いつもワンパターンになったり、着回しがうまくできなかったり。そんなスーパーバイラーズのお悩みの原因はクローゼットにあり! ということで、ミニマルな美クローゼットの持ち主であるスタイリスト吉村友希さんが見直し。今回は、一枚で完結する服ばかりでワンパターンになりがちなワードローブを改善!
スタイリスト
吉村友希さん
BAILAのほか、多くの女性誌やカタログで活躍中。ベーシックアイテムを軸に、トレンド感を加味したリアルな着こなしにファン多数。
《お悩み》“一枚で絵になる”服に頼りすぎて、逆にワンパターンになってしまいます
スーパーバイラーズ 阿部晴菜さん (秘書・36歳)
「自由自在にレイヤードもできる」ワードローブのそろえ方教えます!
ワンピースやオールインワンが並ぶ阿部さんのクローゼット。“レイヤードしやすい”の判断基準を知っておくだけで激変!
1.ワンピースの“着回せるデザイン”を見極める
「同じような丈のワンピースでも、ふんわりよりすとんとしたラインのほうが何を重ねても好バランス。“一枚でしか着られない”ものははずす、くらいの思い切りが第一歩」(吉村さん・以下同)
「インに何かを着る前提のキャミワンピも着回し力の点では超優秀! カジュアルな印象に偏りがちな白Tよりも、シックで大人っぽいブラウンTを中に着るアイテムとして残しましょう」
2.ジャケットは夏でもしまわない!
「とろみがある薄手素材のジャケットは夏も大活躍。変化が欲しいコーデにさっと肩かけできるだけでなく、冷房対策にも最適。まろやかなベージュは定番色はもちろんきれい色にもマッチ」
3.アレンジ用アイテムも大切!
「肩や腰に巻いてアクセント使いできるトップスがあるだけで、“一枚で絵になる”服も着回し力が上がります。阿部さんの女っぽいワードローブには、チェックよりボーダーが似合いそうです」
4.“きれいめ”に限定して重ね着アイテムをプラス
「真夏に重ねても涼しくて、きれいめに見せてくれるアイテムがあればさらに幅がぐっと広がりそう。シアーシャツは風通しのいいビッグシルエット。ばさっと羽織っても軽やかで上品です」
「サマーニットを使ったノースリーブタートルは、首もとでちょっぴり印象チェンジしたいときに使えます。キャミワンピはもちろん、ネックライン広めのオールインワンに重ねてもOK!」
《before》
《残す手持ち服》
A.薄軽テーラードジャケット
B.切り替えオールインワン
C.ブラウンTシャツ
D.ボーダー カットソー
E.Iラインワンピース
F.キャミワンピース
《投入服》
G.ノースリーブタートル
ニット¥20900/スローン
H.シアーなビッグシャツ
シャツ(タンクトップとセット)¥20900/カデュネ プレスルーム(カデュネ)
撮影/木村 敦(人)、魚地武大〈TENT〉 (物) ヘア&メイク/久保フユミ スタイリスト/吉村友希 モデル/阿部晴菜(スーパーバイラーズ) 取材・原文/野崎久実子 ※クレジットのないアイテムはすべて本人私物です ※BAILA2020年8月号掲載