いつだって身近な存在でありながら、その甘さにどこか遠慮してしまいがちなピンクメイク。その解決策は、-2℃のさじ加減。大人の余裕が漂う“アイシーピンク”のアイシャドウを紹介。
穏やかで余裕のある目もとに【アイシーピンク】
バイオレットやグリーンなど冷たい輝きを秘めたピンクシャドウを軸に、限りなく血色感をレスするのが新鮮。大人の余裕さえ漂う、新・ピンクメイク。

アイシーピンクのアイシャドウ3選

モデル使用色
1バイオレットの輝きを抱えた低温ピンク。ザ アイシャドウ プリズム 102PR ¥2530/アディクション ビューティ(4/11限定発売)

2シックなピンクの中に、多彩なパールがのぞく。エレガンス ラズル アイカラー 71 ¥2310/エレガンス コスメティックス(4/18発売)

3ラベンダーニュアンスのまろやかトーンが魅力。カネボウ カラードシャドウ 06 ¥6050(セット価格)/カネボウインターナショナルDiv.

その他の使用アイテム

a グリーンパール配合。1の前にまぶたに仕込み、陰影を加えて。ヴァティック アイズS EX01 ¥2640/セルヴォーク(限定品)

b 極力低温の印象を保つため、グレーのアイライナーを使用。上まつげのキワに沿ってラインを引き、指でぼかして深みをプラス。ケイト レアフィットジェルペンシルN GY-4 ¥1210(編集部調べ)/カネボウ化粧品

c まつげもグレー系で統一し、上まつげのみにひと塗り。ブルーミングラッシュ フィルムカーラー 03 ¥3300/ジルスチュアート ビューティ(4/4発売)

d ヌードカラーを頰骨に沿ってシャープにのせて。テラコッタ ブラッシュ 00 ¥7590/ゲラン

e 唇もクリーミーなベージュでシックに。ルージュスターヴァイブラント EX11 ¥4620/カネボウインターナショナルDiv.(4/4限定発売)

f スキントーンな指先で冷たさを後押し。デュカート ネイルマイン 36 ¥495/シャンティ(4/24発売)
HOW TO
ラメと淡いピンクの組み合わせは、場合によっては目がはれぼったく&抜けて見えすぎてしまう場合も。事前にaのグレイッシュなシャドウを眉下まで広く淡くのせて影を仕込んだあとに、1をアイホールに重ねる。このときに二重幅は薄く、黒目上のみ多めに塗り重ねることで、立体感を加えて。
Tシャツ各¥19800/エイトン青山(エイトン) ベアトップ¥41800/ボウルズ(ハイク) イヤリング¥2420/サンポークリエイト(アネモネ)
-2℃ってどんなピンク?

ヘア&メイクアップアーティスト
中山友恵さん
「そもそもピンクは、透明感を底上げする頼れるカラー。さらに可愛げや温度感、華やかさも添えてくれる色なので、大人もぜひ活用してほしいです。ただ、甘さが強いとトゥーマッチな印象を与えてしまうのも事実。うまくつけこなすコツは、-2℃くらい“低温”な仕上がりを意識すること。色みは熱を帯びたピンクではなく白み、青み系やきらめきのあるカラーを選んだ上で、ほかのパーツにも血色感が控えめな色を使い、顔全体のバランスを考えることが大切です」
撮影/花盛友里(人)、三浦 晴(物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/鈴木美智恵 モデル/森絵梨佳 取材・原文/森山和子 ※BAILA2025年5月号掲載