人工皮膚科学やサステナブルなどの旬ワードがビューティー界にも浸透中! 在宅ワークにぴったりなマシーン、めきめきと実力を上げているコスブランドなど、3人の美プロたちが気になるアイテムを教えてくれました。
ガッツ!スガコ (BAILA美容担当)
長田杏奈さん (美容ライター)
平 輝乃さん (ビューティエディター)
肌と心に効く、届く。コスメが持つポジティブなパワーを確信!
スガコ では、早速! 今期、花王や資生堂、コーセーなど大手メーカーがこぞって挑戦してきている、人工皮膚分野からいきましょうか?
長田 花王のエストは試したけど、本当にいい! 寝る前に、美容マシーンから出る糸を肌表面に吹きかけて極薄な皮膚みたいな膜を張る、刺激をシャットアウトするバリア層の代わりになってくれる。
平 湿潤環境にするんだよね。傷の治療と同じ発想。
長田 現代って、環境的にも生活的にもいろいろな刺激を受けまくってどんどんダメージを受けがち。私もそうだけど、そんなふうにバリア機能が壊れてゆらぎやすい人や乾燥が深刻な人の救世主になると思う。
<未来型美容賞>
花王 エスト バイオミメシス ヴェール ディフューザー
最先端の疑似皮膚美容に注目!
ヘア&メイク・中野明海:「一本の糸から疑似皮膚が形成させられるさまに驚き! つけて寝るとたるみを防いで、小顔効果も」。本体に同ヴェールポーション( 9 ㎖ ¥8000)をセットし、同ヴェールエフェクター(40g ¥12000)を塗ってから使用。¥50000
スガコ 美容の未来を感じるアイテムでしたよね。あと、資生堂 ナビジョンのニードルパッチもザ・最先端テクノロジー。
平 マジで効くから! スキンケアを肌深くに浸透させるって本当に難しい技術だけど、これは肌に溶けるヒアルロン酸の針を物理的に刺して届けるってことだから、画期的。
スガコ 痛がりの平さんでも大丈夫なら、怖くないですね(笑)。発想や実感の早さはまさに美容医療と化粧品の中間分野!
<最先端美容ケア賞>
資生堂 ナビジョン HA フィルパッチ B
美容医療級!ニードルシート
美容ライター・浦安真利子:「起きぬけから肌がピカピカ」。ヒアルロン酸を針状に固めたシート状美容液。2枚×3包入 ¥5800
長田 ヤーマンのメディリフトのネックも威力がすごくて。
平 PCなどうつむき作業の多い現代人は、首が弱点だもんね。
長田 一見どんなメカ⁉ってびっくりすると思うけど、さすがヤーマン。重たかった首まわりが確実にすっきりします。
<美容ギア賞>
ヤーマン メディリフト ネック
悩み多き首への救世主マシーン
美容ライター・中島彩:「EMSの振動でコリがほぐれ、一度で首のシワが目に見えて薄く」。同シートマスク 1枚入り ¥29000
スガコ 隠れたヒットが、エスティのリップセラム。
長田 保湿部門のベストを制する勢いで人気だったもんね!
<パーツケア賞>
エスティ ローダー ピュア カラー エンヴィ ナイトタイム リップ オイル セラム
保湿だけじゃなく修復力もすごい!
美容家・小林ひろ美:「寝ている間に唇を集中メンテナンス。使い続けるほどに縦ジワのないなめらかな唇に」。¥3600
平 今期はクリーンビューティも注目ワード。再生可能なガラスボトルをはじめ、本格的な取り組みが始まってる。
長田 その代表格がアスレティアですよね。香りのセンスが抜群で、ステイホーム中も、何曜日かわからなくなるような毎日にリズムを与えてくれた。
<注目ブランド賞>
athletia アスレティア コアバランス オイル
美容エディター・小川由紀子:「水と2層になったこの上なく軽やかなオイルは、ゴワついた肌をほぐすのに最適」。50㎖ ¥5500
スガコ メイクなら、オサジが光ってましたね!
長田 この黄色も気がきいてるよ〜。洒落顔が簡単。
オサジ ニュアンス アイシャドウ d06
美容ライター・森山和子:「ほかとは一線を画す渋みのある色出しで、塗るだけで大人の余裕を醸し出せます」。¥2000/日東電化工業
平 ブランド全体で力を感じたのはアンプリチュードじゃない? パウダーもチークもリップも人気だった。
長田 そうそう! 特にマスカラはパキッと主張しすぎないニュアンシーな色使いが今っぽくて。
平 RUMIKOさんってやっぱりすごいの。モードでもエレガントでも可愛さのエッセンスが絶対ある。
アンプリチュード エクストラボリューム カラーマスカラ 07
今の気分にぴったりなニュアンスマスカラ
ヘア&メイク・KUBOKI:「色が絶妙なうえ、カールキープ力も高く、いつものメイクにプラスして楽しんで」。¥4400
スガコ ベストコスメって、まさにアーティストのセンスやメーカーの研究開発力の極み。今も未来もずっと、美容の喜びを堪能し続けたいですね!
撮影/西原秀岳〈TENT〉 スタイリスト/山本瑶奈 取材・原文/中島 彩 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉 ※BAILA2020年8月号掲載
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