2024年夏のパリ五輪陸上女子・100mハードルで準決勝に進出。スタート前のさわやかな笑顔も話題になった田中佑美選手が、『@BAILA』に凱旋! 2度目の登場となる今回は、最旬ニットをまといファッションシュートに挑戦しました。ムードたっぷりの表情と、しなやかなポージングにも注目して。
キラキラ、襟つき、きれい色—今季大注目の3枚のニットを田中佑美選手が着こなす
ヘア&メイクに特化した前回の撮影とはガラリと雰囲気が変わり、今回は「トレンドニット」をメインにした3つのコーデを魅せる、全身を使ってのファッション撮影に臨んでくれた田中選手。「“寄り”ではなく“引き”の世界を素敵に見せられるよう、今日はSNSの動画を観てシミュレーションしてきました!」と、フィールド以外でもいつも全力。
陸上選手の田中さん、普段はほぼジャージを着用しているそう。とはいえおしゃれも大好きで、たまに出かける際はスカートスタイルが定番なのだとか。
「靴は基本的にスニーカー。そのため、洋服はちょっぴり甘いものを選んで、スポーティになりすぎないようにしています。ハードルが当たるひざ下はいつも傷だらけなので、それを隠してくれるロングスカートを選ぶことが多いですね。可愛い色のニットも好きで、この冬は韓国で買った赤ニットやピンクのショート丈カーディガンをよく着ています」。
今回着た3つのコーディネートは、どれも奥行きのある重ね着がポイント。トップアスリートならではのバランス感覚で着こなす、暖かみのあるニットレイヤードスタイルをお届けします!
1「キラキラニット」は華やかシーンにもピッタリ
今季はラメ糸を織り込んだシャイニーなニットが大豊作! メタリックのギラギラ感が苦手という人も、上品で柔和なニット素材なら、抵抗なく取り入れることができるはず。特にゴールドのキラキラニットは、ベージュの延長で着ることができて、普段使いにオススメ。もちろん、ボトムや小物合わせ次第で、人が集まる華やかなシーンでも活躍間違いなし。
着たのは「プルミエ アロンディスモン」のゴールドニット
ゆったりとした身幅×クルーネックがリラクシーで、カジュアル使いに最適。¥28600/プルミエ アロンディスモン
ゴールドのきらめきを足して定番の白スカートをホリデー仕様に
ニット¥28600・肩に巻いたカーディガン¥34100/プルミエ アロンディスモン 中に着たTシャツ¥9680/ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店(スローン) スカート¥38500/ケイエムディーファーム(エリテ) ピアス¥154000・ネックレス(短)¥35200・ネックレス(長)¥25300・リング¥330000/マリハ ブーツ¥49500/ピモンテ
クルーネックニットと同色・同素材のカーディガンを肩に巻き、今っぽいボリューム感を出したニットスタイル。トップスに重さがある分、襟ぐりの白Tとシアーな白スカートで抜けを出してバランス調整を。
田中佑美さん、キラキラニットのコーデを着てみてどうでしたか?
「今日着た中でもっとも自分のプライベートに近いコーディネート。着慣れていて、しっくりきますね。女の子なので、キラキラはやっぱり好き(笑)。身に着けるだけでテンションが上がります。同じ素材のニットカーデを重ねるだけで、こんなにおしゃれに見えるなんて新発見。これなら私にも真似できそうです」
2ちょっぴりレトロな「襟つきニット」
性別問わず流行しているのが、トラッド感のあるポロニット。一枚で着ず、インにTシャツやタートル、シャツを重ねて楽しむのが今年らしく見せるコツ。襟がある分きちんと感も高めなので、お仕事の場面でも役立ってくれる優秀アイテム。どんな色とも合わせやすいニュートラルなグレーは、特に着回しやすく重宝するカラー。
着たのは「バトナー」のポロリブニット
カシミヤ&フォックス混のぜいたくな肌ざわりにうっとり。細かな畔編みも表情豊かな一着。¥46200/バトナー
マニッシュなグレーニットに赤&ストライプで遊び心をトッピング
ニット¥46200/バトナー シャツ¥13200/ノーク タートルニット¥13200/LEEマルシェ(12closet) サスペンダー付きパンツ¥69300/インターリブ(サクラ) メガネ¥50600/モスコット トウキョウ(モスコット) ピアス¥12100(カラ・ユ)・バングル¥24200・リング¥7700(2点ともニナ・エ・ジュール)/ショールーム ロイト スニーカー¥19800/ニューバランスジャパンお客様相談室(ニューバランス) 靴下/スタイリスト私物
大きく開けた胸元から真っ赤なリブタートルとストライプシャツをのぞかせ、トラッドなニュアンスを堪能。色と柄が持つ着映え力が、スタイリングを印象的に見せてくれます。襟つきニットと同様のレトロ感を持つサスペンダーつきパンツの相性も抜群。
田中佑美さん、襟つきニットのコーデを着てみてどうでしたか?
