「体がキレイに見えること」を絶対条件にコーディネートを組むという、サトカナことスタイリスト佐藤佳菜子さん。ベーシックながら洒落感たっぷりで、しかも自然なメリハリを演出する着こなしは、どんな理論のもと生まれているのか? スタイルアップのための“戦略”を語ってもらいました。大切なのは、アイテムよりもバランスを重視すること。
近視は禁止。アイテム重視ではなくバランス重視。
“5m先から見た自分”を意識して。全身のシルエットや色みを調整することで体がキレイに見えるコーデはつくれます
ベーシックなワントーンコーデもシルエットと色の強弱でスタイルアップ
「『このブラウスの、このフリルが可愛い!』みたいに、近くばかりを見ている人が多い気がして。スタイルアップを目指すなら、そうやって近眼にならないことが大事。5m先からの自分を客観視して、バランスや全体の印象をジャッジして。たとえばコートがオーバーサイズならボトムはシュッとしたタイトスカートで調整。ワントーンでも濃淡をつけてまったり見えないように。一個一個がベーシックな色、形でも、引きで見たときにスタイルよく、洒落て見えれば正解です」(佐藤さん)。
ジャケット¥231000/ポステレガント ニット¥33000・スカート¥39600/カオス丸の内(カオス) ピアス¥129800/ソワリー バッグ¥79200/ショールーム セッション(へリュー) 靴¥38500/ツル バイ マリコ オイカワ
撮影/赤尾昌則〈whiteSTOUT〉 ヘア&メイク/川添カユミ〈ilumini.〉 スタイリスト/佐藤佳菜子 モデル/佐藤栞里 ※BAILA2024年2・3月合併号掲載