最近、美しさに磨きがかかったと評判の大政絢。常に進化を続けるしなやかボディの秘密とは? 気になる質問や、トレーニング、食事まで絢ちゃんが教えてくれました。
1. 大政絢ボディをつくるヒミツQ&A
ニット¥24000/カーサフライン表参道本店 ショーツ¥2200/ケンテ カスタマーセンター ピアス¥18000/ショールーム セッション(マリア ブラック)
Q.ボディづくりのモットーは?
A.無理せず、背伸びせず。長続きしないものはやりません
「私は基本的に面倒くさがりや。食事も運動もあれこれ挑戦しても、結局続かないんです。ぬか漬けも途中で断念しちゃったし……(笑)。流行りは追わず、自分が続けられると思うものだけ取り入れています」(大政さん 以下同)
Q.今目指しているボディって?
A.中心にまっすぐ筋が入ったメリハリのある体が理想
「胸下まで腹筋の縦ラインが入る、まっすぐに整った体に憧れます。下着をつけない状態でもキレイなラインが保てるように、メリハリももっと強化していきたいな」
Q.ダイエットで失敗したことある?
A.偏った食事法や、過度な筋トレなど、20代前半までは失敗ばかりでした
「10代のころはきゃしゃなモデル仲間も多かったし、無理な食事制限だけで痩せようとしたこともありました。かと思えば20歳を過ぎると筋トレにハマって鍛えすぎちゃったり(笑)。今では自分の骨格に合う、理想の体を目指すように。多くの失敗を経験したことで、ようやく自分に合う方法が見えてきたんだと思います」
Q.体型のコンプレックスはある?
A.たくさんあります。でもむしろ“のびしろ”だと思ってます!
「気を抜くとヒップや二の腕もすぐ気になっちゃって。でも、悩むのではなくて“そこを直せばもっとキレイになれる”とポジティブに考えることにしたんです。そうやって体と向き合いながら一歩ずつ改善してきたので、“今の体がいちばんキレイ!”と胸を張って言えます」
Q.体型はどうやってチェックする?
A.鏡で毎日ボディバランスをチェック。体重は気にしすぎないようになりました
「入浴前に裸の状態で全身のバランスをチェックします。以前は体重や体脂肪もこまめに確認していたけれど、気になりすぎちゃって。今は数字にとらわれすぎず、見た目を重視。20代前半のころよりも体重としては5〜6kg増えているんですが、胸もお尻にもメリハリが出て、筋肉もついて引き締まっているから、バランスはよくなったと思います」
ニット¥39000/アクアガール渋谷(マイアミ) パンツ¥19000/ドローイング ナンバーズ 南青山店(アイ フィール ラブ) ピアス¥18000・リング¥15000/ショールーム セッション(マリア ブラック)
Q.自分のボディで好きな部分は?
A.もちっとした肌質はよく褒められます♡
「もともと乾燥肌なので、夏はミルク、冬はオイルもプラスして徹底的に保湿します。最近はエクシアのジェルオイルがお気に入りで、3週間で1本使い切りました。脚や腕などパーツごとで塗り分けもしていて、今後はデリケートゾーンの保湿も始めたいな」。エクシア ボディジェルオイル 200g ¥6000/アルビオン
Q.間食はする?
A.食べたいときは我慢しません!よく食べるのは、大好きなおにぎり
「小腹がすいたときは、腹もちのいいおにぎりを選ぶことが多いかな。我慢するとストレスになるので、お菓子も普通に食べますよ。間食前にプロテインを飲んでおなかをふくらませておくと、食べすぎが防げて◎」
Q.日常的に行っている美ボディ習慣は?
A.白湯と青汁を毎日飲むことと、いつでもどこでも“ながらほぐし”
「白湯は朝と夜に1杯ずつ。青汁は一日1包飲んで、内側から体を整えます。そして、私のボディづくりに欠かせないのが“ほぐし”。ボールを常に持ち歩いて、コリや張りが出やすい部分をコロコロほぐしてます」。ベジパワープラス 30包 ¥4800/アビオス
Q.姿勢で気をつけていることは?