「カットソーとワンピースとか、Tシャツにカーディガンくらいの重ね着はしますが、こんなに何枚も重ねるレイヤードは初めて。袖を通しながら、『もう一枚いくんですか⁉』と驚きました(笑)。私の中では意外と出番が少ないシャツも、こんな風に使えば真冬も着られるのはうれしい限り。さっそく手持ち服で試してみます!」
3「きれい色カーディガン」で着こなし鮮度を一気に上げる!
着るだけで気分が高揚するきれい色は、暗い色の服が多くなりがちな冬こそ積極的に取り入れたい。
面積が大きいオーバーサイズでも、カーディガンなら胸元がすっきりとしているため、気軽に取り入れることができるはず。目の覚めるような鮮やかなカラーは、同系色のアイテムを重ねてグラデーションを作ると、スタイリングになじみよく。
着たのは「デパリエ」のターコイズブルーカーデ
さわやかなターコイズブルーに黒いボタンがあしらわれたメリハリ配色。モヘヤとアルパカの毛を使ったふわふわ質感が心地いい。¥60500/デパリエ 伊勢丹新宿店(デパリエ)
いつものデニムを鮮やかニットと甘いフリルで大胆にテイストMIX
カーディガン¥60500/デパリエ 伊勢丹新宿店(デパリエ) デニムジャケット¥49500(ニードバイヘリテージ)・デニムパンツ¥35200(アッパーハイツ)/ゲストリスト ブラウス¥35200/プレインピープル青山(プレインピープル) ピアス¥31900・ボールチェーンブレスレット¥24200・チェーンブレスレット¥39600/マリハ 2連チョーカー¥30800(ピモンテ)・リング¥19800(オン ザ サニーサイド オブ ザ ストリート)・ブーツ¥47300(ファビオ ルスコーニ)/ピモンテ 黒ベルト¥16500/セムインターナショナル(オウレンティ) タンクトップ/スタイリスト私物
メンズライクに振り切りがちなデニムのセットアップを愛らしく、そしてスペシャルに生まれ変わらせてくれるのが、インに重ねたフリルブラウスと、上からはおったターコイズブルーのオーバーサイズカーデ。清楚なパールの効果も相まって、デニムコーデがぐっとよそ行き顔に進化します。
田中佑美さん、きれい色カーディガンのコーデを着てみてどうでしたか?
「カーディガンはよく着るアイテムのひとつですが、ニュアンスカラーのものが多く、ここまでパキッとした色に挑戦するのは初めて。Gジャンの上に重ねるというレベルの高い着こなしもとても新鮮でした。そして、今回の撮影でとても気に入ったのが、このクルクルと巻いたヘアスタイル。前髪まで動きをつけることで、これまでにない表情を引き出していただけたように思います!」。
おわりに
「陸上をきっかけとして、こういう撮影に呼んでいただけるのは、本当にうれしい」と語る田中選手。
目下の目標は、「大好きな宝塚歌劇団関連のお仕事をすること!」。競技に対しては常に冷静かつ現実的でありながら、いざフィールドを離れるとそんな風に茶目っ気たっぷりなところも、多くの人に愛される理由のひとつ。2025年も、陸上に限らず様々なジャンルで活躍する姿を期待したい。
BAILA本誌&web Sportivaのインタビューもぜひチェック!
BAILA2・3月合併号(2024年12月26日発売)では、田中佑美選手のスペシャルインタビューを掲載予定。また、スポーツメディア『web Sportiva』では2024年を振り返るインタビューを、テキストと動画で公開予定。ぜひどちらもあわせてチェックして!
撮影/小嶋洋平 ヘア&メイク/𠮷﨑沙世子〈io〉 スタイリスト/石上美津江 取材・文/栗田瑞穂
●お問い合わせ先
インターリブ 03-6416-1861
ケイエムディーファーム 03-5458-1791
ゲストリスト 03-5728-8788
ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店 054-266-7241
ショールーム ロイト 03-6859-8112
シンチ 03-5761-6348
セムインターナショナル 092-622-5221
デパリエ 伊勢丹新宿店 03-3351-0005
ニューバランスジャパンお客様相談室 0120-85-7120
ノーク 03-3669-5205
バトナー 03-6434-7007
ピモンテ contact@pimente.jp
プルミエ アロンディスモン 03-6861-0020
プレインピープル青山 03-6419-0978
ホワイトオフィス 03-5545-5164
マリハ 03-6459-2572
モスコット トウキョウ 03-6434-1070