「四六時中マスク」という慣れない生活で肌が受けるストレスは相当なもの。フェイスラインがたるんでいたり、エイジングが進んでいたり…! マスクを外した自分の顔にギョッとしなくて済むよう、美容家二人が訴える、今すぐ始めるべきケアとは?
美容研究家 有村実樹さん
モデルとして活躍するかたわら、撮影現場で培ったメイク法や美容法をInstagram(@arimura_miki)や講演会などで発信。
美容家 石井美保さん
トータルビューティサロンRicheオーナー。「肌をこすらない」「化粧水10回づけ」など独自の美容法で40代にしてこの美肌をキープ中。
マスクの下が今、危ないんです!!
有村 マスク生活、長くなりましたね。自粛期間中は人としゃべることが減ったせいか、撮影が始まったときに笑顔がスムーズにつくれず、焦りました。以来、家でも口角を上げて、いつもより口を縦にも横にも大きく開いて話すようにしています。
石井 サロンにいらっしゃるお客さまを見ていてもやはりフェイスラインがゆるんでいる方が増えた気が。普段、いかに人と会って話すことで顔の筋肉が鍛えられているのか、あらためて実感。リップを塗らない人も多いですし、口もとへの意識が薄れてしまうんですよね。
有村 マスクによる摩擦も肌への影響が大きいですよね。私自身、マスクの当たりがきつい箇所の肌がかたくなるのを感じたり、逆にムレて皮脂が出るせいか、あご下に吹き出ものが出るなどの肌トラブルを経験しました。
石井 ヒリつきや乾燥などをほうっておくと、エイジングがどんどん加速することに。
有村 だからマスクのフィット感は大切。話すとマスクが上下にずれる人は危険信号です。
石井 大きすぎても小さすぎても、摩擦で肌を傷めてしまいますから、ずれにくいジャストなサイズを選びたいですよね。
有村 マスクをつけると−5歳ぐらい若見えするっていわれるけど、その下では顔の下半分のエイジングが進行中。ちゃんとケアをしておかないと、マスクを外したときの自分の顔にぎょっとしちゃいますよ!
30代が気をつけたいマスクのエイジングリスク
マスクのずれ・こすれ
>>肌荒れ
ストレス・寒暖差
>>乾燥・お疲れ感
ダメージの蓄積
>>ハリ・弾力低下
無表情・緊張感低下
>>ゆるみ・たるみ
(有村さん)ワンピース¥21000/アンクレイヴ イヤカフ¥2500/ゴールディ リング¥12000/ボウルズ(ハイク)
(石井さん)衣装/スタイリスト私物
撮影/新倉哲也〈SIGNO〉 ヘア&メイク/深瀬介志〈Sui〉(有村さん) ヘア/大野朋香〈air〉(石井さん) スタイリスト/内堀悠香(有村さん)、青木宏子(石井さん) モデル/有村実樹、石井美保 取材・原文/平 輝乃 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA2020年11月号掲載
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