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【 #KinKiKids 】笑いと感動のクリスマスコンサート・レポート完全版【祝25周年】

2022年7月21日にCDデビューから25周年を迎えたKinKi Kids。昨年発売のBAILAhomme vol.2では、表紙も飾っていただいた光一さん&剛さん。この年末年始は、アニバーサリーイヤーらしくたくさんのTV番組に登場。2度目の紅白は、リハ後の動画から大盛り上がり。本番も、素晴らしいパフォーマンスでしたね〜‼︎

クリスマスコンサートのレポート完全版をお届け

東京・大阪で4日間開催された「KinKi Kids Concert 2022-2023  24451〜The Story of Us〜」も、昨日1月2日に終幕。元旦公演では、光一さん44歳の誕生日をファン5万人とともにお祝いするなど、最後まで笑いと感動でいっぱいのツアーになったよう。
 
そこで今日は、先日ダイジェスト版をお届けした東京公演2日目のレポートを、完全版として更新。感動の連続だったセットリスト&聖夜にしては爆笑がすぎるトークを、取材メモと記憶を総動員してお届けします。

赤と青の光が出会う、“僕たちの物語”の始まり

12月25日の公演は、KinKi Kidsとしての全公演の総動員数が1000万人を突破(東京ドームでの総公演・総動員数は64公演・352万人超え)という、25年間、いえそれ以上の軌跡の集大成的一夜。
 
入場する5万人を待ち構えていたのは、アルファベットのTとKを組み合わせたモニュメントを中央に据えた巨大なセット。サイドには、歴代の衣装が美しく飾られていました(おそらく全部で98対)。いつかの雪だるまもちょこんと置かれていたのがキュート♡
 

1 The Story of Us

KinKi Kids二人で作詩・作曲を手がけた新曲The Story of Us。どこからか、「見上げた空が〜♪」と歌う剛さんの声が、そして「心が胸で 迷子になった♪」と歌う光一さんの声が聴こえてきます。
 
TKモニュメントが左右に開き、高所にあるステージに二人が登場。白い王子様衣装をまとった光一さん・剛さんが、荘厳な白い光に照らされながら徐々にメインステージへ。
 
その様子は、二人の歌声とスクリーンに映し出される地球の映像とが相まって、神々しい何かが降臨してくるかのよう。KinKi Kidsコンサートならではの生バンド&ストリングスも華やか‼︎

心を揺さぶる 、踊るKinKi Kids

2 硝子の少年

3 スワンソング

踊るKinKi Kids〜‼︎ 硝子の少年で指を鳴らす二人を、スワンソングで向かい合わせになって拳を握りしめる二人を、生で見ることができたのはいつ以来でしょうか…! 耳の症状と向き合いながら、きっと想像以上の努力を重ねてきたであろう剛さんを思うと思わず胸がいっぱいに。歩道の空き缶も見事に蹴っとばしていました!
 
硝子の少年の間奏で、剛さん→光一さんの順にメリークリスマスのご挨拶。いつも「クリスマスなんていらないくらい♪」と歌っている二人から、メリークリスマスって言われるのってなんだか不思議な感じだなぁと思ったりもしつつ、スワンソングで舞い踊る二人に浸っていたら……

4 愛のかたまり

直後に来ました、愛のかたまり! ファンの枠を超えて多くの人に愛される、剛さん作詩・光一さん作曲の合作曲。それを象徴するかのように、ものすごい数の照明が二人を照らしていた記憶。もともとKinKi Kidsのコンサートは照明が素晴らしいという印象がありますが、このときの“ピンスポットもレーザーもあらゆるライトをフル稼働感”、圧倒的でした。

5 薄荷キャンディー

ブルーパープル系のグラデーションからグリーン系へと照明の色が変化して、薄荷キャンディーへ。この曲は、剛さん主演ドラ「元カレ」の主題歌。大サビの「君だけ〜♪」の高まり感、やっぱりすごい〜👏 爽やかな余韻を残して、代表曲揃いのファーストセクション終了。

「ご想像にお任せします」の応酬

「改めて、メリークリスマス!KinKi Kidsです」で始まったMC。「世間的にはクリスマスって大事な日でしょ?こんなに大事な日にKinKi Kidsを選んで来てくださってありがとうございます」と光一さん。そこで剛さん、低音ボイスで「僕たちが君たちのサンタさんだよ」。吹き出した光一さんが「それはマジメに言ったの?どっち?」と尋ねると、「ご想像にお任せします」と剛さん。
 
続いてクリスマスのイルミネーションについてのお話から、光一さんがやや噛みながら「皆さんのペンライトが僕の目には焼きついています」とイケボ返し。剛さんが「それはどっちなんですか?」と尋ねると、「ご想像にお任せします」と光一さん。お約束ですね(笑)。この時、剛さんが「いい声で言ってたからウソついてるかも」とふふっと微笑みながらつぶやいていたのが面白かったですw

暗闇、歌詩読めないどうする⁉︎事件!

光一さんが「これ言っていい?」と剛さんに確認。笑いながら「言いたいならいいですよ」と剛さん。「最初、二人がダーンって出てくるなかなかカッコいいスタートだったでしょ? でも、緊急事態が起きてん!」とめちゃくちゃ楽しそうに報告してくれる光一さん。
 
「でもその前にプチ事件もあったのよ」と剛さん。スタンバイ中、ステージの奥側を向いて立っていたら、ストリングスの方が手を振っていたのが見えたそう。「僕にかな?と思ったら、反対側の同じストリングスの方に『今日も頑張ろうね!』って感じで振ってるって気づいて。違うやん!ってなってた」と恥ずかしそうに話すのを、ニコニコ聞いている光一さんでした。
 
そして本題の事件の詳細へ。「昨日はぼんやり明るかったんだけど、今日は“ド暗転”で。始まるやいなや二人でヤバいってなって」。何がヤバいって、つまり「歌詩がやべーーーー!!!」。ぶっちゃけ歌詩は覚えていない光一さん&剛さん、足元に貼ってある歌詞カードが頼みの綱。なのに、暗闇の中、立ったままでは、よ、読めない……!
 
