このストレス時代、30代に癒しとパワーを与えてくれた2021年上半期のベストコスメを発表! 今回は神崎恵さんのベスコスをご紹介。美人見えよりも「心地よさ」優先で選んだという3品はこちら!
神崎恵さんのベストコスメ考2021SS
「目で見ることのできる肌の変化以上に香りやテクスチャー、見えないものがくれる心地よさファーストになりました」(美容家・神崎恵さん)
近は、ベッドにあおむけになって目を閉じてスキンケアするのが習慣。情報量の多い視覚に頼らないことで、かえって感覚が研ぎ澄まされます。コスメも香りやテクスチャーなど、目に見えない「感じること」を大切に選ぶように。進化してより肌なじみがよくなったポーラ リンクルショット メディカル セラムは、目を閉じたままでも肌がふっくらなめらかに整うのがわかるお気に入り。メイクは、美人を目指すより自分を楽しむのが気分。頑張りすぎは疲れちゃうから、いい具合に肩の力が抜けた雰囲気をまといたい。今っぽいフレッシュなツヤが魅力のNARSのクッションファンデーションは、いい感じに力みが抜けた仕上がり。肌は面積が広いから、肌の力が抜けているとポイントメイクを強めにしても頑張りすぎに見えないんです。ポイントメイクは、清潔感を損なわない「大人の色遊び」をかなえるニュアンスカラーが目立ちました。SUQQU シグニチャー カラー アイズの06は、一見くすみが心配になる色ですが、塗ってみるとこの透明感のある絶妙なくすみ色のおかげで顔が一気に洒落るんです。こういう色をえいっと塗る度胸も、自分を楽しむメイクの醍醐味なんじゃないかな(神崎さん)
《スキンケア》目を閉じて感じるベッドサイドスキンケア
ストレスを感じやすい時代は、目で見えるものよりも、香りや肌に触れる感覚を大切に。「目を閉じながら塗って心地よいもの、肌の感触で実感できるものを選んでベッドサイドに置いています」(神崎さん)
大ヒットした医薬部外品のシワ改善美容液がさらに進化。目を閉じていてもわかるほど、なめらかさと潤いがアップ。リンクルショット メディカル セラム 〈医薬部外品〉20g ¥14850/ポーラ
《ベースメイク》顔の軽さは、気分の軽さ。メイクの抜きどころは、肌
「今の時代、顔の重さはベースをどれだけ軽くできるかにかかっていると思う。肩の力は抜けているけれど、肌をきれいに見せてくれる。そんないいさじ加減のファンデーションを選ぶのが大切」(神崎さん)
フレッシュなつけ心地で、内から発光するようなグローなツヤを与えながらスキントーンを整える。神崎さん定番のツヤ肌を、さらに今年っぽく軽やかに上書き。NARS ピュアラディアント プロテクション アクアティックグロー クッションファンデーション SPF50+・PA+++ ¥6600/ナーズ ジャパン
《ポイントメイク》大人を洒落させる透明感のあるくすみ色
「なんとも言えないニュアンスのあるグレーやベージュが豊富でした。一見くすみそうな色も、えいっと塗ってみると意外に透明感と清潔感があって顔が洒落る。大人こそくすみ色を味方につけてほしい」(神崎さん)
モードなカーキとヌーディブラウンで、いつものベーシックをアップデート。透明感をたたえた大人の顔を洒落させる4色をパレットに。シグニチャー カラー アイズ 06 ¥7700/SUQQU
美容家
神崎恵
美容家。ビューティはもちろん、ファッションやライフスタイルにわたって憧れを集める美先輩。自分の軸を持ちながら旬の風を取り入れるコツを、惜しみなくシェア。アラサー女子が愛用コスメを最も知りたいプロ。
撮影/山口恵史 スタイリスト/郡山雅代〈STASH〉 取材・原文/長田杏奈 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2021年7月号掲載