これから愛育病院での出産を検討している方、無痛分娩に不安がある方へ向けて、2024年と2025年の2回とも無痛分娩で出産した実体験をまとめました。
私のケースではありますが、実際に通ってみて感じたこと、メリット・注意点、費用面まで記しているので、今後検討されている方の参考になったら嬉しいです。
CONTENTS
1|愛育病院について
愛育病院は、都内でも人気の総合母子医療センター。
JR山手線 田町駅直結というアクセスの良さもそうですが、人気の理由が「365日24時間・無痛分娩の麻酔対応が可能」という点です。
急な陣痛や夜間の出産でも、体制が整っている安心感があります。
また、NICUも併設されている点も心強いですね。
![[愛育病院]無痛分娩レポ|2024&2025の2回出産実体験_1](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/a0/a0aea9ff-30c0-46b8-857d-be91d1caf127.jpg)
2|通院方法:第一子は愛育で終始。第二子は忙しすぎて土日は別のクリニックも併用
第一子は、家の近所ということもあり、愛育病院で初診から出産までお世話になりました。
ただ、第二子妊娠時は、既にフル勤務に戻っており、子育てと仕事の両立でキャパはパンク状態。
平日に通うのはあまりにも無謀と判断し、土日にも空いているクリニック(GINZA THIRD CLINIC)も併用。
土日診療は場所が変わるため、病院同士の連携が必要だったり、診療費が平日より高くなったりと、実際には少しハードルもありました。
それでも、主人と上の子の3人で予定を合わせて向かう週末の通院は、慌ただしさがなく、気持ちに余裕をもって過ごせる時間に。
家族で迎える出産に向けて、皆で楽しみに過ごすイベントにもなり、とても良い思い出になりました。
![[愛育病院]無痛分娩レポ|2024&2025の2回出産実体験_2](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/37/3767ff27-f1ec-4208-8f35-0caacaf27f84.jpg)
ちなみに...GINZA THIRD CLINICさんから愛育に検診を移る際、アルバムをいただけました!
第二子への初めてのプレゼントになり、あまりにも感動して涙。
3|愛育病院の無痛分娩は、第一子と第二子で全然違う
結論から言うと、第二子のほうが圧倒的に楽でした!
一度経験しているという安心感もありましたが、実際の進め方にも違いがありました。私の場合の大きなポイントは以下の3つです。
① 第二子は計画無痛分娩が可能(※母体・胎児の状態を見て医師と相談のうえ)
第一子のときは計画無痛の選択肢がなく、陣痛が本格化してから麻酔開始。
対して第二子は、36週の検診で出産日を医師と相談しながら決定(赤ちゃんの成長・母体の状態を必ずチェックした上で)。
希望日はあくまで相談ベースですが、「この週数なら何日のあたりが良さそう」と提案してくれ、最終的に自分の予定(お日柄、上の子の保育園など)も踏まえて決めました。
② 第二子は麻酔を入れるタイミングも早い?
第一子は、ぎりぎりまで麻酔を我慢しようという方針もあり、(他にも赤ちゃんの状態など理由があったかもしれませんが)結果的に、子宮口6cm開くまで麻酔を入れられず、とても痛かったです...。
第二子は、無理のない段階で早めに麻酔を入れていただけ、とにかく楽でした!精神的・身体的疲労度が桁違いでした。
③ 第二子は、産後の母乳指導・母子同室に関する方針がゆるやか
第一子のときは母乳ルーティンが厳密で、寝不足でメンタルが削られた記憶が…。
対して第二子は「無理なときは寝ても大丈夫」と言ってくれ、しんどい時は助産師さんが赤ちゃんを見てくれました。この差が、産後の精神状態を本当に変えます。
4|第二子・計画無痛分娩の一日の流れ
※個室は希望していたものの「出産した順の早い者勝ち」で、出産後の夕方にようやく確定しました。
7:00 朝食(ここ重要。これを逃すと当分水分だけになるので絶対食べたほうがいい)
8:00 入院手続き(書類渡すだけですぐ完了)
8:15 母体チェック/赤ちゃん状態確認
8:30 着替え、出産準備
9:00 促進剤開始
10:30 子宮口のチェック(これが1番痛い…)
11:00 麻酔開始
12:00 人工破水
16:00 出産(撮影・縫合・処置など)
17:50 個室が空いたと案内
18:00 病棟へ移動
19:00 夕食
24:00 助産師さんと歩いてお手洗い指導
25:00 就寝(第一子のときはここから寝られませんでしが、今回は寝かせてもらえて本当に助かりました…!)