曲が始まるやハッとした二人、ほとんど同じタイミングでズザッとステージにしゃがみ込み、床の歌詞を見ながら土下座みたいな姿勢のまま歌い出した、というのが、オープニングの扉の裏で起きていた大事件。
 
「『見上げた空が〜♪』って歌ってんのに見下げてるやん」「『心が胸で 迷子に〜♪』って俺が迷子や!」と歌いながら、自分にツッコむ二人。「歌割りもわからんやん。次どっち?剛くん??ってめっちゃ汗かいた!」と光一さん。「もっかい最初から歌おか⁉︎」と言うと、「今もうやり直したやん」と笑う剛さん。
 
コンサート前の新聞社さんの囲み取材で「“壮大な歌になった”って言ったのに、めっちゃちっちゃくなってる(剛)」、「硝子の少年の合間の挨拶で『皆さんとのStoryを今日始めましょう』とか、言うこと考えてたのに、全部忘れちゃった(光一)」と、愚痴る様子すら楽しそう。
 
「ここで言うことじゃないかもしれないけど、すっっっごく疲れましたっ!」と言い放つ剛さんに、光一さんも会場も爆笑。でも、「あれ(うずくまっている二人)撮影しててほしかったなー。何かの表紙にしたいやん」、「(うずくまるのが)おんなじタイミングやったなぁ」と、剛さんもこの事件が大変お気に入りの様子。

“ステージにうずくまったまま歌うキンキ”を再現

あまりに楽しかったのか、「どんな状況だったのか、ステージ上げてみようや」と、本気で再現し始める二人。スタッフさんが可動ステージをオープニングの位置まで上げてくれ、暗闇の中うずくまる二人にピンスポットが! ステージに這いつくばった姿勢にもかかわらず、響くのは美声。オーケストラの皆さんも合わせてくださって、最後、扉が開くときにキメ顔で立つところまで披露!
 
「言わへんかったら誰も気づかなかったかもしれんけど、(西の)血が騒ぐやん(光一)」「言わへんかったら、今日夜絶対後悔する(剛)」と、スマートを貫けず、笑いを取りにいってしまう自分たちを擁護するお二人(笑)。
 
しかも、剛さんによると、前日の公演後の反省会で光一さんが「ちょっとオープニング明るすぎるよね。なんとかならない?」と指摘して変更になった箇所だったらしく(腕を組んで光一さんの真似をしながらw)、光一さんは「あっはっは」と大笑い。演出として完全な暗闇を目指した結果、まさかのハプニング発生だったそうなんです。
 
「隣の人もおんなじ状況やし、扉が開いたら(ファンの)みんなもいるし、僕はもうひとりじゃないって思ったよね」と、歌詩になぞらえて話す剛さん。
 
その後どういう流れだったか、剛さんから「……なんも言えねぇ!」と、いつぞやの競泳・北島選手の名言が飛び出します。これには、光一さんが「古っっっ」とツッコミ。思わず剛さんも「そうやなぁ(笑)」と同意。光一さんが「今ので笑った人たちは大体の年代がバレますね(笑)」と重ねると、会場もふんわり苦笑いでした。

後輩たちには、ダメな見本⁉︎

そんなやりとりの後、「はーーーー面白かった!!!」と光一さん。心の底からの声すぎました。「常日頃、訓練してるんで、(体を)折り畳んでも歌えたなぁ(剛)」「なぁ。でも俺、硝子の少年のときもずっと引きずってたわ(光一)」とおしゃべりが続きます。「まだ始まったばかりなのに、今日はもう何が起きるかわかりません」「面白アクシデントがたくさんあるかも」と話す二人は本当に楽しそう。
 
ここで剛さんが「今日後輩が何人か見に来てくれてるんやけど、『今日楽しみにしてます!』(後輩くんぽい高い声で)ってくれたから、『まぁ見ててや😏』みたいな感じでメールしてん!」と報告。「こうなったらダメな見本やん」と光一さんも笑うしかない様子。
 
その後は、「二人で書いた詩なんだから覚えてろよって思うかもしれないけど」「自分で書いたからこそ、ここに至るまでに何度も変更していくから、えーで、どれになったんやっけ?ってなる」「書いた詩あるあるです」「上ハモ?下ハモ?どっち??とかもなるしな」と、なかなか共感できる人のいなそうな“あるある”で盛り上がっていました。
 
お二人はそんなふうに言いましたが、アクシデントが起きても観客に気づかせることなく対応できるのも、あえて自分たちから暴露して会場を笑いの渦に巻き込めるのも、25年の大ベテラン・キンキさんだからこそ✨ですよね。

KinKi Kids 堂本剛さん・堂本光一さん

暗闇、歌詞読めない事件を再現している時の二人。たしか、高さを確認しながら結構高いなぁ、みたいなお話をしていたところのはず。光一さんのロングコート、剛さんのショートジャケットの、デザイン違いの王子様衣装✨ 近くで見ると衣装の豪華さがよくわかりますね、生地の厚みに光沢感、刺繍の緻密さ! 紅白の衣装もゴージャス&ロマンチックで最高でした‼︎

12年ぶりに披露した伝説のシンメ曲

ここで一旦二人がステージからハケると、バンド&ダンサーさんの見せ場に。ストリングスの皆さんが黒いシルエットで抜かれたり、赤と青の光の中でダンサーさんのシルエットが浮かび上がる演出、カッコよかったです!
 
