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【間々田佳子の働き方列伝】カリスマ表情筋研究家の波乱万丈な仕事人生

いつの時代も「働き方」に悩むのは30〜40代。本企画では、憧れの先輩たちがどのような働き方をしてきたかを取材。今回は、顔の筋トレ講師、表情筋研究家として人気の間々田佳子さんが主役。数奇な運命を切り拓いてきた、彼女の過去・現在・未来を探る。

間々田佳子

表情筋研究家 間々田佳子の「コアフェイストレーニング」考案者

間々田佳子


OLや豪華客船のクルーズスタッフなどを経験後、顔ヨガ講師になる。自身のたるみ・老け顔を改善した顔の筋トレがメディアで話題に。講座受講者はのべ3万人を超える。2020年、顔を引き締め、表情や印象をピンポイントで変えていく最強メソッド「コアフェイストレーニング®」を考案。顔ヨガ講師から表情筋研究家へと進化を遂げ、現在は企業のプロモーション、イベント、研修、執筆、雑誌やTV出演など幅広い分野で活躍。新著『ほうれい線もたるみも解消!魔法の1分 フェイスアップダンス』(主婦の友社)のほか、これまでに出版した著書は17冊、累計57万部を超える。

19歳、TV番組の企画でインドの顔ヨガを体験する

もともと人見知りで人づきあいが苦手だったという間々田さん。
10代最後にふと、「10代に思い出に残るようなことを何もしていない」と気づき、思い切ってTV番組『地球ZIG ZAG(ジグザグ)』(TBS系)に応募。一般人が単身で1〜2週間、海外で体験や修行をするという内容のドキュメンタリー番組だ。見事受かり、向かった先はなんとインド!

「初めての海外旅行がインドのムンバイで、ヨガ仙人に弟子入りするという、かなりディープな体験でした。2週間、会話は英語(しかもインド訛りで何を言っているかわからず)、お腹をこわし、蚊やハエと闘う日々…辛かったです」

19歳の間々田佳子さん。インドで顔ヨガ修行

インドで顔ヨガを体験している19歳の間々田佳子さん

短大卒業後、メーカーOLとして働き始める

そんな濃厚なインド旅が終わり、また平穏な日々が訪れた間々田さんは、住宅メーカーに就職。社会人生活をスタートする。

「当時、まったく夢がなかったですね。ばく然と、そのうち社内恋愛をして結婚するんだろうなくらいしか思っていませんでした。唯一情熱をもって続けていたのがダンス。踊っているときの無心になれる状態が好きでした」

22歳で“船乗り”に

知人から「スタッフを募集しているから行ってみたら?」と誘われたのが、豪華客船「飛鳥」(日本郵船)の乗組員の仕事だった。
バレエやジャズダンスの経験がある間々田さんは即、採用。乗客にアクティビティ(遊び)を勧めるクルーズスタッフとなった。
 
「アジア、オセアニア、世界一周クルーズなどを経験しました。基本、4ヶ月乗船して2ヶ月休みというまさに“船乗り”状態。
この頃、人生でいちばん遊んでいましたね。2ヶ月間の休暇中は、モルディブやメキシコなどが好きでよく行っていました。

各地を旅できたのは楽しかったですが、もともと緊張すると何もできなくなってしまう私にとって、人前でパフォーマンスする仕事は苦労の連続でした。
でもこの時学んだことが、人前でレッスンをしたり講演をしたり、今の活動の支えになっていることを、ひしひしと感じます」

クルーズスタッフと一緒の間々田佳子さん

客船飛鳥のクルーズスタッフだった間々田佳子さん。仲間たちと

28歳でメキシコに移住。結婚と離婚を経験

クルーズスタッフとして活躍していた26歳の間々田さんは、メキシコ・ロスカボス滞在中に現地で旅行関係の仕事をしている日本人と恋に落ちた。そこで仕事を辞めて移住し、28歳で結婚をしたという。
 
「かなり情熱的でしたね(笑)。スペイン語を習いながら、彼の仕事を手伝って、生計を立てていました。
でも、価値観の違いなど、徐々にすれ違いが多くなり、4年後に離婚してしまいました」
 

30代、アルゼンチンタンゴに燃える

帰国して家業を手伝いながら、前からやってみたかったアルゼンチンタンゴを習い始める。さすが、踊ることに長けていた間々田さんは、2010年、38歳でタンゴダンス世界選手権アジア大会で優勝!
 
