買い物大好きですぐに服が増えてしまう「リバウンド型」の人に、スタイリスト吉村友希さんがおすすめしたのは「色で分ける収納」。足りない色を把握できれば、似合わない色を衝動買いしてタンスの肥やしにすることも防げます。スーパーバイラーズ谷本千晃さんが実践しました。
スタイリスト 吉村友希さん
「すっきりとさせましょう!」
上品で女らしいスタイリングが得意。毎回人気の断捨離企画では、読者に寄り添いながらもプロならではの厳しい目線で不要な服を徹底仕分け。
“買い物大好き”リバウンド型 谷本さんのクロゼットを改革!
スーパーバイラーズ 谷本千晃さんの場合
「処分する服より増える服の量が多い!」
実際のクローゼット
「量が多く幼い服も点在し、クローゼットがぎゅうぎゅうですね」(吉村さん)、「つい飛びつき買いしてしまいすぐに増えてしまうんです」(谷本さん)
こうして手放す!
①ここ1年ほどで購入した服とそれ以前の服に仕分け
「今年買った服や、去年の冬に購入したものは、基本的に残す枠に分類して。手放す服は2年以上前のものからに」
②同じカテゴリーの服を、買ったぶんだけ手放す
「ボトムが3枚増えたのなら、着ていないボトムのなかから3枚選んで減らす、という判断基準で、古い服にお別れを」
③淡い色から濃い色へと色ごとに分ける
「あふれるほど量の多い谷本さんのクローゼット。手持ち服にどの色が多いかを知ることが、無駄買いを防ぐ指標に」
クロゼットを整理してわかったこと“トップスが地味色ばかり!” 手放すアイテムと残すアイテムを選定!
〈手放すアイテム〉
「丈が短くバイラ世代には難しいボトムやコート、ここ数年着ていないファーコートは思い切って処分しましょう。顔色が沈んで見えるトップスも断捨離を」
〈残すアイテム〉
「背の高い谷本さんにお似合いのロングボトムと、使い勝手のいいトップスはキープ。お気に入りのカラーコートも残しましょう!」
〈投入アイテム〉
華やぐモヘア素材の赤みブラウン ニットを買い足し
「旬度と洒落感が同時に高まる女らしいモヘア素材」。ニット¥21000/ルージュ・ヴィフラクレ ルミネ新宿店(ルージュ・ヴィフ)
キープ服+投入アイテムで、吉村さんがスタイリング!
モヘアとレザープリーツの異素材ミックスで鮮度を高めて
「地味色のシンプルニットが多かったので、一枚で印象の変わるモヘア素材を投入。お持ちのレザースカートと合わせれば、トレンド上手な着こなしに。もちろんシンプルボトムとも好相性です」(コメントすべて吉村さん)
ロング丈同士のレイヤードは縦ラインを強調してすっきりと
「身長があるからこそ素敵に着こなせる、ロング丈同士の組み合わせ。トップスをウエストインすれば、着こなしに緩急が。コートの中にストールを忍ばせることで、細見え効果が高まりもたつきません。足もとはスニーカーで抜け感を」
シンプルなモノトーンを仕込めばコートの色がより鮮やかに映える
「色違いで購入されたほどお気に入りというコ ートは、イエローとシャープなノーカラーのシルエットが、華やかな谷本さんのお顔立ちにマッチ。中の服だけでなく、小物まですべてモノトーンに統一して、コートを主役にしました」
《吉村さんがアドバイス》リバウンド型におすすめなのは色で分ける収納
色で仕分けることで似合わない色に飛びつく無駄買いを防止し何色が足りていないのかも把握
谷本さんの感想は?
色ごとに並べるだけで見やすくて気分もすっきり。すでに多く持っている色がこれ以上増えないよう意識して次の買い物に生かせそう!
撮影/目黒智子(人)、坂田幸一(物) ヘア&メイク/沼田真実〈ilumini.〉 スタイリスト/吉村友希 モデル/谷本千晃(スーパーバイラーズ) 取材・原文/道端舞子 構成/岩鼻早苗〈BAILA〉 撮影協力/プロップス ナウ
【BAILA 1月号はこちらから!】