お着替えして出てきた二人。光一さんは、総スパンコールの黒ロングコートにサイドにゴールドのラインをあしらった細身のベロアパンツ。後々脱ぐとわかりますが、下には緻密な刺繍が施された黒ベストと、てろんとした光沢感のあるドット柄のシャツ。

剛さんは、レースやストライプなど、色も柄も素材も異なるものを組み合わせたウィンドブレーカーっぽいトップスに、オフホワイトのレースと黒スパンコールを組み合わせたゆるいパンツ。下はオーバーサイズのタイダイっぽいブルーグレー系グラデーションのTシャツに、ロンTを重ね着。パンツの黒い部分は光一さんの衣装と同素材のように見えました。とにかく衣装が凝ってる‼︎

6 欲望のレイン

イントロで、会場に静かなどよめきが起こったまさかの選曲! 調べてみたところ、この曲がコンサートで披露されるのは、「KinKi Kids 2010-2011 〜君も堂本FAMILY〜」以来のよう。再びの踊るKinKi Kidsは、激しく踊っているのに歌はうまいしダンスはかっこいいし特効は燃え上がるしで、最高でしかなかったです✨
 
欲望のレインは、ジャニーズの中では“シンメの代表曲”と呼ばれていて、好きなシンメ(グループの中で左右対称の位置で踊るペアのこと)に歌ってほしい曲としても有名らしいです。愛のかたまりは“社歌”と呼ばれていたり、キンキさんは名曲の宝庫だなと改めて。

7 Time

剛さんの「愛を受け止めることも〜♪」から始まるコンサートアレンジのTime 。バンド&ストリングスで聴くイントロは何度聴いてもカッコよすぎます。フューチャリスティックな衣装のダンサーさんたちが、二人の後方ステージから迫り上がってきて披露したダンスもハマってました。

8 lOve in the Φ

lOve in the Φでも、数フレーズアカペラで歌う箇所があるなど、“君と僕の声”が引き立つコンサート仕様のアレンジが随所に。暗闇の中、光一さん・剛さんがそれぞれ赤くライトアップされる演出に痺れました! サビのダンスでΦを描く動きに合わせて、会場のペンライトが揺れるシーンも。

事件再び! 光一さん、立ち位置を間違える

続くMC。「最初のアレを俺まだ引きずってるって、さっき再確認した」と光一さん。今度は、欲望のレインでステージ上のドアから出てきたときに、立ち位置を間違えてしまったそうで、慌てて移動する様子をコミカルに再現。
 
「すごいこっち来てたもんね」と剛さんが言うと、「そんな時でもつよしくんって顔に出ない! 全然動揺しないよね」と光一さん。「もしあと5秒とかのタイミングだったら『ちょちょちょ、あっちだよ』って言うけど、まだ時間もあったから戻るだろうなと思って」と説明する剛さん。「近くに来たときの光一の眼差しがあまりにも真剣だったから」とも(笑)。
 
「立て直そうとしてたのに、めっちゃ間違えた〜」という光一さんに、「いいですねぇ〜!!」と返す剛さん、とってもイイ顔をしてらっしゃいました(笑)!

コンサートの開始時間、早いのはイヤなんです!

話はコンサートの開始時間へ。東京公演は、18時/17時。お正月の大阪公演は、18時/16時のキンキさん。「大阪の最後、16時なんですよー」と剛さんが言うと、「え………うそ⁉︎」と驚いた様子の光一さん、「そんときだけ俺、外タレみたいになっていい?」と相談。「ほら、2時間くらいスタート遅れたりするやん」と続けると、「10分くらいならいいけど」と笑う剛さん。
 
そこで、会場にコンサートの開始時間はどっちがいいか尋ねてみるお二人。“早い方がいい”にそこそこ大きな拍手が起こると、剛さん、「終わったらごはん食べたりしたいってこと? でもそしたら、コンサートはごはん食べる前のついでってこと……⁇」と小芝居モードに。「僕たちは、ご飯も食べず……帰る頃にはケータリングもほとんどない、おべんと一つ持って帰って食べて寝る−−。それでもいいんですか⁉︎」訴える剛さん。そしてそれを見て笑う光一さん。
 
「まぁでもね、これだけ長く活動してるから、今日会場を見ても、年代も男女も本当に幅広い方たちが来てくださっていて。長く応援してくださっているファンの中には、家族のある人も多いですから」「早い方がうれしい人も多いよね。終わったらあそこよかったよねーとか言いたいしな」と優しいやりとりも。
 
「今日、だから俺、そもそも17時ってことを受け入れられてなかったのかもしれない」と光一さん。「マネージャーに最初入り時間確認したら『17時です』って言われて、たぶんオレ、“早いな”って思ったんだろうね。しばらく経って、『17時半だよね?』ってまた聞いて。『17時です』って(笑)」。「特別なことをするわけじゃないんだけど、感覚が狂うよね」と剛さん。最後は二人で「大阪2日目16時かーーー」と、なんだか落ち込んでいました(笑)。
 
「ここ、こんなに喋っちゃダメなとこ!」と焦り出す二人。「この後、冬の歌を歌うからね、ロマンチックな話をするところや(光一)」。「でもファーストコンサートを考えたら、内容はうっすいけどちゃんと話してますよね(剛)」「(森山)直太朗くんが言ってたけど、『キンキとの会話は生産性がない』って、その通りだよね(笑)。(光一)」と笑っていました。
 
ここで、最強寒波に見舞われ、不自由な暮らしを強いられている地方の方々を気遣う言葉も。普段雪が降らない地域にも大雪が降るなど、大変だったクリスマス。ドームに来られないファンの方々への想いもお話されていました。
 
曲前に、ジャケットを脱ぎ出す剛さん。それを見て「あぁここでジャケット脱ぐのね」と光一さん。脱いだ服を後ろに持っていこうとうろうろする剛さんに、「俺の穴に捨てなよー」と光一さんが勧めると、ステージ前方にある穴から下にジャケットを落とした剛さん。「おぉ、回収された」とつぶやいていました。

