1. BAILA TOP
  2. HEALTH

【新連載スタート】働くわたしとPMS Vol.01

仕事を頑張るバイラ世代に生理の取材をしていて感じるのは、PMSの悩みの幅の広さ。それぞれの心地よさのために、まずは正しい知識を身につけることから始めよう。

PMSって何?

【新連載スタート】働くわたしとPMS Vol.01_1

「生理前の身体的、精神的な不調で、生理が始まると消えるもの」
 

「PMSとは、月経の3〜10日前から始まる不調のことで、月経が始まると症状が消えてしまうのが特徴。症状は人によって様々で、乳房の張りや痛み、お腹の張り、頭痛、手足のむくみ、体重増加、ニキビなどといった身体的な症状から、イライラや落ち込み、やる気が出ない、特定の食べ物に対する食欲増加などといった精神的な症状まで200種類もの症状があるとされています」(尾西先生)

生理前の体はどうなってるの?

【新連載スタート】働くわたしとPMS Vol.01_2

「エストロゲンとプロゲステロンが生理前に大きく変動します」

 

「生理前後の女性の体には、妊娠に備えて子宮内膜を厚くするエストロゲンと子宮内膜を維持して妊娠しやすい状態に整えるプロゲステロンの二つの女性ホルモンの急激な変動が起こります。生理後にエストロゲンの分泌がピークになると排卵が起き、それを境にプロゲステロンの分泌が増加。その後いったん減ったエストロゲンももとに戻りつつ、月経前になると二つとも急激に減少します」(尾西先生)

どうして起こるの?

【新連載スタート】働くわたしとPMS Vol.01_3

「セロトニンなどの神経伝達物質の減少や自律神経の乱れが関係」

 

「PMSの原因ははっきりとはわかっていませんが、二つの女性ホルモンの急変動によって脳内のホルモンや精神を安定させる神経伝達物質のセロトニンやGABAが減少することが関係していると考えられています。またホルモンの感受性の違いや自律神経のバランスの乱れも影響しているとも。さらに症状には個人差も大きいので、性格や生活環境の影響も大きいのではないかと考えられます」(尾西先生)

BAILA 読者138人にアンケート!

【新連載スタート】働くわたしとPMS Vol.01_4

PMSを知っていると答えた人は全体の83%と多数。また、PMSの体・精神的症状によって、仕事に支障が出た経験があると答えた人も8割を超える結果に。症状に関して20代の頃に比べて変化を感じるという人も7割弱いて、この結果から、働き盛りの30代の女性にとってPMSは向き合うべき悩みであることがよくわかります

【新連載スタート】働くわたしとPMS Vol.01_5

精神的症状、体の症状問わずどちらも仕事に影響が出ている様子。特に精神的な症状は、職場での人間関係にも影響が出てしまい悩みにつながることも。解決するためには男性や症状の軽い女性からの理解も課題になりそう

 【2022年4月5日~ 4月8日BAILAメルマガ会員にアンケート。30歳~42歳の138人が回答】

今月のお悩み

生理前になると体のあちこちが重たく感じ、頭も体も痛みます。

さらに胸の張りが起こるのに加えて、全身のむくみもひどく、仕事が終わって帰る頃には脚がぱんぱんです。そんな不調を感じていながらも仕事量は普段と変わらないので我慢してやり過ごすしかなく、とてもつらいです。(33歳・メーカー事務)

医師がお答えします!
尾西芳子先生

産婦人科医

尾西芳子先生


女性のヘルスケアを専門とし、都内クリニック院長を歴任。現在は二人の子どもを育てながら都内クリニックにて勤務中。すべての女性のかかりつけ医でありたいとの思いで診察を行い、わかりやすい解説で雑誌、テレビのコメンテーター、ドラマの医療監修などとしても活躍中。

先生からのお答え

プロゲステロンの影響で体に水分をため込みやすくなるのでむくみ対策を

PMSの代表的な症状のむくみは全身のあちこちに影響が!
 

「胸の張り、むくみはPMSの代表的な症状です。原因は、排卵から生理前に起こる、女性ホルモンのプロゲステロンの増加が関係しています。このホルモンは体に余分な水分をため込む働きがあるので、分泌量が増える生理前はどうしても体がむくみやすくなります。重だるさや倦怠感を感じやすいのもそのため。乳房の張りや痛みも乳房に余分な水分がたまってしまうことが影響しています。また頭痛や、腹部膨満感、便秘も臓器のむくみが一因になっていると考えられています。つまりこれらの症状を改善するには、まずはむくみを改善することが大きなポイントです。たとえば、余分な塩分を排出する働きのある栄養素が多く含まれる食品をとってみたり、軽い運動をしたり。入浴やマッサージで血液やリンパの流れをよくするのもおすすめ。『生理前はホルモンの作用でため込みやすい』ということを正しく知って、塩分やアルコールのとりすぎに注意するのも改善の近道になりますね。
むくみは、女性ホルモンが正しく分泌されているからこそ起きるものなので、症状が出ることに過剰に不安になる必要はありません。ただ、むくみをはじめPMSがあると仕事のパフォーマンスが普段の半分以下になるともいわれています。働く世代にとって、仕事にも影響が出てしまうのはつらいですよね。婦人科では低用量ピルや漢方薬などで治療できるので症状がひどいなら受診を。セルフケアも取り入れてできるだけ症状を軽くしましょう」

つらい症状をやわらげるためにできること

【新連載スタート】働くわたしとPMS Vol.01_6

1. リウムやビタミンEの1種、γ(ガンマ)-トコなどの栄養素を摂取

「余分な水分を排出するカリウムは、いも類やほうれん草などの野菜、アボカドなどの果物に多いので積極的にとりましょう。γ-トコフェロールやγ-トコトリエノールは植物油に豊富ですが、むくみ軽減に効果的な量をとるにはサプリメントの利用もおすすめです」

【新連載スタート】働くわたしとPMS Vol.01_7

2. い運動やマッサージで血行、リンパの流れをよくする

「運動なら無理なくできるストレッチやウォーキングなどの軽い運動が、入浴なら半身浴が生理前のむくみ改善にはおすすめ。また、マッサージをするなら、大きい筋肉があるふくらはぎをもみほぐすと血液やリンパの流れが促進してむくみが解消しやすいです」

もっと知りたい方はこちら

PMS(月経前症候群)ラボ―大塚製薬
基礎知識から症状のチェックシートをはじめ、必要な栄養素や自分でできる予防・対策方法などPMSに関する情報が満載。症状ごとの原因と対策も細かく記載。症状が気になるときは受診を。

PMS(月経前症候群)ラボ

女性の健康推進プロジェクト―大塚製薬
ホルモンの影響を受けやすい女性の心と体についてのヘルスリテラシーの向上を目指し、情報を発信するサイト。婦人科の専門医からの解説など参考にしてください。

女性の健康推進プロジェクト

大塚製薬は、科学的根拠に基づく製品や情報提供を通じて女性の健康をサポートしています

イラスト/Kaho Iwaya〈opnner〉 取材・文/和田美穂 監修/尾西芳子

Feature特集

Rankingランキング

  • ALL
  • FASHION
  • BEAUTY
  • LIFESTYLE
  • EDITOR'S PICK