「アルゼンチンで開催された本戦にも出たのですが、一緒に踊っていたパートナーとの関係が難しくて…自分のセンスのなさや体力のなさに悩む日々でした」

タンゴのドレスを着た間々田佳子さん

アルゼンチンタンゴのドレスを纏い、情熱的に踊る間々田佳子さん

38歳、顔の衰えを感じて「顔ヨガ」を修得

精神的に疲れていた間々田さんは、ふと鏡を見た自分の顔のむくみにがく然とする。そして、バレエやタンゴで体は鍛えていたものの、首から上を鍛えていなかったことに気づく。
 
「ショックを受けながらもひとつ思い出したことがありました。それは、あの19歳で出会ったインドのヨガ仙人が言っていた『顔は鍛えられる』という言葉。そうだ!と思い立ち、フェイシャルヨガの創始者・高津文美子先生より高津式顔ヨガの基本を学びました」
 
それから10年間、間々田さんは顔ヨガ講師のほか、小顔・若返り・笑顔作りのスペシャリストとして、TVや雑誌などのメディア出演や、日本全国での講演を行い、さらには次々と独自のメソッドを考案して本を出版。超多忙な日々を送る。
 
「しばらくはタンゴダンサーと顔ヨガ講師の仕事を両立していましたが、多忙を極め、睡眠不足の日々。そして、徐々に顔ヨガ講師としての仕事の割合が増えるようになっていくと、今度は体が鈍って太ってきたのです。ダンサーとして体だけ鍛えてもダメ、顔ヨガ講師として顔を一生懸命動かしても理想の自分にはなれない。

『そうか、体・顔・心の全てをバランスよくケアして、鍛えることが大切なのだ』と、ようやく気がつきました。こうしてできたのが『コアフェイストレーニング®︎』です」

「コアフェイストレーニング®︎」を指導中の間々田佳子さん

「コアフェイストレーニング®︎」を指導中の間々田佳子さん

48歳で独立。独自メソッド「コアフェイストレーニング®︎」を発表

2020年に独立したものの、世の中は新型コロナウィルスが蔓延。

そこで間々田さんはオンラインで『顔の学校 MYメソッドアカデミー』を設立し、顔の筋トレレッスンをスタート。マスク着用により表情筋の衰えを実感している人が急増していることから、現在も大人気だ。
 
「顔を意識して動かすことは、若返りのみならず、自分の思いを周りに伝えることになってコミュニケーション力がアップします。やはり笑顔って伝染するのだと実感しています。レッスンを受けた方たちの表情がガラッと変化するのを見るときが最大の喜びですね。あと、コロナ禍でなかなか人に会えなかった分だけ、集中して本も3〜4冊書けました!」

  • オンライン授業中の間々田佳子さん

    コロナ禍でも活発に活躍する、オンライン授業中の間々田佳子さん

  • 大勢の人が間々田佳子さんのオンライン授業を楽しみに

    間々田佳子さんのオンライン授業は大人気!

50代に突入し、働き方を変える

数奇な経験を重ねてきた間々田さん。40代までは必死、50代になってやっと“自分の使い方”がわかってきたと話す。

「今頃になってようやく、落ち込んだときの立ち直り方や、ムダな思考が自分を疲れさせることに気づき、顔の筋トレから心もコントロールできるようになりました。そして結論として、力を抜いてなんでも好きなことにチャレンジしたい、仕事をしていない自分も大切にして楽しみたい、仕事もプライベートも自分に制限をかけないようにしようと思ったんです」

現在、東京と大分の2拠点生活を満喫中!

大分の高原にある古民家を拠点にし、ひと月に1週間程度そこで滞在して田舎生活を満喫している間々田さん。
 
「ラピュタみたいな世界なんです。山も水も空気もよくて、朝は鳥のさえずりで目覚めます。無心になれる草刈りも楽しくて。頭がスッキリしていい案が浮かんだりします(笑)。

自然の中でリセットする時間を持つことで新しい夢もできました。最近、以前から憧れていた一眼レフカメラを買ったんです。この相棒で、いろんな人の素敵な表情を撮って、いつか顔の写真展をやりたいと思っています。

コアフェイストレーニングによって変化したみなさんの顔は私の大切な作品なので、何か形に残したいな、と前々から考えていて。思った以上にこのデュアルライフが性に合っているようです」

間々田さんの家周辺の高原風景

大分の間々田さんの家周辺に広がる高原風景

人生の先輩としてBAILA読者へのメッセージ

「19歳の時、テレビ出演のオーディションに挑むことは、これといった取り柄もなく、目立つことも苦手だった私にとって、大きな勇気がいることでした。その時は、ただ何かにチャレンジしたいと思っただけ。それがまさか、自分の人生を変える出会いになるとは、想像もしていませんでした。

人生の全てはつながっています。
何かうまくいかないことがあっても、歩みを止めなければ、その経験は、将来の自分の助けとなってくれます。だからこそ、自分に制約をかけることなく、好きなことにどんどんチャレンジしてみてください。目の前のことに一生懸命取り組んでいれば、道は開き、続いていくものです。」

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