ロマンチックな調べとともにファンのそばへ

9 Harmony of December

MCではひたすら笑わせてくれるキンキさんですが、「僕ら曲になったら何にもなかった顔してロマンチックに歌うから」と宣言。確かにその後のHarmony of December、歌声が甘い♡ この曲の途中から、左右に分かれて一人ずつトロッコに乗り、ドームのアリーナ外周を回ります。

10 銀色 暗号

銀色 暗号も、剛さん作詩・光一さん作曲の合作曲。キーンと音がするほど冷たい冬の夜空と降り積もる雪が思い浮かぶ、切なく甘くきらめく名曲をピアノアレンジでお届け。

剛さんは全方位あらゆるところに大きくお手振り。ファンの皆さん一人ひとりに向かって手を振っていることが、見ているだけで伝わってきます。

光一さんはすっと立って客席を優しく見つめていることが多かったですが、スタンドの下の方に向かって手をかざしてちょっとはにかんだ瞬間があったのが記憶に残っています。

客席に手を振る堂本剛さん

トロッコに乗って大きく手を振る剛さん。ほとんど休むことなく全方向に向かって手を振っていたのと、とっても幸せそうに歌っていたのが印象的でした。ご本人は「歌いながら手を振るのって大変。こっち側で振ってたら、反対側すぎちゃったってなる」と話していましたが、そんなしんどさは微塵も感じさせない歌声。さすがでした👏

声援に指をかざして応える堂本光一さん

光一さんといえば(?)、この指かざしポーズ。ご本人曰く、「この指1本で5000人に届く」というミラクルファンサ✨ 「ここにいる一人ひとりに物語があって、この広い宇宙の中で同じ時を共に生きて、この1分1秒を一緒に過ごしているって改めてすごいこと」と語っていた光一さん。本当に優しい表情で客席を観ていました。

11 高純度ロマンス

記念すべき25周年を飾った第1弾シングルは、KinKi Kidsと縁の深い松本隆さんが作詩。ピアノ1台から始まって、少しずつストリングスなど音が増えていくアレンジが素敵で、マシコタツロウさんによるハートフルなメロディがより幸福感を増していました。夜空に窓と灯りが浮かんでいるようなステージの演出もムードに合っていて、うっとり。

KinKi Kidsの起源と永遠を歌う

12 KANZAI BOYA

ここで空気がガラリと一変、照明ビカビカ! 剛さん作詩・作曲、KANZAI BOYAのファンキーなステージが始まります。メインステージの両サイドに縦長の巨大なビジョンがあったのですが、踊る光一さんが膝上くらいまでちゃんと映っていることに感謝!超超超セクシーでした。
 
この曲といえば、曲終わりでジャニーさんコスプレにチェンジする光一さんですが、今日はなんと剛さんも隣で着替え始めます!Wジャニー‼︎ そのことを知らなかったのか、思わず隣の剛さんを見つめる光一さんの姿も!

13 KinKi Kids forever

そして今、この時、この場所で歌うKinKi Kids forever……! 永遠なんてないかもしれないと誰もが不安に思う時代に、foreverと歌ってくれるとは−−。

なのに歌っているのは二人のジャニーさんで、笑ったり涙が出そうになったり大忙し。剛ジャニーは、おそらくジャニーさんの歩き方を真似して、ステージをうろちょろしていました(笑)。

僕がジャニーだよ! どっちもジャニーだよ!

「誰⁉︎」「YOUこそ誰⁉︎」「僕は僕だよ!」「そうやってまた僕の真似して!」「ジャニーは世界に一人なんだよ」とひとしきり繰り広げた“本物のジャニー争い”は、剛ジャニーの「僕は僕なんだよぉ!」で光一ジャニーが吹き出して終わりました。会場も大爆笑。
 
「剛くんがジャニーさんをやるのは初ですね」と光一さんが話しかけると「ジャニーさんやると喉いわすな」と剛さん。「いつもと違うところ使うからね」と光一さんも笑っていました。世界で二人しか共感できなさそうなジャニーさんあるある(笑)。
 
トロッコで外周を回ったことに触れ、「より近くで感じていただけたのではないでしょうか」と光一さん。「僕が行くと青く、光一が行くと赤く、ペンライトが切り替わるのがKinKi Kidsですねって、昨日スタッフさんが言ってて」と、うれしそうに話す剛さん。外周ではまさにそのとおりの光景が広がっていて、本当に美しかったです✨
 
「頑なに変えないやつもいるけどなw」と光一さんがかますと、「いるなぁ!僕が来ても、“わたしは違います!“って、現場監督くらいの顔で見てるから〜(笑)」と剛さんが腕組みポーズで現場監督感を出しながら説明。「んっはっは」と大笑いしながら「(コンサートを)楽しめや!」と言う光一さんに、「でもお前への愛がそれだけ熱いのよ」と剛さんが返していたのも愛でしたね。

銀色 暗号の女の子は「めっちゃ可愛いやん」

続いては、銀色 暗号の話へ。「いい曲だよねぇ! 誰が作ったのかなぁ〜」ととぼける光一さん、可愛らしい。それには応えないいけずな剛さん、後ろの堂島孝平さん(シンガーソングライター。このツアーにはギタリストとして参加)に話を振ります。
 
優しい堂島さんが、「すっごくいい曲だよね‼︎」と褒めると、「今のはイエスマンや、大手企業に多いやつ」と笑かす剛さん。ところがここで、今回のセットリストに堂島さんの提供曲が一つ入っていないことが発覚。「うっそー!」と驚く光一さん。さらに切ないことに、「ちなみに夏もだよ!」と堂島さんが申告。
 
「だから、開場中に流れてる曲に堂島くんの曲が多めやったんかなぁって思ってた」と剛さん。「タノシミレッド、アレいい曲よね」「真逆だろ!」という漫才みたいなやりとりも(正解はカナシミブルー)。アン/ペアとか、Shinyとか、まだコンサートで聴けていない堂島さんの提供曲、いろいろあるんですけどね(涙)。また今度に期待しましょう!
 
