海外ドラマに詳しいライター・今 祥枝とBAILA編集者・バタコが、30代女性におすすめのドラマをピックアップ! 今回は、とびっきり明るくて前向きなインド系アメリカ人女子高生、デービーの日常を描いたコメディドラマ「私の“初めて”日記」をご紹介。見ていてスカッとする、彼女の“ポジティブ鈍感力”に注目して!
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今 祥枝&編集バタコ
今 祥枝(左)●ライター。著書に『海外ドラマ10年史』。Twitter:@SachieIma Instagram:sachie.ima
編集バタコ(右)●シュールネタ好きの担当。涙もろい。
今 なにかと気疲れするこのごろだけど、とびっきり明るくて前向きなインド系アメリカ人女子高生、デービーの日常を描いたコメディで元気百倍!
バタコ(以下バ) 父を亡くして心に傷を負っているという設定だけど、本音全開でブチ切れたり、荒れまくったり(笑)。イケてないわりに自信満々で度胸がすごくて、まっすぐな頑張り屋のデービーは見ていてスカッとするし、なにより“ポジティブ鈍感力”に救われます〜。
今 本作の生みの親でありデービーのモデルのミンディ・カリングは、インド系アメリカ人の女優&コメディエンヌとして大活躍。マイノリティの女性として今の地位を築いている秘訣は、この“ポジティブ鈍感力”にもあるのかも⁉
バ 明るい作風に隠れがちだけど、マイノリティとしてアメリカで暮らすことって、思った以上に大変なんだろうなとも。
今 人種やセクシュアリティなど多様性にあふれた作品だけど、いずれも特別な問題として取り上げるのではなく、ナチュラルに青春ドラマの中になじんでいるのもいいよね。
バ 心底嫌なやつが登場しないのも安心して見られてよかったな。
今 終盤に向けてぐぐっと盛り上がるラブ・トライアングルにも、純粋にうきうきしちゃった(笑)。
バ デービーの本命パクストンもかっこいいけど、シーズン2はもう一人の男子を応援したいと思います♡
©Netflixオリジナルシリーズ
「私の“初めて”日記」
インド系アメリカ人の高校生デービーは、学校では冴えない負け組。イケてる勝ち組を目指して親友たちと奮闘しながら、初体験の相手として勝手に目標を定めたパクストンとの恋愛や家族の関係、友情物語がにぎやかに展開する。1話約30分のコメディ。主演のカナダ出身の新星、マイトレイ・ラマクリシュナンの生き生きとした演技が魅力的。注目のパクストン役は日系のダレン・バーネット。軽快なナレーションは伝説のテニス選手ジョン・マッケンロー。
Netflixでシーズン1(全10話)が独占配信中。原案・製作総指揮・脚本/ミンディ・カリング、ラング・フィッシャー
イラスト/ユリコフ・カワヒロ ※BAILA2020年10月号掲載 ※配信情報は記事掲載時点のもので、変更になっている場合や、配信が終了している場合があります。
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