読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第185回は「若気る」の読み方です!
今日のお題【若気る】
「若気る」、正しく読めますか?
これをしてる人を見ると、何かいいことあったのかな?って思います。
■ヒント
「若気る」の意味は
「二枚目ぶったきざな様子をする。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
最近ではこの意味で使われることは少なくて、似た言葉の
「独りで意味ありげな薄笑いを浮かべるさま。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
の意味で使われることが多いようです。
■使い方はこう!
「同僚がグラビアを見て若気ていたので、ちょっと引いてしまった。」
「彼氏のことを考えると自然と若気けてしまう。」
正解は……
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■正解は…
正解は、「にやける」でした!
そもそも「若気(にやけ)」は、若衆やかげま、もしくは男性の色っぽい姿をいう言葉。
色気のある男性を指して「若気たやつだ」などと使っていました。
薄ら笑いを浮かべる「ニヤニヤする」とは別だったのですが、
今では大多数の人がこちらの意味で使っており、
補説を載せる辞書もあるようです。
漢字の読み方といっしょに言葉の変遷も知ると面白いですね。
取材・文/高橋夏果