ここで光一さん「キンキの悪いとこで、若い頃に出した曲、当時は素直に歌ってたけど、今改めて歌うとつい歌詞に目がいっちゃうんだよね」と、銀色 暗号の歌詩の話へ。ちなみに、歌詩をご存知ない方はぜひ調べてみていただきたいのですが、プロポーズを受けた女性の心情を綴った詩だとかつて剛さんが解説していました。
 
「Makeをしたアスファルトを 足で撫でた 答え探すふり fakeryなあたし 唇 噛む」が気になって仕方ない光一さん、フレーズを歌いながら、「どういうことなん?」と詩を書いた剛さんに尋ねます。最初は素直に答えない剛さん「おれ、ラッパー出身やからぁ。韻を踏みたくなるねん。奈良公園で鹿とラップしてきたから」とボケますが、光一さん完全スルー(笑)。
 
「足で撫でたって?どういう状況?」とさらに追求。これには剛さんも真面目に答えなきゃと思ったのか、「恥じらってんのよ。答えは決まってるのに、だからfakeryなのよ、決まってるんだから」「アスファルトはグレーとか黒とかでしょ、その上に白い雪が積もってるからメイクしてるってこと」と丁寧に説明。すると光一さんから「君、詩人だね!」と称賛の一言。
 
光一さんが、なんというかスピードスケートの選手みたいな動きで、アスファルトを足で撫でながら唇を噛む動きをコミカルにしてみせると、「そうやなくて(笑)」と剛さん自ら実演。いじらしくうつむきながら、足元に積もった雪を足で小さく払うような仕草をしてみせます。
 
そうしたら光一さん「めっちゃ可愛いやん」「めっちゃ可愛いやんそんな子」と褒める褒める。剛さんが「そんなん言って、どうする? 光一くんのファンが外出たらみんなこうやってアスファルト撫でてたら」と言うと、「怖いやん、やめろや(笑)」とひいてましたが(笑)。

64回目の東京ドームで全公演の総動員数1000万人突破!

「そもそもこんなふうに、歌詩を書いたり、曲を作ったり、アレンジするなんていうことも、『LOVE LOVE あいしてる』という番組がなかったら考えられなかったよね」「今年1年は、25周年ということで、久しぶりの方にたくさん会うことができましたが、(山下)達郎さんや(吉田)拓郎さんと素敵な機会をいただけましたね」というやりとりも。
 
ここで「そうだ、つよしくんポケットついた?」と尋ねる光一さんに、「つきましたー☆」と報告する剛さん(ジャーン!という効果音が聞こえてきそうでした)。これは前日24日のコンサートMCで、つよしさんの衣装のポケットが、実はポケットではなくただの切れ目だということが発覚。光一さんが面白がってそのスキマをのぞいて大笑いしたというエピソードがあったからのようです。

「見る?」と聞きながら剛さんがポケットを引っ張り出して見せると、光一さんは「えーーーつまんなーーーい!!!」と大声で不満を表明(笑)。衣装さんがつけてくれたのよと言う剛さんに、光一さんもなぜかポケットを引き出して見せてくれたのですが、どうも穴が空いていたよう(笑)。とにかくその後も「つまんなーい!!!」と不満たっぷりな光一さんでした。
 
「と言うわけで(笑)」と無理矢理なつなぎで、この日が64回目の東京ドーム公演であること、デビュー前からのコンサート・イベント含めた総動員数が1000万人を超えたというご報告が!✨ 「途方もないよね。デビュー前から応援してきてくださる方もたくさんいらっしゃって、本当にこんな我々によくついてきてくださったなと(光一)」「ありがとーう(剛)」。
 
「1000万人ってさぁ……計算しちゃったよね」と光一さん。1000万人×チケット代で総額を想像してみたようです(笑)。「……みんなの愛がここに詰まってる」と胸をおさえる仕草で笑わせる光一さんに、「(その沈黙)なんかアカンこと言いそうになってたやろ(笑)」と指摘する剛さんでした。

剛さんの安全地帯モノマネを何度もおねだり♡

そして改めて、ファンの皆さんに感謝の言葉を伝える二人。「コロナ禍で、以前はこんなふうに大勢の観客を前に歌唱することはないのかもしれないという絶望があった」と剛さん。「(ドームでのコンサートができる状況は)全く戻ってこないと思われていた時もあったもんね」と応じる光一さん。
 
こんなに早く、みんなの前で歌うという場面が戻ってきたのは皆さんのおかげだと何度も口にするお二人。今現在の、“隣の人と会話する程度&思わず出てしまう歓声はOK”というルールは曖昧でなかなかわかりにくいけれど、KinKi Kidsのファンは完璧に対応してくれていると大絶賛していました。
 
そこで、「でも肩ひじ張らないでね」と剛さん。気が張りつめてしまっては楽しむものも楽しめなくなってしまうからという心遣いだったと思うのですが、「肩ひじ張っちゃうと全盛期の安全地帯になっちゃうから」と続けたところ、「どういうこと?」と光一さん。
 
あの時代の肩パッドバリバリのスーツのイメージで、肩をいからせながら「泣かないで〜♪」と玉置さんのモノマネを始めた剛さんに、「あっひゃっひゃ」と大ウケの光一さん。ツボに入ったようで、この後何度も“安全地帯ツヨシ”をおねだり。
 
剛さんは、「昔、『堂本兄弟』に玉置さんがゲストで出てくださったときに、(T.M.Revolutionの)西川くんとずっと廊下でやっててん」と、かなり年季の入ったモノマネであることを教えてくれました。

