〈蠍座〉の2021年下半期の恋愛運と来年の見通しを、鏡リュウジさんの星占いで駆け込みチェックしよう。
《LOVE》秋に入ってからいい出会いがやってきそう!
結婚運は夏に盛り上がります。ただ、新しい出会いからの結婚というよりは、すでに出会っている人や、長く交際をしてきた恋人との縁が結婚につながる流れ。ここで結婚に踏み切れない相手とは、年内の結婚はないかも。もし近々の結婚を本気で考えているなら、確実に進展させるか、煮え切らない相手をばっさり切る絶好のチャンスだといえるかもしれません。
出会いを求める場合は、夏よりも秋に期待をしたいところです。
恋の出会いで最初のチャンスは9月にやってきます。知り合いが多い友人に仲立ちを頼み、あなたに合う人を紹介してもらうといいでしょう。その人と恋に落ちるかどうかは、初対面でわかる暗示。出会ったとき、不思議と話がしやすいと感じたり、目と目が合ったときに通じ合うものがあったりすれば、恋愛対象だと考えてよさそうです。逆に、何も感じず、話してもときめかない相手とは残念ながら縁がないでしょう。友人からも「会ってみたら、ちょっと違ったね」なんて言われそうです。
11月にも出会い運がアップ。この時期は、共通の趣味で会話が盛り上がるなど、コミュニケーションが恋の決め手になります。あなたがふと口にしたことにパッと切り返してくれるなど、当意即妙な返事をくれる人とは縁が深くなりやすいでしょう。気になる相手には、あなたから趣味や好物を聞いてみて。どんなものが好きかを語る、その話しぶりからも、恋心がかき立てられるでしょう。
恋愛で気をつけたいのは、ムードに流されてしまいやすいところ。いつもならOKしないのに、この下半期だけは軽い気持ちで一夜をともにしてしまうようなことがありそうです。お互いに納得ずみで、後悔しないのであればそれも恋の思い出。気にしなくてもいいのですが、できればこの先もと思っていた人と気持ちを確かめ合う前に肌を重ねてしまうと、本気をぶつけ合うことができなくなってしまいそうです。
9月中旬から10月下旬までは、こうした「恋のうっかり」が起きやすい運気。まあいいかと思わず「本気でつきあいたいと思ってる?」と言葉にして確かめてください。いいよどむ相手からはすぐに離れて。「もちろんそのつもりだ」と断言してくれる人とは、深い仲になってもいいでしょう。
こうした流れになりやすいのは、蠍座の大きな運気がやや自信を失いやすい時期にあるから。好きになってくれたなら、できるだけのことをしなきゃと、つい自己犠牲的になってしまうのです。もともと一度信じた相手にはとことんピュアな愛をささげる蠍座ではありますが、自分を安売りするような行動はいい恋を遠ざけてしまいます。特に婚活アプリなどで知り合った相手には用心深くなって。口ばかりうまくておかしいなと思ったら、関係の見直しを。あなたの不安をそのままにせず、話し合ってくれる人が今後も長くつきあっていけるパートナーです。
イラスト:itabamoe ※BAILA2021年9月号掲載