発売したばかりのFujikoの「麗しマスカラ」、皆さんはもう使いましたか? 小回りブラシのブルーブラック、ブラウン、レッドの3色と、パーリィなベースというツボをついた展開。絶妙な今っぽい発色、まつ毛パーマ直後のような繊細な仕上がり、落ちにくいのにお湯でスルッと取れる負担のなさ、と全方位的に100点、いや120点! その天才っぷりを美容エディター前野がレポート!
小さなボディで最高のパフォーマンス! これぞ、今のマスカラの理想型。
お財布に優しい買いやすい価格も魅力♡
Fujiko 麗しマスカラ (左から)ベース、01、02、03 各¥1,650/かならぼ
メイクのトレンドとともに、まつ毛の仕上がりも時代によって変化していきます。繊維マスカラで濃く太くボリューミィに見せていたのは、昔のお話。目元が“抜け感”重視へと変わったリップブームを経て、マスク時代の今はというと、先端に向かってスラッとした繊細で上品なプロポーションのまつ毛が気分。カラーマスカラも浸透し、アイシャドウの延長で日常的に楽しむ人も増える中、ブルーブラック、ニュアンスブラウン、ディープレッドという3色は、まとめ買いしたいほど!
色みによって発色や質感に差がある3色。うるみ瞳に導くベースも見逃せない!
例えば黒のマスカラでも、繊維を使っているのか、漆黒なのか、ツヤなのかによって仕上がりの印象は変わってきます。そういうちょっとした“差”に目を向けて、今の気分にジャストに応えてくれるのがFujikoのスゴイところ! 今回も、それぞれの色みによって発色具合や質感が絶妙に違っていて、どの色を誰が使っても今っぽい眼差しになるように設計されています。黒は青みを感じるブルーブラック。しっかりつけても目元に洗練された透け感を宿してくれます。茶色は、個人的に一番パールを感じる質感。定番のブラウンメイクに組み合わせると温度感が生まれるだけでなく、瞳の色まで茶色く映って“色素薄い系”の顔に。赤はブラウンの延長線上にあるブリック系の発色。うるっとじゅわっとした色気のある眼差しになります。さらにマスカラベースがこれまたスゴイ! ホワイトパール入りで重ねるマスカラの発色を邪魔せず、もし下まぶたに移ったとしてもむしろ涙袋がラメっていい感じになる!という優れもの。マスカラベースだけ「砲弾ブラシ」と名づけられた液含みのいいブラシを採用しているところも、サスガなのです。しかもオール“お湯オフ”&まつ毛に優しい美容成分配合!目元のくすみも気になる今。正直、私はもうお湯で落ちるタイプのマスカラにしか手が伸びない……というのが本音です。
小回りブラシが天才! 存在感を失っていた“悲しみまつ毛”もキャッチ。
そして改めて、この小回りブラシの素晴らしさにフォーカス! 最近ヘアメイクさんに取材すると、「黒目の上にだけマスカラを塗っています」とか「まつ毛の先端にだけ色を乗せています」とか、マスカラの塗り方が細分化していることを感じます。でも、従来のサイズのブラシだとその繊細な仕上がりの差を出すのがかなり難しいんです……特に不器用な私には。でもこの小回りブラシなら、それが簡単に叶っちゃう! ブラシを横にすると、狙ったところにダマにならずに密着。ブラシを縦にして根本から塗ると、驚くほどグイッと繊細に立ち上がります。まつ毛が程よい束感でまとまり、まつ毛同士が絡まることもないので、先端に向かって先細る美プロポーションのまつ毛が簡単に完成。ちなみにこの写真はビューラーなしでございます!
透けブルーブラックで、まつ毛を主役にしたきらめきアイ。
というわけで、早速3色のマスカラを使ってメイクしてみました。これは01のブルーブラックを上下にしっかり根本から塗って、まつ毛の存在感を主役にしています。アイシャドウはFujikoの「足しパレ」03を使用。左から2番目のラメを二重幅になじませたあと、1番左のグリッターを黒目の上に指先でポンポンと入れています。あえて色みの感じるアイシャドウは使わず、アイライナーも入れず、きらめきとまつ毛だけで仕上げたアイメイク。マスカラベースで上下ともに仕上げたあと、Fujikoのマスカラを横にして根本から塗ることで、まつ毛のキワが濃くなり、アイライン効果を生み出しています。このメイクは、パンツにシャツを羽織ったりと、意外とボーイッシュな格好の時に合わせたいな〜っと思いました。
温感ニュアンスブラウンで、今っぽいネオブラウンアイ。
こちらは02のニュアンスブラウンを使った、進化系のブラウンアイ。マスカラは上下に塗ったあと、黒目の上下にさらに重ね塗りして、目の縦幅を強調しています。アイシャドウはFujikoの「足しパレ」01を。右から2番目のオレンジを二重幅に入れたら、アイホールのくぼみに1番右のブラウンをふわっと入れます。下まぶたは再び2番目のオレンジを目頭から黒目の下までキワに入れて、ギュッと求心的に。まつ毛はマスカラベースを塗ったあと、ブラシを横にして上下ともさらっと全体的に塗り、さらにブラシを縦にして、黒目の上下にしっかり。ちなみに眉はFujikoの「美眉アレンジャー」02で少しキリッと。このブラウンアイならオフィスやコンサバなシーンにも行けるのでは?と思っております。
色気のディープレッドで、甘え上手なうるうるアイ。
03は個人的にブームな“ラベンダーミルクティー”トーンのメイクに合わせて。こちらは上まつ毛のみに塗り、下まぶたはマスカラベースのきらめきを生かしています。アイシャドウは「足しパレ」02をチョイス。1番左のくすみイエローでアイホールをトーンアップさせたあと、1番右のブラウンをふわっと二重幅に、左から2番目のピンクを上からしっかり重ねて“ラベンダーミルクティー”の色みに。下まぶたは左から2番目のピンクを黒目の下から目尻のキワにオン。パーリーな下まつ毛のマスカラベースと相まって、涙袋がジュワッと充血しているようなイメージを狙っております。上まつ毛はブラシを縦にして全方位的に広がるように。3つの中では1番デート向きかも♡
こんな感じで、ひとくちに“マスカラを塗る”といっても、色の選び方や塗り方で目の印象って本当に変わるな〜と改めて実感しました。そういう微差を楽しむことがメイクの上達に繋がるし、それが簡単にできるアイテムを手に入れることが旬の顔で居続けるコツなのかな、と思います。皆さんもFujikoの「麗しマスカラ」で、新たなマスカラメイクの楽しさを見つけてください〜!
●お問い合わせ先/ かならぼ
0120-91-3836 (平日10:00~17:00・土日祝日休み)
撮影・取材・文/前野さちこ