KinKi Kidsのファンは「世界一よくできたファン」

コンサート中の声出しルールは人に寄る部分が多いというお話から「話し声も人によって違うじゃない?『そうですかー!(デカボイス)』って人もいるから」と剛さん。

いるよねーと剛さんに同意しつつ、その難しいルールの中でもマナーを守って参加してくれるファンの皆さんに向けて、光一さんから「昨日もお伝えしましたが、本当にキンキのファンは世界一よくできたファンだと思っています」と、とっても素敵な言葉が✨ 剛さんも「本当にそうじゃないかな」とにこにこ同意。
 
すごくいい話だったのに、またもや光一さん「そっから?そっから??」と“安全地帯ツヨシ”をリクエスト。剛さんが乗っかると、「はーもう最高!わろてんの俺だけ? なんで?めっちゃおもろいやん」と、なんだかもう涙出そうな勢いで笑っていました。
 
「なんせ面白いトークですからね」と剛さんがボケると、「ほんまに生産性ない」と自虐笑いの光一さん。コンサート後、お二人はいろいろなチェックのために音源を聴くそうで、「聴いててほんましょーもなっ!って。曲のとこだけ聞こうと思って、早送りするやん?止めるとまだしゃべってんのよ」と剛さんが話すと、「それあるー!」とうれしそうな光一さん。
 
「しかもまたさっきとおんなじことしゃべってるやん(剛)」「わかるわー(光一)」。「あるあるやなー、DVDとかの編集してる時も、『どうする、見る?』って言われるんだけど、『そこは任せる』ってなる」と光一さん。

「今日はド頭から珍事件発生だったから……収録とか入ってんのやっけ?」、暗闇事件が楽しくて仕方なかった様子の剛さんが尋ねると、「いや、資料では残るけど。今日のは売り出さないでほしいわ」と、やや苦い顔の光一さん。「ここにいる皆さんとの思い出にしましょう!……フーッ!ものは言いよう〜!」と笑ってました。

どこにも残らなかったら残念……と思っていましたが、翌日のワイドショーでばっちり放送されていましたね(笑)。

“安全地帯ツヨシ”が、暗闇歌詩見えない事件を超えた⁉︎

暗闇事件について、「おれはもう引きずってない」と言う剛さん。逆に光一さんは、「俺家帰っても引きずってると思う」。実は光一さん、次の日がミュージックフェアの収録。光一さんが演出を務める『ジャニーズワールド(1月1日から帝劇で開催中)』に出演するジャニーズJr.たちが番組に出るということで、そのサポートに行くそうで。

「50人くらいいるんだけどさ、ああしてこうしてって、偉そうにやるのがすごーーーく申し訳ない(笑)」とのこと。「いやでも、そこはしっかりやったってよー」と演出役の小芝居をしてくれる剛さん。「ステージってこういうことがあるわけやから」「いかに乗り切るかってことをね」と励まし合う二人。
 
「でも、上書きされそう」と光一さん。「肩ひじ張らないでね」の“安全地帯ツヨシ”が、暗闇事件を超えた⁉︎ ここで、再びツヨシさんが「泣かないで〜♪」をやってくださったのですが、やりすぎたのか「ほとんど(ビート)たけしさんになってるやん」と光一さんにツッコまれてました。

何度もやらせてはウケまくる光一さん、会場も大笑いだったのにイマイチ届いていないのか「わろてんの俺だけやん。なんで?」と再び観客に文句を言う始末(笑)。

モノマネのしすぎか、「MCで喉を使ってしまう」と剛さんがぼやくと「それはやばいよ!」とすぐさま止めに入るのに、「にしても、ドームクラスでモノマネするってなかなかですよね」と剛さんが笑うと、「やめてください(笑)」と流れで突っ込んで、「やらせといてごめんね」と謝る、一連の光一さんもなかなか面白かったです。
 
「これやったら光一笑うから、ついやっちゃう」と剛さん。観客にも、肩をいからせる安全地帯っぽいポーズを「せーのでやってみて!」とリクエスト。5万人がやってみたところ、「きもちわるー(笑)‼︎」と酷評する光一さん。理不尽でした(笑)!

コンサート後は、二人とも崎陽軒のお弁当

「冬らしいこと、クリスマスらしい話全然してへん!」と何度目かの軌道修正。「昨日の夜、コンサート後は、何かそれらしいことしましたか?」と光一さんが尋ねると、「崎陽軒(のお弁当)食べた」と剛さん。「同じ!私もです」と光一さん。KinKi Kidsの“きのう何食べた?”が判明しました。
 
「終わった後、ダメ出ししたやん。オープニング明るいとか(笑)。それからマッサージしてもらって、お風呂入ったら結構遅くなっちゃって。12時過ぎとかだったけど、お腹減ったしと思って崎陽軒食べました」と剛さん。「だいたい僕も同じです。あ、でも2個食いしました。あれ、1個じゃ足りなくない⁉︎」と胃腸が若い光一さん。

アクスタを連れて旅に出る=誘拐⁉︎

「あーでも、昨日家帰るのめっちゃ時間かかったわ。渋滞してて。車の中から外見てるとみんなめっちゃキャッキャしてるなぁ」と光一さん。剛さんは、先日ミュージックステーションに出演した際に、表参道を車で通り過ぎたそうなのですが、イルミネーションで賑わう街中で面白いものを見かけたそう。

「信号で待ってるときに、女の子が二人でキャッキャしててさぁ」と話し始めると、“友達に写真を撮ってもらおうとスマホを預けた途端にめっちゃキメ顔になる人”の小芝居を披露。これには、光一さんも会場も大爆笑!
 