A.常に引き上げる姿勢を意識していたら2cm身長が伸びました(笑)
「背すじも首も、真上から引っぱられているように伸びた状態をキープすることが美姿勢のコツ。とはいえ、私はそり腰になりやすいので、あえて背中をぐーっと丸めて腰をゆるめるときも。下を向いて歩くクセも直したくて、胸を張ることを意識してます」
Q.美ボディのための禁止事項は?
A.よくない状態を積み重ねないこと。不調や食べすぎは早めにリセット!
「乱れた食生活が続いたり、体の疲労を数日放置したりすると、もとの状態に戻すのに時間がかかるもの。食べすぎた翌日は軽くする、コリはその日のうちにほぐすなど、できるだけ早くリカバーするのがマイルール」
2. 大政絢の“ほぐし”レッスン
カーディガン¥21000/アンタイトル ブラ¥7500・ショーツ¥3000/エンピーアール(ヘーゼル) イヤカフ¥11000/ショールーム セッション(マリア ブラック)
教えてくれたのは…
パーソナルトレーナー 星野由香さん
ピラティスインストラクターをはじめ多数の資格を持つボディメイクのスペシャリスト。「EKATO.」ブランドプロデューサー。“ほぐし”とトレーニングを同時に行う独自のメソッドは、大政絢さんや神崎恵さんをはじめとする美のカリスマも太鼓判! 食事指導にも定評がある。プライベートでは2児の母。Instagram:星野由香@yuka.hoshino222 EKATO.@ekato.jp
スマホ疲れは「ながらほぐし」ですっきり
撮影現場でもコロコロ
「ローラーやボールを使った“ほぐし”を始めたのは約2年前。当初は筋トレで全身ガチガチだったので激痛だったけれど、ほぐし続けるうちにむしろ心地いいと感じるように。体のコリをゆるめてから適度に鍛えるようにしたことで、筋肉がありつつやわらかさもある女性らしい体に近づけたような気がします。今後は毎日のほぐしと星野由香先生の週1のパーソナルトレーニングでボディラインを整えながら、体力もアップさせたい。30代に入っても不調や壁を感じずにすむように、今からしっかり体をつくっていくつもりです」
毎日のすき間時間で《ながらほぐし》
スマホなどで疲労がたまりがちな腕や首は、こまめにほぐすことが大切。自重をかけつつローラーを上下に動かして。手をグーパーすると巡りがアップ。
わき下のリンパを流して《二の腕》すっきり
下着で締めつけることが多いわき下は、リンパが滞りやすいポイント。肋骨を上げた状態でローラーに体重をかけて転がして。しっかりほぐすことで肩の可動域も拡大!
《背中》をほっそりさせる
【1】うつぶせの状態で右腕をお尻の上に置き、左手を右肩にのせる。
【2】息継ぎのように、息を吸いながら肩を引き上げる。左右で各20回。
【3】背中のほぐしは座った状態でもOK。壁の間にローラーを挟み、背中を左右に振りながら圧をかけていく。
《お尻》をキュッと高く
うつぶせになり、足先を内側に向けて脚を上下させる。左右各20回。
《脚むくみ》すっきり
【1】意外と凝っているのがすね。ひざをつき、足の下にローラーを置く。
【2】ローラーに体重をのせ、前後に数回転がす。頭は下に。片足ずつでもOK。
〈トレーニングのカット〉ブラ¥6500・レギンス¥11000/アイロックス(マンドゥカ)
3. 大政絢ごはん
「食事制限は特にしていなくて、量もしっかり食べるほう。お米が好きなので白米も食べるし、潤いのある体を保つために油もほどよく摂取。気をつけているのは、朝食をちゃんと食べることと、おなかが空っぽな状態で眠るために19時までには食べ終わることくらい。ただ、自炊を始めてから栄養のバランスは気をつけるようになりました。昔は副菜は豆腐だけ、なんてこともあったけれど、少しずつ品数を増やして今は一汁三菜がベースに。おかずが複数あるとバランスもとりやすいし満足感もあるので、食べすぎずにすむ気がします。あとは、もともと野菜やネバネバ系の食材が好きなので、自然とヘルシーなメニューになっている部分も。自分で作ると体に悪いものは使わないし、調味料を使いすぎないように調整できる点も◎。食べることは大好きなので、運動と並行して無理なく健康的な食生活を続けていきたいですね」
絢のお気に入り調味料
古式圧搾なたね油
「脂肪酸が少なくてクセもないので、揚げ物に活用」。825g ¥1700/アムリターラ
ふしのだし
「たまたまお店で購入したらおいしくて」。かつお節や昆布が入っただしパックは使いやすくて便利
ろく助塩 白塩
昆布と椎茸のうまみが入っていて味わい豊か。「長年愛用してます」。(顆粒タイプ)150g ¥1000/ろく助本舗
インスタでも大好評! #絢ごはん 更新中!
