中谷美紀さんの舞台『猟銃』がとても胸を打つ

約100分の上演のあいだ、中谷美紀さんはセリフをしゃべりっぱなし。舞台の背景にひとり俳優がいるのですが、彼はひとことも発さず。セリフを言うのは一人3役を演じる中谷さんのみ。
初演は2011年。見逃した私は評判を聞いて、今度こそぜひと思っていたのがようやく先日実現。満員のパルコ劇場、幕があがり、私たち観客が見守る中、中谷さんのよく通る声が・・・・・・。
想像以上に圧巻でした。
会場で購入した「猟銃」のパンフレット
『猟銃』は作家・井上靖の小説が原作。ひとりの男の妻(みどり)、愛人彩子(さいこ)、そしてその娘・薔子(しょうこ)の三役を中谷さんが演じます。「演じる」といっても、それは手紙を読むようなスタイル。3人の「女」の部分が、髪型・言葉遣い・衣裳・声音によって演じ分けられ、中谷さんの「体」をとおして披露されるのです。ひと言も聞き漏らすまい、と全身を耳にして舞台に集中したので、見終わってけっこう疲れましたが、それは大満足の疲れ。機会があればぜひまた再演してほしいなと思います。
舞台は4月24日(日)までは渋谷のPARCO劇場で、その後は新潟、京都、愛知・・・と日本数都市をまわるようですので、もしまだチケットが手に入るようであれば、強くオススメいたします!

(副編Y)

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