すると、光一さんからも目撃情報が。「そういえば俺も、ドームの近くのカフェのとこで、剛くんと光一くんのうちわね、持ってる人たちがいて。ファンの方だったんだろうね」と、“うちわとパフェを背景にアクスタを並べて、いい写真を撮ろうと試行錯誤する人”を実演。「はよ飲めや!」とツッコんでました(笑)。
 
ここからキンキさんのアクスタに対する見解が明らかに。「アクスタっていうものは理解できない」と剛さん。「プラバンみたいなもんやろ?あの、トースターで焼くやつ」と光一さん。

「アクスタって、あれ、流行ってんのよね? みんな、旅行とかに持って行ったりしてるんでしょ(剛)」「勝手に連れてかれてんの?誘拐やん!(光一)」「こっちは旅行に行きたいなんて思ってないのに(剛)」「『南くんの恋人』状態や(光一)」「武田真治くん状態(剛)」と散々な言われようのアクスタ。「マイケルジョーダンのアクスタだったらって考えてみても、家に置いておくよね。ギリギリ家で飾る」と剛さん。
 
「あれは元気そうなやつがいいん?」と会場に尋ねる光一さん。「前にアクスタ用って撮影あった時に、よく知らずに撮られてるから、スポーツ飲料みたいなやつかなって思っててん(アクエリアス?)。『はい、OKです』って言われたやつが、“プラッチックになってる!”って」
 
さらに、「ふざけてるのがいいの? かっこいいのがいいの?」と会場アンケートを取ってみた光一さんですが、どちらにも大きな拍手が。「まぁお前らなんでもええんやろ」とイケボでおっしゃった後、「なんでも受け入れてくれてありがたいなって話です」とフォローしていました(笑)。
 
「では、次は冬らしい曲をね、歌いましょうか」と光一さん。ようやく(?)歌に行くかと思いきや、「次の曲は肩ひじ張らなくていいの?」と剛さんにフリます。もちろんそれに全力で応える剛さん、“安全地帯ツヨシ”再登場です。「あひゃひゃひゃ」と楽しそうな光一さん、「と、いうわけで!」と次の曲にそのまま行こうとすると、さすがに「どういうわけやねん」とツッコまれていました(笑)。

14 シンデレラ•クリスマス

KinKi Kidsのクリスマスソングといえばこちら。MCでいっぱい笑ったからか、二人ともにこにこ多め。声も甘くて、のびのび歌ってらしたのが印象に残っています。伝説のMVがKinKi KidsのYouTubeチャンネルに上がっているので、未視聴の方はぜひご覧になってみてください。

最後まで明かされなかった“阿吽の呼吸”の謎

「あいつらまだしゃべんのかよ!って思うかもしれませんが」と、笑いながら最後のMCがスタート。7月のイベントの時もそうだったけど…と、ステージに展示された歴代衣装についてのお話に。「皆さん、発見できました?雪だるまがあったこと」。気合いの白塗りで雪だるまになりきったキンキさんが思い出されます。
 
次の曲に行く前に、移動と衣装替えをする二人。光一さんは全面にラメと刺繍が施された華やかな赤いロングジャケットを、剛さんは、青系の異素材に金の刺繍が入った、クロップト丈のジャケット(サイドはロング丈のヒラヒラつき)をはおります。この時、光一さんがその衣装のたしか襟の辺りを見ながら「なんだこれ?」とつぶやきながら、ふはっと破顔したんですよね。
 
「あ、すみません。今、二人の阿吽の呼吸がここで生まれました(笑)。ほっといてください(笑)」と光一さん。そしてそのまま、何があったのかは教えてくれず。その様子を覗き込むように見ていた剛さんも、黙ったまま。あれは一体何だったんでしょうか⁉︎

次の曲は、まさかの「パンとバター」⁉︎

「この態勢になると、何を歌うかもうわかりますよね」と光一さん。薔薇と太陽は、光一さんがメインステージで踊り、一段上のステージで剛さんがギターをかき鳴らすという演出が定番。フラメンコふう衣装のダンサーさんたちも登場し、ステージがより華やかに。

「カッコよく紹介してくれたらカッコよく踊れますから」と剛さんに曲振りをお願いする光一さん。それを受けての剛さん、「それでは聴いてください、“パンとバター”」。「“と”しか合ってないから!この上ないコンビネーションだけど!」と大至急ツッコむ光一さん。
 
「違いました?」とすっとぼける剛さんに「また俺しか笑ってへんぞ」とにこにこ顔の光一さん。「ほら、行けちゃんと」と光一さんも正しい曲フリを促しますが、しばらくは剛さん劇場。

「マン“ト”ヒヒ(剛)」。「その“ト”の使い方違う(光一)」、「アン“ト”ニオ猪木(剛)」「もういいよ?(光一)」、「『とてもじゃないけど無理よー』“と”同僚は言った(剛)」「それ何?(光一)」、「なん“と”!19800円‼︎(剛)」「今のジャパネットっぽい(光一)」
 
「ちゃんとやってください!」と光一さん、最後の剛さんのボケは「それでは、聴いてください。ちゃん“と”して!」。しっかり大笑いした光一さん、「剛くん!みんなだんだん笑わなくなってる!(笑)」とダンサーさんたちを指しながら訴えます。

「このニッキさんみたいな空気好きなのよ」と笑う剛さんに、「俺も好きだけど」と光一さん(ニッキさんは少年隊の錦織さんのことかと思われます)。
 
「夜考えてから寝てるんよ」という剛さんに、マジで⁉︎という感じで大笑い、「オレは好きだけどさー!」と光一さん。「薔薇と…(剛)」「今ちゃんとって言った⁉︎(光一)」「いや今ちゃんと薔薇って言ったやん!(剛)」「もう行かないと!13分くらい経ってるから!(光一)」。ここまでやりきって、歌へ!

15 薔薇と太陽

踊る光一さんの華やかさ!剛さんの歌声の色っぽさ!特攻も上がり、会場のボルテージも急上昇! この曲は、THE YELLOW MONKEYの吉井和哉さんが書き下ろした、KinKi Kids20周年の記念シングル。

吉井さんならではの歌謡ムード漂う耽美な世界観が、光一さん・剛さんのもつ気品、哀愁と合わさり、見る人聴く人を惹きつけてやまない名曲に✨ 踊りまくりながら上ハモに行く光一さん、かっこいい〜!