ちなみに、私の場合は有難いことに第一子・第二子ともにかなり安産だったのですが、特に第二子はイキむことなく、爆笑した腹圧で産まれるというハッピーバースでした(笑)。
終始和やかにお産を進めてくださった先生、助産師の皆さんに感謝です。
5|入院生活について(良い点・注意点など)
・入院日数は原則5日(出産日=0日扱い)
→母子の容態によっては1日早められる可能性があります。
・食事は…口コミ通り、普通でしょうか。(笑)
→必要なら売店でふりかけ等を調達するのがお勧め!
![[愛育病院]無痛分娩レポ|2024&2025の2回出産実体験_3](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/aa/aa167e46-f6f4-4eeb-b2f1-69965af2011e.jpg)
とある日の食事
・個室でも音は響くので耳栓推奨
→赤ちゃんの泣き声、面会に来られた方の声、ワゴンの音など...結構響きます。私は今回持参し忘れたので、売店で購入しました。
・時間に余裕ができることもあるので、本やPCの持参がおすすめ
→希望すれば赤ちゃんを預かってくれるため、母体の休憩時間が確保でき、私は思いのほかゆっくり過ごす時間もありました。本や動画など、必要に応じて用意しておくと良いと思います。
![[愛育病院]無痛分娩レポ|2024&2025の2回出産実体験_4](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/92/927a486b-ddca-4e57-8ac6-eb0a9854580e.jpg)
私の場合は、読みたかった本や、産休中に取ると決めた資格試験の本を持ってきていたので、助かりました。
・面会時間は13〜20時
→原則、両親&自身の子どものみの面会(NICU/GCUは両親のみ24時間面会可)、マスク着用必須です。もし他の親族などの面会を希望する場合、事前に相談しておくと安心です。
・支払いは退院日にカード払いOK
→土日退院は後日請求書が届きます。その場合、カード支払いするなら来院が必要です。
・スタッフが多い分、情報伝達には注意が必要
→面会の予定や相談事項などをお伝えしても、人が多い環境だからこそ情報が行き届きにくい場合があります。気になることは、改めてこちらからお伝えするとより安心でした。
・ベビールーム・授乳室からの景色が綺麗で気分転換に
→病棟フロアには複数の共有スペースがあり、ちょっと動きたい時にも使えるのが良かったです。
・出産祝いあり
→お祝いとして、ミキハウスのベビーグッズをいただけました。
![[愛育病院]無痛分娩レポ|2024&2025の2回出産実体験_5](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/f8/f8bae69a-8bb1-430a-b5f4-547df68e5911.jpg)
6|出産費用(助成制度の変化や住んでいるエリアによって異なります)
◼️第一子(2024年)
・分娩費の自己負担:約35万円
※出産育児一時金50万円+港区助成31万円を差し引いた後
・通院・検査・夜間受診などを含む最終的な自己負担:約60万円超
◼️第二子(2025年)
・分娩費の自己負担:約65万円
※出産育児一時金50万円を差し引いた後
※今回は港区から引越したため区の助成なし
・通院・検査・週末の別クリニック通院などを含む最終的な自己負担:約100万円超
第一子は港区助成があったこと、第二子は引越しで区の助成がなく、さらに週末通院が必要だったことなど、生活状況によって負担は大きく変わりました。
最近は分娩費無償化の動きも発表されていますが、通院費などがかかる点も含め、今後どう変わっていくのか見守りたいところです。
![[愛育病院]無痛分娩レポ|2024&2025の2回出産実体験_6](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/ed/ed46d59f-9338-445f-a812-54239db99015.jpg)
7|産後ケアとメンタル面で感じたこと
第二子の出産は、計画無痛+ゆるやかな母乳/育児指導のおかげで、心身ともに余裕が桁違いでした。
第一子のときは、寝不足と疲れが重なり、自然に涙が止まらなくなったりして「精神バランスが崩れそう」という感覚を初めて経験。自分は平気だと思ってた分、戸惑いました。
産後鬱ってこうやって始まるのかもと思ったほど。
だからこそ、
まず母体がしっかり休むことは、赤ちゃんにも家族にも大きな意味がある
と今回あらためて実感しました。
退院後も、家族に頼れるところは頼りつつ、自分を労わる子育てを続けたいと思っています。
![[愛育病院]無痛分娩レポ|2024&2025の2回出産実体験_7](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/38/38fd4a54-43a5-472e-b221-2bce8571531c.jpg)
8|これから愛育病院で出産を検討している方へ
愛育病院は少し費用面では高めですが、「安心して出産したい」「無痛分娩を検討したい」方には相性の良い病院だと思います。
事前のバースプラン記入で伝えられることも多いので(夫の立ち会い、写真撮影、母乳 or ミルクの方針、まずは母体を休ませたい等)、遠慮せず希望をしっかり書き出しておくのがおすすめです。
今後、出産を検討されている方の参考になれば嬉しいです。























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