いつもワンパターンになったり、着回しがうまくできなかったり。そんなスーパーバイラーズのお悩みの原因はクローゼットにあり! ということで、ミニマルな美クローゼットの持ち主であるスタイリスト吉村友希さんが見直し。今回は、いろんな色を持ちすぎて配色迷子になってしまうタイプのワードローブを整理!
スタイリスト
吉村友希さん
BAILAのほか、多くの女性誌やカタログで活躍中。ベーシックアイテムを軸に、トレンド感を加味したリアルな着こなしにファン多数。
《お悩み》いろんな色を持ちすぎて配色に迷い、結局同じ組み合わせばかりです
スーパーバイラーズ 中村萌々さん (メーカー・27歳)
合わない組み合わせを作らない「ワードローブの色バランス」教えます!
カラーパンツを色バリエ豊富に持っている中村さん。“使える”より“好き”を出発点に、持つべき色を見極めるほうがうまくいく
1.いちばんよくはくパンツの色に合わせて、トップスのトーンをしぼる
「まずはいちばんよくはくパンツを軸に、トップスの色ではなくトーンを決め込みましょう。中村さんのモーヴピンクにはやわらかい白~ブラウンのグラデがよさそう」(吉村さん・以下同)
「似たようなブラウスを白と黒で並べてみると一目瞭然。くすんだピンクと黒だとトーンが異なるため、なんだかアンバランスな印象に。この“しっくりこない”感じが悩む原因になります」
2.トップスに合わせてほかのパンツの色を選ぶ
「トップスのトーンをそろえたら、パンツの色バリエを吟味します。まずはピンクと同じ暖色系で、明るさや鮮やかさが異なるオレンジ。似合う色は同じなのに、印象を大きく変えられます」
「寒色系のパンツもひとつ欲しいところ。中村さんの場合はすっきりとしたスカイブルーよりも、可愛さを残したミントグリーンがピンクと同じ感覚でコーデできるのでおすすめです」
3.手持ち服と違うテイストを投入して“いつも同じ”を回避!
「テイストの違うものをベーシックな色で投入することで、無理な配色をせずコーデに幅を出せます。ブラウス感覚で着られるゆるめ&落ち感素材の白Tなど、甘めカジュアルが似合いそう」
「カジュアル度が高いデニムパンツは、センタースリットが入った細身シルエットをセレクト。ボリュームブラウスと合わせてもバランスがよく、ほどよい抜け感も与えてくれますよ」
《before》
《残す手持ち服》
A.ミントグリーンのパンツ
B.モーブピンクのパンツ
C.鮮やかオレンジのパンツ
D.白のティアードブラウス
E.ブラウンのティアードシャツ
F.エクリュのパフ袖ブラウス
《投入服》
G.ブラウスライクな白T
Tシャツ¥17600/インターリブ(サクラ)
H.スリット入りブルーデニム
デニム¥9350/バロックジャパンリミテッド(スタイルミキサー)
撮影/木村 敦(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/後藤若菜〈ROI〉 スタイリスト/吉村友希 モデル/中村萌々(スーパーバイラーズ) 取材・原文/野崎久実子 ※クレジットのないアイテムはすべて本人私物です ※BAILA2020年8月号掲載