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【働く女性とバッグとその中身⑤】「食べチョク」代表・秋元里奈さんの、生産者と従業員への愛がぎゅっと詰まったバッグの中身を拝見!

働く女性のバッグとその中身って、普段見られることを前提としていないからこそ、より雄弁にその人のリアルを物語るもの。どんな仕事観を持っているのか、今はどんな働き方をしているのか、バッグの「中身」からそれを探ります。今回取材したのは、産直通販サイト「食べチョク」の経営者・秋元里奈さん。日々新しいアイディアを生み出し、風通しのいい社内づくりに励む秋元さんのバッグの中身とは?

秋元里奈さん(産直通販サイト運営)

産直通販サイト「食べチョク」を運営する“Tシャツ起業家”

「起業したときは“自分だけ頑張ればいい”と思っていました。従業員が増えた今は、“みんなが頑張れるように”と変わりました」

秋元里奈さん

社内の打ち合わせスペースにて。「旬の生産品を横に、取引先と打ち合わせすることが多いです」。食べチョクオリジナルのTシャツは、4年間欠かさず着ている秋元さんのトレードマーク

働き方ヒストリー

22歳:DeNA入社。3年半で4つの事業を経験

25歳起業を考えると同時に上司に退職を申し出る。実家の農業に目を向けビビッドガーデンを立ち上げる

26歳:サービス開発着手から7カ月後に「食べチョク」正式リリース。社員はゼロ。前職の同僚に助けてもらいながらスタート

27歳:2018年夏の西日本豪雨。被害を受けた生産者を救いたいという思いで業務内容を拡大

28歳
:2019年の台風19号でも生産者の被害が多く、サービス拡充に努める。従業員は10名に。一軒家に本社を移転し、職住一体の生活

29歳
:2020年コロナ禍に伴う在宅需要が高まり、流通額は42倍に。自分自身も顧客対応に追われる。従業員は3月に30名

30歳:従業員は70名に。本社を浜松町のビルのワンフロアに移転

困っている生産者のため社員と協力して事業を拡大

秋元里奈さんがこだわりをもった生産者が集う産直通販サイト「食べチョク」をスタートしたのは、25歳のとき。現在30歳、取材のこの日は朝からテレビ番組の打ち合わせを終え、帰社後は各部署のミーティングや金融関係者との打ち合わせ、「夕方一瞬ジムに行って」、SNSで生産者との対話と配信を行い、終業は21時。外出先や勤務時間外に資料作りを行うことも多く、PCを入れて動きやすいリュックが欠かせない。リモートの仕事が増えても、名刺は常に200枚近くを持ち歩く。人とつながり、関わることを大事にしている。

「2カ月に1回、社員全員と1on1のミーティングを行っています。社員が10人までなら自分の背中を見てついてきてくれる。でも、昨年従業員が30人を超えてからは、一人ひとりとのコミュニケーションが大切に。起業当時は、自分だけが頑張ればよかったけれど、今はみんなが気持ちよく働けるほうが会社としていちばん力を発揮できる。その環境づくりも仕事です」

昨年、コロナ禍で「食べチョク」の流通額は前年比の42倍になり、ユーザーは50万人に急成長した。「今までも、台風などの自然災害による生産者の廃業を食い止めたい、という思いでサービス拡大に努めてきました。コロナによる外食やイベントの自粛で、全国の生産者が受ける打撃は甚大なものに。早く会社の規模を大きくしないと、目の前の生産者を救えない。そういう理由から、事業の計画を、予定よりどんどん前倒しにしたんです」。比例して仕事量も増えたが、たとえば、アイディアは思いついた段階でSlackを通じて社内に共有。風通しよく意見を交換することで、スピーディな挑戦をみんなで行えるようになった。

「これまでは〈起業家〉でしたが、30代を迎えた今年が〈経営者元年〉。これからライフステージが変わっていくことを考えると、頼りにしているのは、一歩先のステージにいる、同性の経営者たちです」


仕事とは
人生をよりよくするもの

きゅうりにかぶりつく秋元里奈さん

東京の農園を訪れ、生産者と一緒に採れたてのきゅうりにかぶりつく

バッグは… Legato Largo

移動が多く、PC(野菜柄にセルフカスタム)や通信ガジェットを持ち運びやすいリュックを愛用。「シーンを選ばない上品なデザインもお気に入りです」。大きなコスメポーチは長年の相棒で「セシルマクビー」、ピンクの長財布は結婚式の引き出物

秋元里奈さんのバックの中身

生産者への愛と経営者の合理性がぎゅっと凝縮

(右上)欠かせないおやつはハチミツとフルーツ
スティックハチミツとドライフルーツは、集中力アップと美容と健康のためのおやつ。「食べチョク」で取り扱っている生産品

(中上)野菜や果物モチーフのイヤリングを常備
毎日Tシャツを着ているため、上半身はイヤリングで変化をつける。イチゴやマスカットなど、生産品にちなんだモチーフで話題作り


(左上)名刺は200枚のストックを持ち歩く
直接会う機会は減ったとはいえ、名刺は常に必須。手書きのノートには資料作りのメモを残していて、2カ月ほどで1冊を使い切る

中身の中身
(右下)社内の声はSlackアプリで即時共有
ふと思いついたアイディアもビジネスメッセージアプリを通じて共有。生産者との音声コミュニケーションはTwitterのスペース機能で

撮影/須藤敬一 取材・原文/久保田梓美 ※BAILA2021年11月号掲載

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