美容家として注目を集める傍ら、アパレル・美容の会社の経営者としても活躍する“真理子さま”こと、経営者・美容研究家の大野真理子さん。美しさも価値観も常にアップデートを続ける秘訣とは?
おおの まりこ●1979年生まれ、二児の母。ファッションブランド「tocco closet」、「&.NOSTALGIA」を運営する株式会社PETTERS、自身のこだわりが詰まった健康食品を販売する株式会社サウルスを経営。趣味は皮膚管理。自身の美肌に加え、スキンケアや美容医療に関する豊富な知識から「皮膚の変態」という異名を持つ。
Instagram(@skinholictokyo)で毎週水曜日21時から行うインスタライブ「真理子会議」には美容以外にも恋愛・結婚・夫婦仲・仕事などの相談も寄せられ、多くの女性に寄り添う。
美容もビジネスも戦略が大事!
【基本方針】真理子さまの美容の考え方
何のためにメイクやスキンケアをするの? モチベーションは? まずは美しさを保ち続けるその理由についてひもときます。
美容とは楽しい趣味であり、仕事のための印象づくりである
「私にとっての美容の軸は二つあります。ひとつは推し活のような、大人になった今夢中になれる趣味の側面。私は、美容は自分が楽しいと思えて、気持ちが高まることしか行いません。そうすることで面倒だと思わずに続けられて、忙しい仕事の気分転換にもなるんです。そしてもうひとつの軸は、仕事を円滑に進めるための印象づくり。ビジネスの交渉ごとでは、初見3秒が勝負。“この人は仕事ができそう”“この人と仕事がしたい”と思ってもらうために、大切なのは、清潔感。それを育むための美容です。肌や髪、爪などの清潔感は信頼感につながり、自分が持つスキルや能力以外の部分で、“好印象”という、大きな加点ポイントになってくれるはず。そのためにも、日々のケアを大切にしています。」
撮影/峠 雄三 ヘア&メイク/小澤 桜〈MAKEUPBOX〉 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2024年11月号掲載