見つけておくことができれば、今後更年期を迎えた場合も、HRT(ホルモン補充治療)などの対応の相談もスムーズですし、生涯頼りになるはずです」(加藤先生)

Q 子宮や卵巣の病気を予防する方法はありますか?

A 毎月排卵があることの病気リスクを考えると低用量ピルがいちばんの予防になります

子宮や卵巣の病気は排卵、子宮内膜の増殖、月経といったサイクルのなかで引き起こされることがほとんど。「さらに、女性ホルモン・エストロゲンが子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣囊腫の発生や発育にかかわることがわかっています。そこで、低用量ピルを服用することで排卵を抑制することが有効な対策になります」(加藤先生)

Q 自覚症状がなくても検査を受けるべきですか?

まずは検診を

A 「きっと大丈夫」という過信も我慢もやめて、まずは検診を

「症状がないから大丈夫」「月経痛がひどいのは体質」などと自分で決めつけている人こそ要注意! 「過信や我慢のせいで病気を見過ごすことがあっては本末転倒。最悪の結果を招かないためにも、そして自分の体がどんな状況にあり、どんなリスクを抱えているのかを知るうえでも検査は定期的に受けてくださいね」(加藤先生)

取材・原文/東 美希 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA2020年2月号掲載

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