定着しつつあるリモートワーク。人目を気にせず仕事に没頭していると、姿勢が悪くなったり表情が乏しくなったり……。オンライン会議前、モニターに映る自分の顔にギョッ! という経験がある人も多いのでは? そんな方のために、わずか3分で声も表情も明るくなる方法を教えてもらいました。
教えてくれたのは、アンチエイジングデザイナー・村木宏衣さん
女優やモデルが足繁く通うサロン「Amazing♡beauty」の代表。骨格や筋肉の歪みを瞬時に見抜き、独自のメソッドで本来あるべき姿へと導く、美ボディづくりのプロフェッショナル。チャーミングで小柄な容姿からは想像もつかないパワフルな施術で、海外のVIPやセレブリティの顧客も多く持つ。
オンライン会議前の3分で「美声」を取り戻す
「家にこもりきりで人と話す機会が減ると、声も出づらくなるもの。そんなときは、 “舌筋(ぜっきん)”をほぐして“舌骨(ぜっこつ)”の動きをスムーズにするエクササイズが効果的。舌筋は舌の付け根に位置する筋肉なので、首のコリをほぐすことで動きが格段にアップします」(村木さん)。
1:親指で胸鎖乳突筋肉(きょうさにゅうとつきん)をおさえながら、両手で首を挟む
鎖骨の中心にある胸鎖乳突筋のつけ根を親指でおさえ、残りの指を首の後ろに添える。上から押すと頸動脈を圧迫してしまうので、横から圧をかけて。
後ろから見たところ。親指以外の4本の指は、親指を固定するために首の後ろの骨に置く。
2:「いやいや」「うんうん」と、首を左右上下に振る
親指の位置を固定したら、首を「いやいや」と横に振り、これを5回繰り返す。次に、「うんうん」と縦に振り、5回繰り返す。これで1セット。
これが胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)!
頭を横に振ったときに、首筋に浮き出る太い筋肉が胸鎖乳突筋。鎖骨のつけ根から耳の後ろまで、下から上へ5カ所、1カ所につき2セットずつ、上記のマッサージを行う。
オンライン会議前、たったこれだけでよく通る美声に! ぜひ試してみてくださいね。
イラスト/きくちりえ 取材・文/野崎千衣子 企画/山岸成実<BAILA>