1917年にルイ・カルティエによって生み出された“タンク”コレクションは、ベースとなるデザインコードはそのままに、100年以上経った今なお進化し続ける不滅のタイムピース。誰しも「いつかは……」と胸をときめかせる名品から、BAILA読者に特にお勧めしたい4モデルの魅力を深掘りしてお届け! あなたがこの先をともにしたい永遠のパートナーはどれ?
いつかは、カルティエの“タンク”。人生をともに歩む最高のパートナー
1917年に誕生し、100年以上も世界中の人々を魅了し続けるカルティエの傑作。戦車を上から見たときのデザインに着想を得たという直線的なフォルムが意志の強さや凜々しさを感じさせ、この時計が似合う人になりたいと願わずにいられない。 ジャケットにもTシャツにも似合うエターナルな魅力で、これからの毎日、肌身離さずに。
(右)「タンク アメリカン」(SSケース×アリゲーターストラップ、クォーツ、27×15.2㎜)¥407000(日本限定)(中)「タンク マスト」(SSケース×カーフストラップ、クォーツ、29.5×22㎜)¥347600(左)「タンク マスト」(SSケース×アリゲーターストラップ、クォーツ、29.5×22㎜)¥361900(予定価格)/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
時がたつほど、愛着が増していく。ファースト“タンク”は黒レザーストラップ
数十年先のつけた姿を想像できる。その普遍性が“一生もの”の証
シンプルなシャツにさらりとつけるだけで絵になる、ステンレススティールのレクタンギュラーフェイス×黒カーフレザーの端正さ。これこそ「タンク マスト」の持ち味。つけ続けるほど手首にしっくりなじみ、“自分のもの”になっていく喜びは、色あせない本物だからこそ味わえる最高の贅沢。
時計「タンク マスト」(SSケース×カーフストラップ、クォーツ、29.5×22㎜)¥347600/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ) シャツ¥26400/プルミエ アロンディスモン
凛とハンサムな雰囲気を求めるあなたには【タンク マスト】
革新的なソーラームーブメントやノンレザーストラップを用いたことで話題をさらった、2021年デビューの最新作。“タンク”のエントリーモデルとして1970年代に誕生した“レ マスト”ウォッチを再解釈したステンレススティール製ケースのシャープなルックスは、凛とハンサムな雰囲気を求める人にぴったり。
© Cartier
戦車を上から見た形にインスパイアされたすっきり直線的なケースとブラックストラップの組み合わせは、年月を経ても飽きがこない、まさに王道。カルティエ初のノンレザーストラップや電池寿命約16年の最新ムーブメントを搭載した現代的なアプローチも注目の的。
「タンク マスト」¥347600(SSケース×非動物性素材ストラップ、光起電発電 ソーラービート™、ケースサイズ29.5×22mm)/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
© Cartier
ステンレススティールの澄んだ輝きとローマ数字が刻まれたホワイトダイヤルが、どこまでもクリーンな印象。どんなスタイル、シーンにもサラッとなじんでくれるから、肌身離さずつけられる。
「タンク マスト」¥396000(SSケース&ブレスレット、クオーツ、ケースサイズ29.5×22mm)/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
知性とやわらかな魅力を両立したいあなたには【タンク アメリカン】
知性とやわらかな印象を両立したいなら、1989年のデビュー以来女性を中心に人気を博す“タンク アメリカン”がイチ押し。手首に沿うようにゆるやかに湾曲したケースと縦長のフォルムが特徴で、コレクションのなかでもひときわ優雅な存在感を放つ。
Vincent Wulveryck © Cartier
きゃしゃな手首を印象づける小ぶりなサイズを求める人に最適なのが、洗練と愛らしさが同居する日本限定のミニサイズ。つややかなネイビーのアリゲーターストラップもこの上なく上品。
「タンク アメリカン」¥407000(SSケース×アリゲーターストラップ、クオーツ、ケースサイズ27×15.2mm)/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
Vincent Wulveryck © Cartier
大人の風格を感じさせる、イエローゴールドの輝きとアリゲーターストラップのリュクスなコンビも狙い目。このモデルならではのスレンダーなシルエットを味方に、存在感たっぷりのMMサイズを堪能したい。
「タンク アメリカン」¥1795200(YGケース×アリゲーターストラップ、自動巻き、ケースサイズ41.6×22.6mm)/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
エレガントで愛らしい女性を目指すあなたには【タンク フランセーズ】
「フランスの女性」という名の通り、“タンク”のレディースコレクションとして1996年に登場。象徴的なレクタンギュラーケースとブレスレットがシームレスにつながった究極に美しいピースで手首を彩れば、モダンでエレガントな女性像に近づける。
Vincent De La Faille © Cartier
ソリッドなステンレススティールの質感としなやかなブレスレットの調和のとれたデザインが、ポジティブに働く女性の手元によく似合う。シルバー、ゴールド、どちらのジュエリーとも相性がいいツートーンのブレスレットも魅力。
「タンク フランセーズ」¥753500(SSケース&ブレスレット、クオーツ、ケースサイズ25×20mm)/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
© Cartier 2019
いつものデニムにも、特別な日のドレスアップにも。どんなスタイルも一気に華やかに格上げしてくれるジュエリーウォッチとして迎えたいイエローゴールドモデル。アイボリーの文字盤に、そこはかとなく上品さが薫る。
「タンク フランセーズ」¥2600400(YGケース&ブレスレット、クオーツ、ケースサイズ25×20mm)/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
大人らしいセンスと自信が欲しいあなたには【タンク ルイ カルティエ】
1922年に誕生し、今なおデザインを変えず続いている不朽の名作。ルイ・カルティエが自らの名を冠し、愛用していたシグネチャーとしても有名。リッチなゴールドケースが主流で、この一本で圧倒的な気品をまとえる。
Vincent Wulveryck © Cartier
大人の品格が宿るアールデコ様式のクラシカルなデザインに色褪せない永遠性を感じる。こっくりとしたキャメルカラーのストラップで、ダイヤルのノーブルな印象をよりいっそう引き立てて。
「タンク ルイ カルティエ」¥1201200(YGケース×アリゲーターストラップ、クオーツ、ケースサイズ29.5×22mm)/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
© Cartier
愛すべき相棒に毎日自ら命を吹き込む手巻きを選ぶのも粋。ブラウンのレザーストラップに大人のセンス漂うこのモデルは、自立した女性を想起させるタフでマスキュリンなサイズ感も決め手。
「タンク ルイ カルティエ」¥1597200(PGケース×アリゲーターストラップ、手巻き、ケースサイズ33.7×25.5mm)/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
撮影/髙木健史〈SIGNO〉(人) 山口恵史(集合物) ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/佐藤佳菜子 モデル/桐谷美玲 取材・文/榎本洋子〈TENT〉
※SS=ステンレススティール、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールドの略です