朝ごはんは和食が中心。白米派だけれど、たまには玄米も。
大好きな揚げ物も頻繁に登場。翌日に少し控えれば問題ナシ。
お弁当は作りおきを詰めて手早く作製。おにぎりはマスト!
外食が続いたらおかゆでリセット。炊飯器で炊けるのがうれしい。
ロールキャベツはおだしやコンソメで煮たさっぱり系が好み。
たっぷりきのこととろろのお鍋は、体の調子を整えたいときに。
絢のとある日の食卓を拝見!「基本は一汁三菜です」
白米
「炊飯器を買い替え、さらに白米好きに♡お米を食べたほうが肌も体も好調なんです」
豆腐とわかめのおみそ汁
「おみそ汁は週5で飲むくらい大好き。具材をたくさん入れておかず感覚に」
とろろオクラのネバネバあえ
「とろろもオクラもお気に入りの食材。ネバネバ系はほぼ毎食入れています」
鶏肉とブロッコリーのおろし煮
「ヘルシーな鶏肉は登場頻度が高め。野菜をたっぷり使うと満足感がアップ」
ひじきと根菜サラダ
「海藻、根菜、野菜が一品でとれて◎。梅干しが効いていてさっぱり食べられます」
とろろオクラのネバネバあえ
材料(2人分)
長芋……………100g
オクラ…………4本
しょうゆ………適量
かつお節………3g
作り方
《1》長芋の皮をむき、おろす。オクラはさっとゆでて小口切りにする(ラップに包んで電子レンジで40秒〜1分加熱でもOK)。
《2》長芋とオクラを混ぜ合わせてしょうゆをたらし、かつお節をかける。
鶏肉とブロッコリーのおろし煮
材料(2人分)
鶏もも肉………………200g
《A》塩・こしょう…各少々
《A》酒………………小さじ2
片栗粉…………………小さじ2
大根……………………200g
ブロッコリー…………100g
にんじん………………1/2本
玉ねぎ…………………1/2個
《B》だし(自前でとったものでも、だしの素で作っても)…1/2カップ
《B》しょうゆ・酒・みりん…各大さじ2
《B》砂糖……………小さじ2
作り方
《1》鶏もも肉は一口大に切りAと一緒に袋に入れてもむ。大根はすりおろす。ブロッコリーは大きめの一口大に切る。にんじん、玉ねぎは乱切りにする。
《2》鍋にBと玉ねぎ、にんじんを入れてひと煮立ちさせ、ふたをして中火弱で約5分煮る。大根おろしを加えて煮立たせる。鶏肉の袋に片栗粉を入れてさらにもみ、鍋に一気に加え、約7〜8分中火で煮込む。ブロッコリーを加えてざっくりと混ぜ、そのまま約5分放置して蒸らしながら火を通す。
ひじきと根菜サラダ
材料(2人分)
ひじき…………大さじ1
れんこん………100g
プチトマト……2〜3個
梅干し…………大1個
《A》しょうゆ…小さじ2
《A》酢…………小さじ1
《A》ごま油……小さじ2
ケールなどの葉野菜……適量
作り方
《1》ボウルにひじきを入れてたっぷりのお湯を注ぎ、約8分放置して戻す。れんこんは皮をアルミホイルでこすり洗いし、いちょう切りにして水でもみ洗いする。耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけて電子レンジで1分30秒加熱して火を通し、水でさっと洗って冷やす。
《2》梅干しの種を除いて果肉をたたき、Aと混ぜ合わせ、ひじき、れんこん、半分に切ったプチトマトとからませる。器にケールをちぎり入れて盛り合わせる。
撮影/吉田 崇〈まきうらオフィス〉 ヘア&メイク/桑野泰成〈ilumini.〉 スタイリスト/門馬ちひろ モデル/大政 絢 取材・原文/真島絵麻里 構成/内海七恵〈BAILA〉 ※BAILA2021年1月号掲載