16 Secret Code

剛さんの主演ドラマ『33分探偵』の主題歌だったSecret Code。アッパーでジャジーな曲調に合わせて、ラスベガスみたいな照明もカラフルに点滅、アガる〜‼︎

よく考えたらSecret Codeの編曲には堂島さんが入っていらっしゃいますね。曲中、バンドの皆さんをみながらHey!と盛り上げたり体を揺らしてリズムを取ったりと、楽しそうに歌っていた剛さんが、最後軽くジャンプして締め!

17 Kissからはじまるミステリー

18 愛されるより 愛したい

19 雨のMelody

Kissからはじまるミステリーは、剛さん主演ドラマ「金田一少年の事件簿」の主題歌。KinKi Kids幻のデビュー曲でもあります。吉田建さんのベース、堂島孝平さんのギターがクール!「君が欲・し・い♪」のところで、ピシッと指差すフリがまたかっこいい‼︎ 
 
愛されるより 愛したいは、光一さん・剛さんW主演ドラマ「ぼくらの勇気 未満都市」の主題歌。続く雨のMelodyも人気の高い曲ですが、どちらも二人で踊るのはとても久しぶりのはず。終盤に踊る曲を入れこんだセットリストからは、このコンサートにかける剛さんの強い想いが伝わってきます。光一さんのダンスもキレッキレでした✨

曲が終わると、二人がステージ左右に分かれ、リフターへ。ピアノにスポットライトが当たり、ストリングスの皆さんがビジョンに映し出されます。

🌈ペンライトが描く最高のフィナーレ🌈

20 Anniversary

20周年以来、KinKi Kidsにとってより特別になった曲の一つと言ってもいいかもしれない、Anniversary。光一さん剛さんそれぞれの直筆の歌詩が、リフターの後ろのビジョンに映し出されるエモーショナルな演出。

光一さんと剛さんの書く字は、すごく似ているというわけではないはずなのですが、並べるとどことなく似ているように感じられたのが驚きでした。
 
曲の最後には、二人からのメッセージが。
「いつの日も想っています 剛」
「素敵なクリスマスをありがとう 光一」

21 Amazing Love

最後はもちろんこの曲! 25周年を記念し、山下達郎さんが作曲、KinKi Kidsが二人で作詩をしたAmazing Loveです。ダンサーさんの動きに合わせて5万人がペンライトで虹を作る光景は、愛そのもの。剛さんの歌声の響きたるや!圧巻でした。どうしようもないくらい幸せで、でも少し切ない、こんなにもコンサートの最後にふさわしい曲ってありましたっけ?と思ってしまうほど、完璧なエンディング。

曲の終盤に行われた最後の挨拶。まずは、剛さんから。「皆さん素敵な時間をありがとうございました! 昨日は銀テープのおかげでみんなあんまり話を聞いてくれてなかったけど、今日は銀テープがとんでいないので、話を聞いてくれてありがとうございます!銀テープはこのあととびます!(笑)」。

「オープニングからいろんなことがあったクリスマスですけど、今日皆さんと過ごせたことが素晴らしい物語になるように、これから大事にしていきたいと思います!」と光一さん。

ステージの中央に配置された階段を二人で登り、最大級の「La La Love!」でフィナーレ🌈

KinKi Kidsの25周年はまだまだ終わらない!

コンサートって、こんなに笑ってこんなに感動できる体験なんだと改めて感じさせてくれた「KinKi Kids Concert 2022-2023  24451〜The Story of Us〜」。

初KinKi Kidsだった本誌編集長は「キンキさんは何をしてもエレガント」と絶賛、クリスマスの夜に撮影を頼んでしまった男性カメラマンからは、2000点を超える写真とともに「最高のクリスマスプレゼントでした!」というメッセージが届きました✨

さて、ツアーが終了したとはいえ、KinKi Kidsの25周年はまだまだ終わりません。1月18日には、コンサートのオープニングでも歌った「The Story of Us」が発売に!予約がまだの方は、ぜひお早めに。
 
そして、1月は番組出演も続きます!
1月4日 22:00-『TOKIOカケル 新春100分SP』
1月12日 22:00-『The Covers ウィンタースペシャル〜いま聴きたいラブソング〜』
1月20日 18:00-『ザ少年倶楽部プレミアム』
 
KinKi Kids公式YouTubeチャンネルでは、「YouTubeってこういうのだっけ?」と、思わず首を傾げたくなるほどハイクオリティなオリジナルライブの第2シーズンもスタート。毎週更新中の歴代シングルのMVは、見るたびに思い出を振り返りたくなること確実です。
 
取材メモを打ち起こしながらコンサートを振り返っていると、25年以上綴られてきたKinKi KidsのStoryが、光一さん剛さん二人の物語が、これから先も続いていくことを願わずにはいられません。

そして、またいつかBAILA&BAILAhommeに登場していただける日が来ますようにーーと願掛けをして、今回のレポートを終わりにしたいと思います。最後まで読んでくださった皆さま、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!

KinKi Kids


きんききっず●1997年7月21日、シングル「硝子の少年」、アルバム『A album』の同時発売で、ミリオンセラーのCDデビューを果たす。正統にして異端、強い絆で結ばれるジャニーズ事務所初のデュオ。シングルオリコン初登場1位は45作連続、ギネス記録も更新中。現在、「KinKi Kidsのブンブブーン」(フジテレビ系 土曜11時5分~)、ラジオ「KinKi Kids どんなもんヤ!」(文化放送 月曜24時5分~)がある。

新曲「The Story of Us」をチェック!
KinKi Kids 公式YouTubeチャンネルはこちらから

撮影/nae.

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